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一兆年の夜 第七十七話 赤松は何故足利に反旗を翻せたか(導)

 戻ると村長バッファ五郎は四足歩行式の倒立足立て伏せを既に二百五十七回も続けていたる。
「やっとおおえ戻ってきおったかいいいう。全くううあ最近の若い者は約束の三十の分より前にも戻れないのかえええい」
 --あのうる、約束の五の分より前までに戻るるのが常識であってる。僕は約束の十一の分より前と比較的早めでするよ。
「そんなあああう物じゃったかえ? 最近は物忘れが激しいからのううううえ。まあええいあわい。それよりも話の続きじゃああえ」
 --まだまだ十の分もありまするよ。
「そんなああうの関係ないわああえ。わしはあああうこんなに話がしたいというのに何という態度じゃああお」
 --わかりましたるが、その前に水を飲まれるて体を冷やしるた方が良いかと思いまするが。
「ハッハッハあああお、これは一本取られたわいいいう」
 はああ、これだから肉体労働者の生命は暑苦しくるて困るる。普段は健康の為にも適度な運動程度で良いるのに倒立足立て伏せといるう難度の高いる全身運動をやってのけるる生命は困ったる物だよる。さて、バッファ五郎さんは青銅缶風呂で一旦全身の汗を流しるて清潔なタオルで全身を拭いたる。しかも全部自分でやるんだから凄いよるな。特に温度調整の難しいる青銅缶風呂を一定の温度を蹄一回で感知しるてやってのけるる芸当は正に包丁鍛冶のそれを彷彿とさせる。
「じゃあああう、そろそろ始めるとしようかああい」
 --では七の日の目の第二戦目である葉型との戦いるはどう制しましたるか?
「あれええいはちと森の神々には大変罪深い事をしてしまったああう。何しろおおう、あれだけ小柄で当てるのが難い相手は存在しないいいいえ。しかもおおおう微生種族ならば仕方ないにしてもあいつらは落下する際に上手く風の当たる部位を操作するという武道家が学んで当然の事をやってのけるのじゃから高確率で斬り割き、下手すれば急所である大動脈を切断されて出血多量で死ぬ軍者まで居る程じゃなあああえ。そいつらあああえ相手に奇策の専門家を名乗るサル飛が行ったのは冷徹に成って一帯の森林を燃やす事じゃなええい。あいつうううんはこれを実行するにあたってわざわざ柊司令官に人族や猿族にしか出来ない土下座をしたなああう。そこまでええいの覚悟と意地と押しがあってそれは実行されたあああい。そしてええいこれはわしら分隊だけじゃなくて制圧隊全てが一丸と成って行われた。何にせよ、森林を焼くという罪深い事をしてまで歯型銀河連合の進行を止めるのじゃからなああえ。そしていいいえ拠点型の周りを守る森林は全て焼かれ、見事に葉型全てを焼き倒したああい」
 --これが噂に聞くる焦土作戦でするね。当時の資料に目を通したる事がありまする。菅原分隊長の心境は大変辛かったるのでしょうるね。
「簡単んんんえに言ってくれるな、若造うううあ。森林あああいを燃やすという事はそれだけに罪深いのじゃよおおう。森林んんんんがとは神々の魂を封じた自然の依り代なのじゃああう。焦土作戦んんんあとは本来はやってはいけないんじゃああよ」
 --ですよるね。ではそろそろ七の日の目の第三戦目であるる参謀型との戦いるについての詳細を宜しくるお願いしまする。
「有無ううううえ。参謀型は真正面からの戦いを好まない銀河連合じゃああう。わしらはそいつを相手にする事こそは葉型程苦労はしなかったのじゃああがな。それでも参謀型が立ちはだかるだけで何か疚しい事を考えてしまううううん。それくらいに奴の存在は大きいいいん。拠点型の周りを焼き尽くしても尚余りある参謀型の調子を狂わす音に奇怪な身体構造、そして意外にも戦法は何時だって防戦一方ううううあ。それだけにわしらはこいつの攻略に関して議論を戦わせてソウスランベと口論に成る程じゃああい。まあスズ義の渇が入り、何とかその場を収めて普通にあいつを倒してしまったあああう。じゃああああい今まで議論を格闘していたのは何じゃったのかってこの年に成ろうとも思い出すだけで参謀型には怒りしか湧かんわあああい」
 --確かに有りまするね。気に入った物語があって謎の正体が何なのかを心躍らるせながら読み進めたるけど結末が非常に呆気なくるて家庭までの心の踊りが全く意味なかったるのが拍子抜けしたというる。
「それえええいは質問かああい?」
 --いえ、感想でする。
「じゃったらああい、最初からそう述べろおおう」
 --申し訳ありませんる。では八の日の目に話をお願いしまする。
「待てええい、前も言ったが物事には順序がある。じゃから八の日の目に入る前に先ずは七の日の目での参謀型との戦いを終えた後の話を終わらせるぞおおう」
 --済みません、また話に焦っるて申し訳ありませんる。では参謀型との一戦が終わったる後の話をお願いしまする。
「有無うううあ。七の日の目までに制圧隊の数は当初の半分の七百五十三名まで減らしたああえ。やはりいいいら原因は葉型との戦いじゃったなああい。全くうううい細かい相手程苦戦する物はないのじゃああい。それえええいで身体検査を終えると拠点型表入り口前でわしらは仮設民家を建てて交代交代で見張りしておきながら八の日の目の朝六時を迎えたああえ。ここおおおうから先よりわしらの分隊にも死者が出たのじゃああい」
 --死者がる。それはまさか……いえ話を続けるて下さいる。
「良くうううあわかっておるなあ。物事には順序という物があるあああう。その前に八の日の目では四度の戦いがあった。一つ目ええあが入り口前で現れた最強の銀河連合である指揮官型との戦い。ここではまだ死者は出ないが、かなり命懸けであった事は伝えようううお。二つ目えええいが内部での様々な種類の銀河連合との戦い。まさかあんな事に成るとはのううううん。三つ目えええうが二体の百獣型と一体の医者型との持久戦。医者型の技術は幾ら何でも命を冒涜する行為に等しく、わしらは怒りに満ちたああな。最後おおうが夜も遅いのでわしらは拠点型から脱出する為の戦い。ここまでにわしらは二名も仲間を死なせてしまったあああい。これええいが八の日の目に於ける四つの戦いの簡単な説明じゃああい」
 --つまり二戦目の内のどれかに仲間の死を描いた話があるるといるう訳でするね。では順番にお願いしまする。
「先ずううんは少しだけ汗を流そうううん。それからあああう話を始めるうううい」
 突然、バッファ五郎さんは四足歩行式上体起こしを始めたる。しかも四十代前半であるるにも拘らずる、両後ろ足はちゃんと地面に根差しながらる高速で上体を起こしているる。しかも角度はちゃんと四十五度以上と隙が無るい。僅か五の分なのにもう千回程達成してるは早速二度目の青銅缶風呂に入りる、それから一の分も湯に浸かったる後はまだ風呂に入る気で薪を追加しるて火を起るこし、熱を入れ始めるる。それは沸騰する段階に到達するると火を消して用意しるた水を三倍分飲み干しるた。何という体力だよる。
「話いいにの続きじゃなああい。八の日の目ううういではどんな戦いが待ち受けておるのかじゃああい」

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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