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試作品 ドリーマーズアゲインよ、永遠に 手探りでお届けする駄作 (1/5)

 どうも昼ご飯を食べた後って何だか体がだるくなると感じるね。
 と言い訳はこのくらいにしてそろそろやりますか、ドリカム……もといドリアゲ。駄目だ、恋トラ並みにださいし流行らねえな。

 カズマ・エターニティは日系二世アメリカ人の父と純粋アメリカ人の母との間に産まれた子供。彼はずっとアメリカで人種差別を受けて育つ。しかもその人種差別をしたのは日本を亡国へと追いやる寄生虫国家出身の人間達。つまり彼が生まれ育った場所は既にアメリカであってアメリカではない地域。故に彼は日本人の血が入っただけで差別を受け続けた。そんな彼は十五歳に成って突然、父に申し出る。
「何、ジャップに成りたいだと!」
「はい、俺は知りたいんだ。あいつらが言うように日本は本当に悪い国なのか?」
「何度も言ってるだろう。私の父は純粋なる日本人だ。彼は愛国運動に準じた偉大なる国士として今でもこのように国旗を背負って--」
「日の丸は、日章旗は忌々しいジャップの旗だってあいつらは言ってたんだぞ!」
「奴らの言葉を鵜呑みにしたか……ならその目で確かめて来い。今、日本では何かの計画の兆しが見える。きっと無能な政治屋が特定アジアに踊らされた官僚やブレーンに唆されて劇薬政策の一つとして掲げてるんだろう」
「その計画は?」
「何でも物凄い天才少女がある者を開発したらしいな」
「だからその計画を教えてよ」
「噂。噂に何の信憑性もないなあ」
「無駄な話を聞くんじゃなかった」
「ハハアは、悪い悪い。だが、私や親父の言った日本は最高の国という事実を疑うのは正しい。奴らの戯言を信じてみるのも正しい。だが、どちらが真実なのかは実際に目と耳と肌と鼻と舌で確認してこそ……よおし、準備するぞおおう!」
 それからカズマは十六歳の誕生日を迎える前日に日本に渡航。そして彼は関空で赤い髪の少女と出会う。その白衣が赤く染まらないのが不思議な程、長くそして情熱の炎が滾る髪。それだけじゃない。カズマが見とれたのはそのエメラルドグリーンの瞳に成りすましには真似る事が出来ない美しい唇。そして福を齎す耳に尖った部分一つない顔の骨格と清み良い水で育ったかのような混ざり気なしの素肌と顔。カズマの心は少女で満たされる。
 カズマが惚れ込む少女は目を合わせる。カズマの遺伝子には日本人の物とアメリカ人の物が混ざり合う。だが、それを撥ね退ける精神を少女は彼の瞳から捉えた。それが真実かどうかを確認する為に少女はカズマに声を掛ける。
「あ--」
「あのう!」
 古事記ではイザナギからイザナミに声を掛ける事で国産みの儀が成立したように少女よりも先に声を掛けたのはカズマ。彼は本能に依り、少女よりも先に二酸化炭素を喉ちんこに通し、更には口の大きさを適度に調節してそのような音を出す!
「あ、貴方の名前は何ですか?」
「外国の、方なのは、わかります」
「あ、アメリカンイングンリッシュが使えるのか。ならば早い。勿論、私の名前はカズマ・エターニティです」
「カズマがフォアネームでエターニティがファミリーネームですね」
「そうゆう君は何と言う名前ですか?」
「えっと、これは……ああ、わかりました」少女は聞き取りやすい速度で名前を明かす。「私の名前は折笠睦海(おりがさ むつみ)です」
「ここは日本ですね」
「はい、そうです」
「じゃあオリガサがファミリーネームでムツミがフォアネームです、よね?」
「……はい、そうです」
「是非とも君の母国語を知りたい。日本語とはどんな形なのかを知りたい」
「あ、え、と、こ、こちらこそ宜しくお願いします!」
 例え最初こそ相手の言葉を知らない二人も惹かれ合う心だけを感じ取れるように二人は劇的な出会いを果たした。カズマと睦海がそれぞれの母国語を学び、そして互いの言葉を互いに解釈し、更には愛の形を築き上げる時間は一年も満たない。
 この時、カズマ十五歳、睦海十六歳。永遠の別れが訪れるまで後四年……


 うーん、まだまだ面白いと心の底から感じられないな。もっとこう……何て言うんかなあ? まあ良いか、それじゃあ続きでもするか。

 一年後……二人は休みの都合が合えば良くデートするように成る。一つは靖国神社で英霊達にお祈りをし、二つに伊勢神宮にて天照大御神にお祈りし、三つ目に遥々遠く福岡の多剤怖天満宮に赴いて学問の神様にお祈りもする。二人はそれ程、神社に詳しくないのにすっかり神社参拝がデートスポットにしていた。
 そして、今回は新たに建てられた豊日神社。それは原因不明の病に倒れ、若くして亡くなった豊日天皇を祀った神社。それを建造するよう勧めたのは当時の内閣総理大臣。名前は明かせばこれを真剣或は惰性して読む賢明から愚鈍までの読者の未来を変える恐れがあるが故にここに記す事は永遠にない。彼は誰よりも皇室を尊び、当時の宮内庁をある勢力の魔の手から解放し、更にはそれと同時に軍事改革を進め、そして共謀罪を更に推し進めた新治安維持法の制定に命を懸けた国士の中の国士。そんな国士が建てて、敬愛する豊日天皇が祀られるのだから参拝せずにいられない!
 そこで礼儀に倣ってお祈りした二人は人混みの少ないとある木の下まで移動。カズマと睦海は互いの知識を披露し合う。
「ねえ、カズマ。その総理はあの伊藤博文と並ぶ程の戦後最大の宰相として君臨するわ」
「確か戦前戦後を併せて最長と成る十五年体制を築き上げたという恐るべき総理だよね」
「けれども国を内部から破壊する人達にしてみればその男は歴代最悪の総理として忌み嫌われるわ」
「だからって他国を好きなように動かせる程の政治力を持ってないな」
「あれは真に受けないの。阿呆な反対派はたまにそうやって陰謀論で片付けるのよ……陰謀で世の中が動く筈がないのを誰も理解出来ないんだからね」
「もう止めよう。今は日本の素晴らしさを語り合う時さ」
「日本……私は知っちゃったの」
「アイエー、それは何だろうねえ?」
「その悲鳴ってそんな使われ方するの、それともそこの訛り?」
「あの地域は俺にとって地獄」
「あ、御免ね。今は私の話に集中して。実は古事記には表の古事記と裏の古事記があるの」
「それは初耳。空耳ではない初耳」
「アハハ、まだまだ日本語を習わないと」
 睦海が語るのは神武天皇の隠された系譜。カムヤマトイワレノビコは東征を進める為にある神との交わりの儀を執り行った。その神は血を好み、そして何よりも不老の身。その交わりを経てイワレノビコは神の力を付け、圧倒的な力を以ってこれを果たした。そして飛鳥時代までの舞台だった地に大王の国を建て申した。そして死後、彼は最初の天皇にして戦いの神としての側面から神武天皇の称号を得た。
「と言っても私は日本を知るように成ったのはカズマとデートしてからなの。当時は日本が憎くてたまらない普通の十六歳だったの……あ、今は十七歳よ」
「ジンムエンパイア、ジンムエンペラー、ジンムカイザー、ジン、ジン、オーマイカミ!」
「やっぱり今更宗派を変えるのは抵抗あるの?」
「教えてくれ、睦海。カミはゴッド?」
「そう、英語の授業で習ったけど?」
「有り得ない。有り得ない。カミはゴッドなのか。それ以前に日本には天皇まで神なのか!」
「あくまで神話の話なのよ」
「古事記及び日本書紀はまるで神のバーゲンセールが実施されてるみたいだ!」
「日本は多神教の国だから仕方ないわ」
「おっとまた悪い癖が出てしまった。俺とした事がついつい」
「でもそうやって混乱するのも正しい事。何事も絶対的に正しい事はない。君の知ってる正しい事を疑うのも良し、私の知ってる間違ってる事を疑うのも良し。でもこれだけは止めてね……疑う為にはそれ以上に信じる心が必要なの。その信じる心が失われた時、人は疑念の海に溺れるのよ……永遠に!」
「親父と同じ事を君は言うんだね。何事にも信じる為に疑って掛かれば見えない事も見える。俺にはまだ出来ない。俺は睦海みたいに頭は良くない。日本に関する知識は全て親父やお祖父さんから聞いた事ばかりだ」
「別に頭が良い事が正しいとも限らない。私は……いえ、今はデートの続きをしましょう」
「あ、ちょっと待ってくれ!」
 カズマと睦海は対極に位置する。身体能力が高く、日本人としてはほとんどが外国の血が混ざり合う少年。頭脳面では抜群に高く、どの遺伝子にも今まで外国人の血が混ざった例がない程に純粋な少女。アメリカ人の遺伝子が大半ではあるが、今の日本人以上に日本に精通する少年。純粋な日本人だが、幼い頃より自虐士官の教育を受けた為に本当の日本を知らない少女。
 青髪金色の眼を宿す少年と赤髪緑眼を宿す少女。二人が永遠の別れが来るまで後三年……


 という訳で『ドリーマーズアゲインよ、永遠に』をお届けしました。まだまだこいつの事を良く知らないから全然筆が進まない。筆が進むには執筆者がそれを身に付ける必要がある。だが、自分はまだまだこいつに馴染んでない。
 そうゆう訳で今回はここまで。次回は来週まで待て。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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