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一兆年の夜 第七十九話 天草は生贄として担ぎ出された(六)

 午後八時零分十六秒。
 最後の議論は一般生命と銀河連合との関連性に関する疑問。前の銀河連合の目的にて浮かび上がった関連性。食べる為に必要のない参謀型、百獣型、そして混合型等々……銀河連合は己を改めて造ってまで一般生命を喰らいにやって来る。まるでこちらに対抗するかのように。これについて激しい口喧嘩に成る事も。では会話を追ってみると次の通りと成る。
「まさか今までの銀河連合の多様性には俺達生命が深く関わっているというのかッチ?」
「それはない。そんなの僕たちは認めないでちゅ。それじゃあ最初に戦ちゅことを選択した先駆者たちのやちゅことはかえって銀河連合を強力にしたと言ってちゅような物じゃないか!」
「それでも銀河連合は確実に強く成り続けちゅ。その証拠に参謀型は建物を崩壊させる程高い所から落ちて来た。もう少しで俺達は生き埋めに成る所だったんだちゅ!」
「それにここに俺が居なかったら今頃は助かっていたのかどうかさえもわからないいいん!」
「結果論を言っても仕方内でちゅ。今は如何して銀河連合が俺達一般生命と関連すちゅのかについてだ」
「一般生命と銀河連合は互いに競い合うという事かッチ?」
「こうして話していちゅ間にも命が失われていちゅぞ!」
「でも誰も話し合わなかった事を話し合うんでちゅ。話し合わないで如何するでちゅか!」
「いや、既にその足の話はしてちゅだろちゅ」とネズ高は敢えて事実を述べつつも議論を続ける。「それでも再確認は必要でちゅ」
「命が失われるのは心が痛むううん。一体どれだけの生命が銀河連合に依って寿命も病にも迎える事もなく死んでしまったああんか!」
「その銀河連合が目的もわからない状態なのにどうして一般生命と競い合わせちゅように強くなちゅんだ?」
「それが俺達一般生命と奴ら銀河連合の関係性の謎を解明する足掛かりかも知れないちゅ。あいつらは俺達が戦いを覚え始めてから指揮官型と呼ばれる戦闘に長けた銀河連合を作り出した。奴には歴代の天同家でも渡り合える生命は少ないと言われる程に戦闘能力が高いでちゅ!
 それだけじゃなちゅ、指揮官型を作り出すと今度は指揮官型では心許ないかのように獅子型を基本として混合獅子型……つまり百獣型を作り上げた。それは素足でも様々な種族を組み合わせて作り上げたと言っても過言じゃない。あいつも又、大半の生命が挑んでも敵わない。さっき参謀型を倒したウメッ禽でも敵うかどうかわからないでちゅ!」
「済まないいいんが、百獣型は勘弁してええん」
「そりゃあそちゅだ。だが、だとちゅれば銀河連合は先駆者達が戦いを始めてから内心焦り出した……その可能性はないか?」
「どうしてあせちゅのでちゅか。あの銀河連合の身から出たあぶらみでちゅよ」
 身から出た錆だッチ、チュンニーナッテ--と言い間違いを糺すビーリ。
「まあ錆でも何でもいいでちゅ。兎に角、銀河連合は戦いを始めた俺達生命に対抗して唯食べるという行為から戦うという行為に軸を変えて来ちゅ!
 その上で誕生したのが空に起こる歪みと大規模な流れ星の予告ちゅ、それと銀河連合の目から出るあの銀色の輝き。銀色の輝きは過去に誘い、空の歪みを発生させ、それから銀色の輝きから又とない時期に大規模な流れ星が目的地に向けて一斉落下する。それを防ぐ足立ては今の所、ないでちゅ」
「望遠砲でも可能じゃなあああい。あんなのは余りにも高度から迎撃出来ないと可能でなああい」
「でも数千や数万の銀河連合が降ちゅんだぞ。どっちみちげい撃できないっちゅ」
「だからこそ後三百以上もの年にやって来ちゅほぼ全域もの流れ星には如何しても鬱に成ちゅ。今は俺達は墓の下だし、自然に還元されていちゅから良いちゅ。それでもそこで俺達の代わりに運命を背負わされちゅ子孫達には申し訳が立たないでちゅ」
「そんな暗い話題は止めようちゅ」
「だがちゅ、明るい事ばっかりだと逆に備えたく成るのが生命という者でちゅ!
 なので俺達は一般生命と銀河連合の関連性を深く知る必要があちゅ。でないと銀河連合を理解する事が出来ないでちゅ!」
「それでも理解できない物は理解できないちゅ」
「いや、一つ理解出来る物があちゅ」
 それは何でちゅか、先生--と尋ねるチュンニーナ。
「それは--」
 突然、何かが落下する音。それから直ぐに血飛沫が上がり、悲鳴へと様変わり。其処に立ち塞がるは--
「馬か鹿かちゅ……こんな相手に俺達は如何しろ、ちゅ!」

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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