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一兆年の夜 第七十五話 最高官のお仕事(歴)

(あ、初っめまして。俺っはエピクロ烏族の烏丸カラッ佐です。剛っ力党の党首にして新天神武の最高官を務めるんだ。げっ現在はまだ一期目を務めていて、みっんな俺の言う事を聞き始めた頃合いなのだ。そ、そっうだ。さっ最高官の任期は四の年だというのは知ってるだろ? 知っらないなら再び言う。最っ高官の任期は四の年。さっ再選は一回まで。そっの為に同じ最高官は八の年より先も人気を続けられない事。おっ俺はそれが何とも厳しいと感じてね。特っに壮大な計画を推進する為にはやはりずっと続ける方が良いんじゃないかって思うんだ。僕っとしての考えはですね。まっあ初代最高官だった天同ななが二期までしか勤めなかったから決まりましてな。いっ以降、そっの慣例を守るのが置き手に成ってしまいましてだな。
 そっそうだ。なっ七様以降の最高官を順に紹介していこう。二っ代目以降は多くの議席数を確保した政党の党首が選ばれていったな。二代目は力道党の初代党首を務める神武鬼族のカゲヤマノスサナミキ。彼っは初代と同じく二期務めたな。イっICイマジナリーセンチュリーにすればキシェール家の小僧の年号で百九年からICイマジナリーセンチュリー百十一年まで。
 つっ次に成ったのも力道党の二代目党首で蘇我パタ吉郎。彼は一期までで次の最高官を決める時には自由党四代目党首でルケラオス鼠族のチュンサ・カテリウォットにICイマジナリーセンチュリー百十二年に敗れて力道党は初めて下野したな。
 よっ四代目最高官であるちゅんさだったが、力道党の様に政権運営する骨を知らなかった為に僅か一期務めただけでICイマジナリーセンチュリー百十三年に力道党三代目党首にしてエピクロ牛族のウシルド・ゴルンガルンに敗れて下野した。
 ごっ五代目最高官のウシルドは力道党の政党理念である『力なき国に未来はない』を体現した生命らしく次々と軍備拡大を推進。にっ二期も務め、更っには三期目まで務める法案を成立させようとするも一極集中を好まない傾向と晩年のウシルドの覇気の無さが幸いしてそれは果たせなかった。いっICイマジナリーセンチュリーにすれば百十五年も務めたな、史っ上三名目の。
 ろっ六代目は同じく力道党にしてウシルドに全く似なかった弟子でテレス熊族の真鍋ベア十五。熊族にしては気性が大人しく、そっそれでいながら前任者に比べて弱弱しい印象があったせいで最高官を決める選挙で大敗。いっICイマジナリーセンチュリー百十六年に自由党党首で元力道党の政調会長を務めたストテレス栗鼠族の保坂リこうに譲り渡す事と成った。
 なっ七代目は自由党党首の保坂リ甲で彼は運営能力を学んでいた為に二期まで務める事と成った。いっICイマジナリーセンチュリー百十八年まで務めて更には軍事路線から経済路線へと自然なる転換は後に同じく自由党にして八代目最高官のボルティーニ鳩族の春加山ポポ助に引き継がれていかれました。
 はっ八代目は春加山ポポ助で彼はICイマジナリーセンチュリー百十九年に力道党でベア十五の第四子ベア天恍てんこうに敗れましたな。政っ策は良かったのに力道党の選挙戦略に敵わなかった。こっれ以降は力道党と自由党の最高官争いが演じられる。初っの共和党への政権交代するまでひたすらそれらの党の党首だけが最高官に成っていったな。
 きゅっ九代目最高官は力道党の真鍋ベア天恍、じゅっ十代目最高官は自由党で物部犬族の物部ラビリンぞう、じゅっ十一代目は力道党で物部猫族の物部ネッこん、じゅっ十二代目は自由党で蘇我馬族の蘇我ポニ太郎、じゅっ十三代目は第一期三の年の目で急死した力道党で鬼ヶ島兎族のウサミチ・ドウワン、引っ継ぎで第十四代最高官に成ったのは当時副最高官だった鬼ヶ島亀族のスポイト・スポデューン、そっして第十五代最高官は共和党の党首でヘラクレイトス羊族の小野寺メイ造が奪取した訳ですね。こっこまででICイマジナリーセンチュリー百十九年からICイマジナリーセンチュリー百ニ十四年。こっれ以降は力道党の勢力が弱まってゆく。
 だっ第十五代最高官の小野寺メイ造は二期を務めるも政権を担うには余りにも今後の課題を残していった三代続く共和党。第十六代最高官にしてメイ造の第二子メイ字は一期務めただけで次の選挙に出ずに代わりに第十七代最高官に成ったのは副最高官だったヘラクレイトス豚族の小島ブ郎。彼っは政権交代を主張する自由党で物部犬族の物部ラビリン助に敗れて僅か一期務めただけで下野する事に成った。ここまででICイマジナリーセンチュリー百ニ十四年からICイマジナリーセンチュリー百ニ十八年。こっれら四の年もの間の共和党政治は新天神武の勢いを大きく削ぐ結果を産んだ。
 だっ第十八代最高官は物部ラビリン助で彼以降は自由党黄金期と呼ばれる長期政権の樹立である。二期務めたラビリン助、第十九代最高官であるエウク猪族の猪田イノッ科は二期務め、だっ第二十代最高官であるストテレス鷹族の高梨ホウじまも二期、だっ第二十一代最高官であるエピクロ猿族のサルマル・ジローニは一期務め、だっ第二十二代最高官にしてボルティーニ人族で初代以来久方ぶりの人族の大梨洋三は二期務め、だっ第二十三代最高官にしてボルティーニ蟻族の大河内アリ介も二期務め、だっ第二十四代最高官にしてテレス鰐族のアリゲル・アリストラーダも二期務め、だっ第二十五代最高官にしてクレイトス蠍族のサソウ・リリカーナという雌みたいな名前をした雄が一期まで務め、だっ第二十六代最高官にして物部縞馬族の物部シマ彦で彼も一期まで務め、だっ第二十七代最高官にして黄金期最後の締役を務めたのがボルティーニ燕族の土方スライ素戸すとで青空党の党首で雄略鷲族のワーテル六世に敗れて僅か一期のみだったけどね。こっこまででICイマジナリーセンチュリー百ニ十八年からICイマジナリーセンチュリー百四十四年と半世紀近くは自由党が政権を担ったんだな。
 だっ第二十八代最高官のワーテル六世は僅か一期しか続かずに共和党でクレイトス羊族の小野寺メイ造に政権を明け渡しましたか、そっこから先は色んな政党に政権が譲られて一期しか続かない時代ね。次っに政権与党と成ったのは自由党でこちらは初めて政治団体の支援を受けて政権奪取した第二十九代最高官にしてテレス豚族のソウバル・ブルホルで以降は政治団体の力を借りて政権奪取が為されてゆき、だっ第三十代最高官は青空党でストテレス蟻族のアリオンズ・アリムッタ、だっ第三十一代最高官は共和党でクレイトス蟻族の色巻アリ太郎、だっ第三十二代最高官は自由党でエピクロ人族のスライ・ヘレーベル、だっ第三十三代最高官は共和党で俺の先祖であるエピクロ烏族の烏丸カラッ一郎、だっ第三十四代最高官は自由党でテレス熊族の真鍋ベアごん、だっ第三十五代最高官は抜け道を提唱した事で後に問題を残す事と成った初めて政権与党を務める開発党でアリスト鶴族の板垣ツル恵介けいすけで新天神武で初めてと成る合併政党共和青空党の党首にしてクレイトス鼬族のイタルバ・ボランロウディに政権奪取されるまでICイマジナリーセンチュリー百四十四年からICイマジナリーセンチュリー百五十二年まで実に八回も政権交代が為された。これ以降は共和青空党に依る三代三期内引継ぎ一代に亘る政権が続く。
 だっ第三十六代最高官はイタルバで彼は抜け道を利用して三期まで務め、だっ第三十七代最高官にして武内蟻族のアリッタも同じく三期まで務め、だっ第三十八代最高官にして三期一の年目で急死したエウク猿族のサンドロ・サルスケ、さっサンドロの引継ぎを務めた当時の副最高官であり第三十九代最高官のサンドロの弟のサンヂュは自由党に政権奪還されるまで実に三の年も役目を果たした。こっこまでICイマジナリーセンチュリー百五十二年からICイマジナリーセンチュリー百六十一年。
 だっ第四十代最高官にして任期途中の二の年に初めて銀河連合に喰われてしまったルケラオス蜂族のビー・バリー、だっ第四十一代最高官に成ったエピクロ羊族のシーペ・シピーズは引継ぎ二の年の目に急死、第四十二代最高官に成ったボルティーニ家の問題児である仁徳人族のバレルバー・ボルティーニが引き継ぎを担当してあらゆる方法で選挙対策をして見事政権の維持を達成して更には再々選の抜け道を法律で塞いで自分自身も二期までしか務めないようにして後塵に明け渡す事と成った。こっこまでICイマジナリーセンチュリー百五十二年からICイマジナリーセンチュリー百五十三年。
 そっろそろティータイムに入ろう)

 ICイマジナリーセンチュリーニ百十七年一月三日午前十一時二十三分。

 場所は新天神武首都ボルティーニ中央地区新中央官邸最高官第一執務室。
 今回の物語の主人公を務める齢三十五にして四の月と四日目に成るエピクロ烏族の中年烏丸カラッ佐は今までの最高官を振り返っていた。なのでまだまだ彼の短くも箸休みな物語は始まらない。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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