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一兆年の夜 第七十六話 道真は藤原氏に復讐する(新)

『--船での話から始める。船の名前はザリオ十世。動力は石なのか炭なのかわからない
代物。それを説明するの忘れたので敢えて説明しよう。テオディダクトス大陸以前から
その良くわからない鉱石は発見され続けた。しかも燃やせば莫大な煙が出る事も
知っていた。それが莫大な火を噴き出す事も知っていた。だが、動力に成るまでの道程
はやはり遠い。何しろ、誰も石炭を燃やした際の蒸気を活用するなんて方法は思い付き
もしないからな。それが思い付いたのが今から新天神武の最高官が第一次蘇我シシ蔵
内閣の時だな。まあ詳しい話は誰かに聞け。
 その鉱石を燃やして黒煙を放出すると共にザリオ十世は海を泳ぐ。しかもその黒煙は
「近付くな、嗅ぐな」というお達しがある。何よりも健康に宜しくない臭いを発して
おり、取り扱いが大変だって。だからこそそれを扱う田猿の健康を俺達は気に成って
仕方ないんだよ。だって機関部回りなどはあいつが整備を担当する。誰もが「あいつは
長生き出来ない」と悲しそうに言ってるもんな。本者の気も知らずにな。結局は死んで
しまうんだけどな。

 そんな黒煙を噴き出して心配じゃないかって俺はホーシーズとキッ造と話し合ったな。
勿論、一の分もしない内にホーシーズと喧嘩に成ったけど。それを止めようとするのが
何時もムードメイカーのキッ造だから情けない。因みに俺を含めてこの三名は何をしてた
のかを説明すると船周りの見張りをするんだ。銀河連合はこれまでにも俺達生命を襲う
からな。奴等の良く無い知恵の回し方は流れ星の頃から俺達生命を苦しめて来た。
だからこそ俺達はやられっぱなしを避ける為にするんだよ。これもその為に最善策の
一つ。感謝するとしたら海の監視はし力向上につながったとここに書いても過言
じゃない。

 船は朝早くに出発して僅か八の日の後の真夜中に新大陸に到達。ま、新大陸っつっ
ても大陸藤原の最奥だけど。
それまでに銀河連合は来なかったのかと尋ねられたらこう
答える。度々来ては襲う寸前で去ってゆく。これが例の挑発行為か。アリゲッダール曰く
あれは俺達を確実に喰らう為の布石だって言ってたが、聞き流した事を後で悔いた俺
 兎に角、新大陸に到達した俺達。早速だが、探索を開始、点呼に入る。員数を確認する
のも務め。少しでも数が少ないと既に銀河連合が事を起こす事に繋がる。起こした
証拠。点呼が終わって休もうとする俺達。ところが遠征軍一強い雌であるマモパオは
早速、とある提案。それが「船にある全ての荷を下ろす様に」ってさ。其れに異議を
唱えるのは田猿だが、マモパオの巧みな説明を聞いて二十五の秒座って悩んだそうな。
最終的には受け入れた。
 マモパオの提案とそれを受け入れたアリゲッダールに依る指揮で始まった作業。本来
は寝たいのにお日様が腕を出す高さまで昇るまでに作業を終わらせろっていう無茶振り
のせいでどれだけ海に落っこちそうに成ったか考えるだけでも恐ろしい話だ。でもそんな
無茶をするお陰で俺達は船が沈められる前に全ての荷を下ろす事に成功した。しかも最後
の荷を下ろし終えた直後なのだからな。心臓が止まるかと思った。因みに全員無事だ。
 船を沈める銀河連合。要するに今までの挑発行為は全てこの為にあったんだな。
マモパオの先見の明は凄いと改めて思ったな。あの雌が居なかったら俺達は激戦の他
に激しい飢えにも襲われていただろう。彼女には感謝してもしきれない気持ちで一杯
に成る。
 それじゃあこの後は如何成るか? 勿論、交代々々で一日を過ごした。それから大陸に
降り立って三日目に探索を開始。さあ、ここからが俺達の冒険譚の始まりなのさ。先ずは
やはり--』

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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