FC2ブログ

試作品 賭博抹殺法

 如何もdarkvernuで御座います。
 さあ、パチンコパチスロの終焉を願ってレッツラゴー!

 もしもこの世の全てのギャンブルが抹殺対象に指定されたら如何成るかな? 今の僕はサングラスを掛け、身分も全て捨てて右手の中にサイコロ二つを転がせる。寂しい賭博者として、最後の賭博者として故郷のH市に降り立つ。僕は既に六十代後半。既に口から血の液体を吐き出し、余命幾許もない。だからこそ最後に僕は故郷にあるボロ家に訪れる。もう既に人の気配はなく、家の中にある物は全て撤去された後。其処に僕は足を運ぶ。ああ、懐かしい匂いがする。僕は、僕は--








 話は四十年以上前に遡る……競馬、競輪、競艇が全盛期を過ぎた頃かな? 昨日誕生した法律に従い、日本国憲法も大幅改正された。その意味する所を知らない僕。政治に全く興味がない僕は相も変わらず競馬通いの毎日を送る。ギャンブルの毎日を送る。
 さて、ここからは会話文も混じらせながら話を進めてゆこう。僕は毎日毎日予想を大きく外して損をする毎日。そこでは友人の島波(しまなみ)と一緒に愚痴を言い合ってたな。
「あーあ、又外した。僕って競馬向いてないんかな?」
「まあまあ、明日は当たるさ。だから気を落とすな、高ちゃん」
「お前も一万損したんじゃねえか?」
「言うな。当てて美穂ちゃんにプレゼントしたかったぜ」
「何をプレゼントしようと思った?」
「それは秘密だ」
 僕達はギャンブル仲間で三年前にパチンコ法改正で去年一部を除いて町から姿を消したパチンコパチスロに通う仲間でもある。暇さえあれば有り金全部使って新台に座るなり打ったな。まあパチンコパチスロは四万以上も稼げないから金を投入すれば投入する程損しやすいけどな。
 それでもパチンコパチスロは僕達の交流を手助けしてこうして暇さえあれば競馬会場に赴き、一緒に賭け事をし合う仲間に成った。
「ところで高ちゃん」
「何だ、島ちゃん?」
「今月あれが施行されるらしいぞ」
「ああ、賭博法改正法案。それと同時に戦後五番目と成る憲法改正。正直、政府は何を考えてるんだ。賭博法改正の為に憲法改正するなんて何か狙いがあるとしか思えないぞ!」
「何でも賭博賛成派の情報に依れば賭博法改正は通称賭博者抹殺法案と聞くが……だからってそれは--」
 その時、悲鳴が聞こえる。それは僕と島ちゃんの後方で響く。振り向いて一緒に駆け付けるとそこでは警備員が厳重ガードして中を覗かせないようにしてるが--
「ウワアアア、死体だ!」「あれ、死体だよね?」「み、見たんか?」「何か十字架頭巾の男がボウガン持ってやって来て放ったんだ」「嘘だろ!」寒気がしたな。死体なんぼかどうかは最早確認する術はない。
 係員に誘導されて僕達は指定の方向に移動させられるから。それでも競馬場から出て直ぐに次のような会話が展開されたな。
「オイオイ、まさか殺人事件が起こったんじゃないだろうな?」
「き、きっと犯人捕まるから」
「だと良いけど、その法案がもしも賭博者全員に適用されたら」
「恐い事言うなよ。第一政治屋共もわかって法律作ってるんだからそんな勝手な法案な訳ないだろう」
「果たしてそうかな? 何しろ賭博法改正と同時に憲法改正されたんだ。ゲーム機で言うならプレステからプレステ2に変わったんだ」
「御免、わかりにくいから」
「そうだな。パソコンのアップデートで言うならジャバ6.58バージョンが使えるようにウィンドウズ13の4.5から4.53にアップデートするような物だな。しかもあの改正議論が進まない日本国憲法がまるで賭博法改正の為に改正されたんだぞ。当て嵌まるだろう」
「うーん、良くわからないけど恐ろしい話だ。これなら憲法違反だって騒がれないぞ!」
「逆にもっと別の面で騒がれ始める。いや、既に競馬場以外で--」
 又しても僕達の背後より悲鳴が上がる。背後は競馬場。十字架頭巾はまだ中に潜んでいた。直ぐ様、踵を返そうかと僕達は考えた。しかし--
「止めとこう。戻ったら死ぬかも知れない」
「高ちゃんの言う通りだ。もしも賭博法改正に乗じたテロ事件なら戻ったら絶対命助からない。急いで退散するぞ!」
「うん」
 僕達はそこでさよならの挨拶をして競馬場を後にした。

 競馬場を後にして十五分後……僕はコンビニで立ち読みしていた。今日は月曜日なのでジャンプとヤンマガの発売日。その為にお気に入りの漫画を購読したら後は立ち読みしたお礼として飲料水及びパン類の購入を始める。と、突然車がレジ店員目掛けて突っ込んだ。幸い、僕は飲料コーナー近くに居た為に巻き込まれずに済んだ。だが、三十代後半のレジ店員の男性は見るに堪えない状態で事切れていた。嘘だろ、人の死を目撃するの初めてさ。あんな風に全身を痙攣した後に息絶えるのか……恐怖の余りか半身が疎かに成りそうな気分だよ。あんな簡単に人が死ぬのか。
 そう思った時、恐く成ってその場から逃げる僕。すると運転席のドアが開いて中より噂の十字頭巾が出て来たんだ。咄嗟に僕は隠れたお陰で発見されなかったけど発見された高校生はその場で縦一文字に!
 十字頭巾は惨殺激を繰り広げた後にコンビニから姿を消した。嘘だろう、今度は時代劇でも良く見掛ける殺陣をその目で見るなんて。しかも真っ二つだぞ、切られた臓器が垂れ出してくるなんて流石に鈍い僕も初めて吐き気を催したな。結局我慢したけど。
 これは始まりに過ぎない。賭博者達の地獄の始まりに過ぎない。これが先に紹介した賭博法改正とそれを運用しやすいよう憲法改正された話と無関係な筈がない。ところが当時の僕はそれを無関係だと思い込んでいた……


 という事で毛色は違うけどエロ表現が凄過ぎる事で有名な筒井御大の最後の喫煙者に内容が似てる『賭博抹殺法(仮)』をお届けしました。これはあくまでパチンコパチスロに更なる規制が入って崩壊一歩手前を記念して嫌がらせのつもりでお届けしました。別に筒井の御大みたいに過剰な禁煙の流れを批判する為に執筆した訳じゃないよ。
 えっと目的はもしも賭博への風当たりが行き過ぎた場合を想定したお話。その為、賭博法という報案が行き届く様に憲法改正にも着手する。これに依り、良くある『いやいや、その法案が活きる前に憲法審議会が違憲だと主張するだろうが』というような矛盾を解消し、より暗黒社会を堪能出来るようにしたのさ。確か有川女史の図書館戦争にしろ誰かの著作で老人抹殺法案の暗黒性を謳った小説もそうだけどあれらの暗黒社会推進法案が通る為には憲法審議会を通過しないといけない。当然、違憲だった場合は絶対法案は成立する筈がないんだよな。だって幾らその法案が通ろうとも違憲だと判断されたら施行されないんだから。まあ、有川女史やそれを執筆した作者には生意気言って申し訳ないと思うけど(身の程を知らん自分は敢えてここで謝罪する)。
 そうゆう訳で法案が活かされる為に敢えて憲法改正も記した訳だ。こうする事で法律に五月蠅い奴らをある程度は納得させられる……筈(まあ創作物なので幾らでも粗は出るけどね)。まあ最後は冒頭のような展開へと持って行く。どんなエンディング化は小説版か或はタモリのあれに成るのか……果たして?
 という訳で試作品の解説を終える。

 話題にしたくないけど、お騒がせ中のあのDVババアは何をトチ狂ったのか英語版を発信して外国人達に訴えに出たぞ。やっぱり行動原理がエラ連中と左程変わらん。本当に日本人か? 絶対半島の血が流れてるだろう!
 という訳で試作品はここまで。言っておくが明日の雑文のテーマはあの婆の事じゃないぞ。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
リアルタイムカウンター
現在の閲覧者数:
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR