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試作品 人間工場

 どうもこれからは試作品紹介は<試作品>カテゴリでやる事にするdarkvernuで御座います。
 さあ今回紹介するのはこれだ。

 ある学者は趣味の歴史を綴る。名前は磯島康生(いそじま こうせい)と呼ぶ。H市にある私立大学の準教授を務める傍らで講師としての己と研究者としての己との葛藤の中で趣味に関する研究の一人者を自称する。因みに彼がやる講義名は『趣味学入門』、『趣味学』、『趣味学演習』等様々。常に定員百名を下回り、生徒の誰もが彼の授業に将来性を見出せない模様。彼も又、自らの研究分野に将来性を見出せずに悩むばかり。徐々に研究費が減額され、何れは研究室から追い出されるのも時間の問題。
 そんな彼の下に熱心な生徒が研究室にやって来た。
「えっと17V117の加瀬瞳(かせ ひとみ)さんね」
「はい、加瀬と申します。実は先生にお願いがあって来ました」
「お願い?」
 磯島は如何して自分みたいな情けない准教授に尋ねるのか。理由は次の三通り。
 第一に趣味学に興味があったから。第二に定員割れで単位が取りやすそうだから。第三に……『人間工場』について尋ねる為。
「三つ目の理由は洒落かな?」
「いいえ、実はあるんですよ。人間の肉を商品として世界各国に売りつける工場の存在を」
「その顔……わざと影を付けたな」
「えへへ、バレちゃいましたね」
「その言い方は止めたまえ。面接試験で試験官は落としに来るぞ」
「心配いりません。この大学で院生として勉学に励み、何れは教授を目指しておりますので」
「教授か、大胆にも野望が大きいね。でも教授は止めとけ!」
「如何してですか?」
「その理由を応える前に先ずは……如何して私に『人間工場』の事を持ち出した?」
「それはですね……趣味学の観点からその存在の是非を確かめたいのです」
「趣味学の観点から……ねえ」磯島は若干ながらにその四字熟語に対して別の視点よりこう答える。「倫理学に照らし合わせればあっては成らないな」
「倫理学の上では……では趣味学の観点では如何でしょうか?」
「実際に見てる訳じゃない、しかし」もしもその目で体験するとしたら磯島は次のように答える。「人類は狩りのない余暇にセックスに明け暮れた挙句に子供を必要以上作り過ぎた。食糧危機に備える為に彼らが摂るのは劣悪な子供達を食糧にして乗り切る……これで良いか?」
「素晴らしい意見ですね。流石は趣味学の第一人者ですね!」
 拍手されても嬉しい気持ちに成れない磯島。質問が質問だけにカルバニズムを肯定する者として摘み出される危険も覚悟する磯島。
「心配要りません、先生。私は間者ではありません。なので先生をハニートラップに掛ける気は毛頭ありません」
「古い言葉を使うね、加瀬さん。だが、君が聞かなくともこっそり聞く人間が居たら如何するんだ?」
「それはそれ、これはこれです。それに」加瀬はようやく目的を語り始める。「私は知りたいのです。セックスにしか趣味を知らない人間は果たして生きてる価値があるのか如何か、を」
「家庭内の事情で相談を受ける気はない。それは校内に居るカウンセラーの先生にお願いする事だね、加瀬さん」
「いいえ、カウンセラーを受けに来たのではありません。私は人間工場を視察したい。その為に磯島先生……先生の協力をお願いするのです!」
「何、私にそんな非人道的な工場の視察をしろと……ん?」ここで冷静に成る磯島。「ところで『人間工場』は何処に建設されるのかね?」
「知りたいですか? 良いでしょう、実は」
 突然、加瀬の背中から黒い何かが世界を覆う。催眠術に掛けられたと考える磯島は直ぐ様その場から逃げようと試みるが……「駄目ですよ、先生。既に貴方……夢の住人であります。いい加減お気付き下さい。現実とは何か。貴方が今を生きる現実とはどんな所なのか!」
「な、何だ。手が届かない。足が動かない。いや、何かに載っ掛かるようなこの思いは……何だか椅子に座ってる筈なのにベッドの上で横に成るこの感覚は!」
 そして磯島は現実に引き戻される……


 という訳で『人間工場(仮)』をお届けしました。本当はもっと話を展開したかったけど余りにも冒頭が長過ぎる為に断念。学術的なテーマだけを語らせてプロローグを終えたまで。
 この物語の特徴は人類の趣味がセックスしかない場合、それは果たして幸せなのか不幸なのか。それだけじゃなく、もしもカルバニズムが市場原理に組み込まれるとしたらそれは果たしてどんな世界が待つのか……まあ倫理的な問題が先行して冷静な結論を出せる筈がないけどね。但し、どっかの中華思想大陸では今でも人肉文化が盛んさ。奴らは犬や猫だけじゃなく人間さえパクパクしちゃうからな……そんなのと友好なんか出来ないな、絶対。
 まあ真面目に考えるならセックス以外の趣味がない時代に人類は余暇をどう過ごしたんだろうな。やる事なく、しかも唯一やれるのはセックスだけ。しかもそれは時として子供の数に歯止めが聞かず、更には怖い怖い性病も待つんだからな。そうしてセックス以外の趣味を講じる内に当時の若者達は石ころ遊びを開発。ところが飽きればまたセックスに逆戻り。そこで次の最近の若い者はボディランゲージを応用した遊びを開発……とキリがない。そうしてセックス以外の遊びを開発する内に言葉のみならず数の学問やらを開発。そうして文化文明を築いていき、現代に至る。そう考えると最後の手段であるセックスとの葛藤は古代からあったんだなあと自分は考える。
 とまあ自分の妄想気味な自説はこのくらいにして試作品の解説を終える。

 女の盾と呼ばれるヘドロ以下の触ればセクハラ呼ばわり所かマインドクラッシュするような事しやがって。つーかてめえら面を見ろよ……誰がお前らなんか触るかよ、こっちから御免だよ! まあそんな事しか考えないような奴らを相手に何とかテロ等準備罪は参議院でも可決されました。おめでとう、コニシキさん。さあ、共謀罪がなくしかも集団的自衛権のない国だからテツヤが言うように最強の無法国家ソマリア、イスラム最大の国にしてアメリカの宿敵イラン、沢越止顔負けのレイパー大国コンゴ共和国、三つの中でマシそうな特に強烈な個性を見つけられない南スーダン。この四つの内のどれかがお勧めですぞ。運が良ければその国の影の指導者も夢じゃない……要するに二度と日本に戻って来なくて良いからさあ。
 それじゃあ試作品はここまで。明日は面白くなる可能性が薄いドリアゲを頑張って書くぞ!

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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