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一兆年の夜 第七十六話 道真は藤原氏に復讐する(開)

『--俺達とは十五名で構成される。先ず、当時二十歳だった俺ラヴァン。ギヌス鋭棒と
いうテオディダクトス大陸のロンギヌ地方にあるロンギヌ山で採れるロンギヌ鉱石で
作られた石矛。その鋭さはアルマジロ型の甲羅を貫通する程。包丁にしたらどれだけの
切れ味を獲得するかわからない。しかもロンギヌ功績で作られたのは何も鋭棒だけ
じゃない。望遠刀はロンギヌ絃を使った独自の代物に。その飛距離は従来の望遠刀を
遥かに凌ぐ。だが、悲しいかな? 望遠砲の開発が優先され、ロンギヌ絃の望遠刀の
大量生産は実現しない。事実、俺達が乗った船には望遠砲が十五台も載せられ、砲弾
の数は千五百。望遠刀は僅か十。物部刃に至ってはたったの百本。最早望遠刀の時代は
終わりつつある。木材資源を使う事は自然にとって良くないとの風潮があるが、砲弾を
使う為に使用される木材資源も忘れない事。近年では、おっと話が脱線し過ぎたな。
 俺の紹介の為にわざわざ武器の紹介まで兼ねていたら何時まで経とうとも仲間達の紹介
が遅れる。先ずは当時二十八歳の最年長であるギヌス象族のマモレパオ・アダラシナ
(以下マモパオ)。彼女は自身の身体能力を信じて一切の武器を使わない。無論、
身体能力故に技すら身に付けようとしない力押しの女性。最年長でありながらも仲間内
では最も強い雌。只身体能力だけの象ではない。学問も身に付け、戦う際をそれを活かす
という頭脳明晰さも併せ持つ。その為、信頼が篤い。
 三名目は最年少の十九歳であるギヌス蜂族のビー・アビービ。マモパオを師と仰ぐ
少年。常に小技師で、自身が最も身体能力が低い事を利用して俺達には出来ない任務
を任される事が多い。その体躯を生かした情報収集でどれだけ助けられたかわからない。
 四名目は二十二歳でギヌス鷲族の鷲塚ワシ麻呂。ビーやこの後紹介するコウマットと
並ぶ偵察要員。少々一名で居る事が多い一羽鷲で気難しい。実際俺はワシ麻呂と殆ど
会話した事がない。だが、空からの偵察は正確でビーやコウマットと並んでどれだけ
助けられたかわからないな。
 五名目は俺と同じ年でギヌス馬族のホーシーズ・ベルセルーズ。よくこいつとは喧嘩
したな。何しろ、俺が単細胞ならこいつは理屈倒れ。何時だって会話が噛み合う気が
しない。でも戦いではどれだけ助けられたか。主に奴の背中に乗って何度も先陣を
切ったな。まあ戦いが終わると口論の始まりだが。因みに単独でも俺とタメを張る実力者
さ。
 六名目はムードメイカーで同じ年のギヌス雉族の木梨キッ造。実力こそ下から数える方
が早いが、こいつが居るだけで和む。故に彼が居なく成った時の空気の重さと言ったら
だからこいつが居ないとどれだけ俺達が纏まらないかわからないぞ。
 七名目は二十四歳で問題児のギヌス闘牛族の孫バッファ草。実力はマモパオに引けを
取らないが、奴は要らん事をする為にどれだけ俺達が迷惑が掛かったかわからない。
おまけに酒に酔うと手足羽が付けられない。但し、嵌れば奴程頼り甲斐のある生命は
居ない。
 八名目は指揮官である二十七歳でギヌス鰐族のアリゲッダール・アリゲラーダ。少々
カマ口調な雄。カマ口調を除けば纏め役として俺達に的確な指示を送る素晴らしい
指揮官。総カマ口調と雄漁りさえなければ。
 九名目以降は次の頁で紹介する』

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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