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試作品 ドリーマーズアゲインよ、永遠に 手探りでお届けする駄作 (録り溜め分)

 どうも総務が蒟蒻クソババアで外務大臣があのいらん太郎ちゃんが就任した事を受けて改めてサイボーグに失望する自分darkvernuです。
 さて、久し振りに『ドリーマーズアゲインよ、永遠に』を執筆するね。

 文明は滅び、原子への回帰を始めた遥か未来の地球。草莽崛起の思想も革命の気高き思想も最早時代遅れの産物と成ってからはや千年が過ぎようとしていた。ジェンダーフリーも民主主義も資本主義も伝統主義も全ては骨董品へと落ちぶれて、人々は言葉さえ捨てようとしていた。
 発端は何なのか? 何故人間は原始に戻ろうと決めたのか? それさえ千年過ぎると誰にも分らない。記録さえ放棄し、更には掃除をする事も住居を大事にする事も忘れて一体何百年が経った? その証拠に今まで抑圧された草が人間の作った物質を食い荒らす。数千年以上破壊と再生を繰り返して築き上げた文明の象徴である建物を食い荒らしてはや数百年……最早誰にも植物が食い荒らした時期を知る者は居ない。
 そんな中で唯一人……人間文明最後の男がジャケットとデニム姿で平野を歩く。目的は何か? 男は原始時代に戻ろうとするこの地球の変わり果てた姿を見てどう思うのか? それが判明するのはある通行人に話し掛ける時にわかる。
「まるいたまみぎいひだりいみぎいひだりい。ながいふといながいふとい、だぶるとっきだぶるとっきはさみはさみ、どりどりぷれい」要するに太陽が昇ったり沈んだりを二回見る間は巨乳女性と戯れる夢を見ていたと通行人は言うだけ。「ふー?」
「俺か? 俺はカズマ・エターニティ……といっても理解出来ないな、この時代では」
「ふー? ふー?」通行人は言葉を理解出来ない。「ふーねーふー?」
「この場合は君の名前はそれ、と言ってるのか? そうだ、カズマ・エターニティが俺の名前だ」
 カズマと呼ばれる文明最後の男は会話が成立しない事を理解した。そして、また嘆く。彼は今回も駄目だと理解し、旅を続ける。
「どうしたんだろう、誰に聞けば俺は孤独じゃないのだろう?」
 カズマの目的は目的を見つける事……目覚める時、それしか浮かばない。
 カズマ・エターニティは最終戦争に備えて日本政府が独自に開発した冷凍睡眠装置『ドリーマーズ・アゲン』と呼ばれる物の実験体に志願。これによって彼は極秘裏に開発された特殊なシェルターにて数万年の眠りに就いた--全ては平和で争いのない世界というカズマとプロジェクトのリーダーにしてカズマの恋人『折笠睦海(おりがさ むつみ)』の願いと日本政府に依る国の威信を懸けて!
 本来は百年単位でコールドスリープを解く約束だった。ところが、引継ぎを担当した研究者達は記録更新に邁進。その結果、数千年単位にまで引き伸ばされる羽目に陥った。そんな狂った研究グループは時代を経ようとも依然変わりはしない。それが弊害を招いて当時志願者であった百五十七名の内、百四十九名は年月に耐え切れないまま死亡……その中には睦海さえ居た。
 そして、人間文明が崩壊する事に成った『ロストブレインシンドローム』によって更に冷凍睡眠の時間は引き伸ばされる羽目に。その結果、生き残った九名の内八名は死亡--奇蹟なのか、カズマだけが生き延びた。
 そう、カズマは文明社会最後の一人として機械の故障と共に冷凍睡眠を解かれた。目覚めて直ぐの発声は……「睦海は……そうか、旅に出たんだな」の一言。既に死別した事も知らずに。
 それから一年……冷凍睡眠時は十九歳だったカズマは現在、二十歳の青年として活動する。原子へ還ろうとする人間達に声を掛けて居場所を求める。目的を見付ける為の目的を原動力に。
「ながいふといだぶるとっきずがんずがんどばああ」要するに女と戯れる毎日の通行人に話し掛けるカズマ。「すきりすきり、どばあどばあ」
「だから俺が言いたいのは俺みたいに喋る奴はいるのかと聞いてる」
「ながいふといぷれいれす? おお、かわけんざいかわけんざい」
 下ネタを話すのは何も男だけじゃない。女もまた下ネタしか話せない程退化。
「次へ行こう、そしたらわかる」

 カズマは求めた。だが、誰に聞いても返って来るのは原始時代のボディランゲージと獲物を狩る事さえ忘れる故に他にやる事がない下ネタ話。だが、一年間通行人へ尋ねる努力が実る時が来た……「ふうふうぷれいぷれいあなざーあなざー」
「何?」カズマにとってこの通行人だけは他と違う事に着目。「それは男かそれとも女か?」
「ながいふといれすながいふといれす。ながいふといゆーおなおな」
「女なのか! そいつは何処に?」
 その通行人の言葉を頑張って翻訳したカズマは太陽が昇る時に見える丸いドーム……かつて東京クタラギワイルドアームズの本拠地であるザラッドドームその物だった--数万年経ようとも無事なドームを見て思わず涙を流すカズマ。
 その中に入ると一人の女性が素振りをしていた。しかもクタラギワイルドアームズ結成当時のユニフォーム姿で。
「あいつは……知らないな」
「あら、誰かしら?」言葉は日本語だが、カズマはそれを理解。「日本人としては瞳が少し違うような?」
「君は誰だ?」
「言葉を……じゃあ私と同じく文明最後の一人なの?」
「ああ、そうだ。俺はカズマ・エターニティさ」
「私は夢叶昨夜(ゆめかのう さくや)……今も生きるヴァイオレンス」
「ヴァイオレンス?」カズマは思い出せない。「何だ、それは?」
「吸血鬼なのよ、意味は」
「でもここは太陽を浴び続けるぞ」
「大丈夫。私はヴァイオレンスの女王として太陽が浴びようとも焼け死ぬ様に出来てないの」
「そうか……思い出した」とある記憶を取り出すカズマ。「古事記及び日本書紀の裏側に伝わる吸血一族の事か」
「ええ、その結果……私以外はみんな滅んだ。まあそれに怒りを覚える時期はもう長過ぎて風化したわ」
「どうして素振りなんかした?」
「田淵と約束したんだ、最終戦争前にね」
「誰だ、野球選手か?」
「メジャーリーガーよ、彼」
 田淵仙一は決して好いては成らない男。でも昨夜は田淵のファンで何時か彼の球を打ちたいと願っていた。それをカズマに告白。それを聞いて彼は喜びの表情を見せる。
「嬉しいの?」
「ああ、人間じゃないのに人間と話が出来て嬉しいんだ」
「まあ文明最後の一人は間違いじゃない」
「じゃあ教えてくれよ、夢叶さん」
「何を?」
「壮大な話に成るわ。それに『ロストブレインシンドローム』を詳しく教えるにはその発端に成った冷凍睡眠装置『ドリーマーズ・アゲン』の真実を話す必要があるわ」
「『ロストブレインシンドローム』?」カズマは去年冷凍睡眠から目覚めたばかりだった。「『ドリーマーズ・アゲン』で俺は数百年後の世界に辿り着いた筈じゃないのか!」
「数百年……いいえ」昨夜は残酷に告げる。「数万年余、もう数えるのも面倒な程時が流れたわ」
「数万年? 馬鹿な事があるか。睦海の試算によるとあれは数百年しか保たない筈だったのに!」
「睦海……もしかして『折笠睦海』の事?」
「知ってるのか、夢叶さん!」
「ええ、知ってるわ。彼女はもうこの時代に居ないわ」
「会えないと言いたいのか!」
「それについては田淵と会わないと無理……でも何所の時間帯に居るのか私にはわからない」
「睦海が会えないとわかれば尚更それを問うのは無駄だろう」とカズマは睦海の生存を希望しながら話を戻す。「『ロストブレインシンドローム』と『ドリーマーズ・アゲン』はどう関係する、夢叶さん!」
「良いわ、但し聞いた後に絶望を起こさないで……エターニティ」
 夢叶昨夜から聞かされる『ドリーマーズ・アゲン』の真実……それはカズマにとって信じ難い話の数々だった!


 という訳で第一期後書き集にあった物をコピペして更には少し書き直したものをお届けしました。少々、卑怯なやり方ではあるぞ。だが、これを示さない事には話は分からないからな。だから憲法改正理論に基づいて書き直さずにコピペした所に少しだけ手を加えるという手法を採ったまでさ。というかそろそろ憲法改正しようぜ。幾ら何でも九条だの何だのは邪魔だしな……但し、快晴といっても占領憲法に直接手を加えるのではなく、一旦無効化して大日本帝国憲法をベースにして日本国憲法の良い所を採って来ては更に不備のある個所に条文を加えるなどしたヘーゲル的なやり方でやるのが一番……あ、憲法改正の話じゃなかったよ、テヘッ!

 それじゃあ録り溜め分はここまで。次から新たに書き起こすぞ、待ってな!

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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