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一兆年の夜 第七十八話 利休の闇を見て秀吉は手を下す(一)

 いけないいけない、最近は演劇も面白くてついつい遅れ遊ばせてしまったぜおう。オホホン、私は齢三十七にして十の月と六日目に成るルケラオス象族のマモリルルナス・アダルネスだぞう。何でもこの図体の大きさから考えられるのは生命は誰だってこう思うぜおう。軍者だとか、建設関係者だとかそうゆうのを想像するかも知れないぞう。けれども……その前にルケラオス県にある第三北地区で暮らす齢二十六にして三の月と六日目に成るルケラオス蜂族のビー・バビーデーイに突撃取材を敢行するぜおう。
「何ッテ、ああ最近のエピクロス島で起こった連続討伐事件の事ですッスか? うーんッテ、わかるとすれば事件の主要者が誰なのかですッスね?」
 --何でもお願いしますぞう、例えば人族や鬼族のように二足歩行であるだとか犬族以降の陸上種族みたいに四足歩行で行動しているだとかぜおう。
「そうそうッス、思い出したけどッテ。六の日の夜十の時の十八の分でしたッテ。そうそうッス、そこで螺子回し時計が止まって私みたいな種族じゃあ回すだけの力がない時に隣の部屋で鼾して寝る馬族のおっさんに頼んだのよット。そしたら下の方から悲鳴が聞こえたのよッツ。勿論ッス、鼾のおっさんは其れでも寝てたんだけどッテ」
 --そ、それは重大な証言ではないですかぜおう。一体何を目撃したのですぜおう?
「そうッス、私が覗いた時には下で二階の五号室に泊まる六影猿族のミチナカノゴンダロスケが自分の面積を覆うくらいの血の溜まり場を作って身動きしないのを発見したのよねッチ。勿論、悲鳴を上げたッス。そしたら私の階のおっさん以外の住者も出てきて更には二階、そして一階の住者達も一斉に出たよねッチ」
 --そ、それで主要者を目撃したのですかぞう?
「ゴンダロスケさんの動かない肉体を目撃したけどそれ以外はさっぱりだねえっス」
 --どうも有難う御座いましたぞう。
「いえいえ、こちらこそッス。あ、隣のおっさんにも聞いてみてよッチ。確か六号室で裏付けしてくれるだろうッチ」
 あ、序に私が何の事件を追ってるのかを聞かれるとこう答えますぞう。エピクロス島連続討伐事件ぜおう。襲撃されたのは七名だぞう。全員駆け付けた時にはもう手遅れだったぜおう。今回のは最初の事件である当時齢三十一にして二日目に成る六影猿族のミチナカノゴンダロスケ事件についてだぞう。彼は首に頸動脈ごと引き千切られた跡があり、ルケラオス中央病院に遺体として運ばれてゆく事にぜおう。鑑識の結果は主要者……つまり事件を引き起こした銀河連合は歯形からして犬型である事がわかったぞう。それ以上だとミチナカノ一族の小柄な体格と照らし合わせても首から僅かにした或は首から上が喰われてもおかしくないぜおう。だが、それがない以上はやや小柄でしかも正確に首の頸動脈だけを噛み千切る事が可能な犬族或は猫族のような体型の個体が関係すると判断したぞう。ンで鑑識の綿密な称号の結果は犬型と判明ぜおう。そうゆう事だぞう。という訳で隣のえっと齢三十四にして四日目に成るルケラオス馬族の梅沢ウメッ取に聞いてみる事にしたぞう。
「ふあああ、六の日より前の十の時の十八の分くらいにってえええい? ああ、皆が騒がしくしてたので飛び起きて隣の五号室の蜂雌に文句の一つや二つ言おうと思った時だったああい。突然、出入り口の反対側の窓から剥き出した……えっと銀河連合が俺を覗き込みおったあああい。余りにも恐怖を起こして扉を開けてそのまま飛び降りちまったああが。そしたら全治三の月にも成る前右足骨折だよおおう。鼾したのが神様の逆鱗に触れちまったのかあああい。もう訳わかんえええい」
 --その窓に映るのはどの銀河連合でしょうぜおう? 種類を教えてくださいぜおう。
「ああ、種類は……ああ、そうだああお。あいつは猿型だったぜええん」
 --え、それは本当なのですかぞう?
「あれを確かに記憶したんでええん。何か都合良くないいいいと?」
 --いえ、どうも有難う御座いましたぞう。
「あ、こちらこそおおおん」
 確かに歯形は犬型ぜおう。だが、ウメッ取が自室の窓で目撃したのは猿型だぞう? これは一体ぜおう……

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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