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雑文特別編 迷探偵市子ちゃんのデビュー 飽きたらカルピスに薄めるように短くする試作品 (1/5)

 どうも本当は市子ちゃん自体はお詫びでも何でもない。只、お金様だけで金稼ぎ出来る筈がないという現実思考の下で六月(下手すると七月に成りそうだが)までにある所に応募する予定だったんだよな。しかもタイトル通りカルピスに薄めたかのように短く、バイト数が少ない状態でな。
 さあ、と言う訳でFC2小説用なら『迷探偵市子ちゃんの事件簿』というタイトル。だが、商業用だと諸々の事情もあるので『迷探偵市子ちゃんのデビュー』という比較的子供向けを目指してウサミちゃん風に血みどろな事件ではなく、何処にでもある些細な探偵物で勝負していくぜ。しかも探偵物では珍しい迷探偵を売りにした物語として!

 昔々ある所にお祖父さんとお祖母さんが山奥の集落で暮らしていました。ある時、お祖父さんは山で芝刈りに、お祖母さんは川で水死体ごっこしてました。
 ある時、お祖母さんはスケキヨの水死体ごっこしてる時に川上より「メイタンテイ、メイタンテイ」とホームズに良く似た人がモリアーティに良く似た人と一緒に流されてる所をお祖母さんは発見しました。
 家に帰って来たお祖父さんはその二人を尋ねると--
「待って、市子ちゃん」
「何、今から良い所なのに」
「市子ちゃんが探偵を目指している理由と桃太郎の話は如何関係するの?」
「ここからが面白い所なのに。つまり私のお祖父さんとお祖母さんが話してくれた桃太郎に憧れて私は世界一の迷探偵を目指す事にしたの」
「いや、わからないよ。それに面白い所話す前に感想言ってるよ、市子ちゃん」
「まあ兎に角、名探偵宮塚市子はデビューしたのよ。さあさあ、山田君。最初の事件を探しに休み時間を利用して走り回るわよ!」
「結局市子ちゃんがどうして探偵を目指してるのかわからないよ」
 彼女の名前は宮塚市子(みやつか いちこ)……元気溢れる小学一年生。
 何時も彼女の隣に居るのは幼馴染で助手の山田菊太郎(やまだ きくたろう)……市子に想いを寄せるやや引っ込み思案な小学一年生。
 彼らは事件の匂いを嗅ぎに教室を歩き回るのだった!

 第一の事件 1-2担任ブラジャー盗難事件

「キャアアアアア!」
 叫び声を聞いた市子ちゃんは瞳を輝かせて女子職員更衣室へと山田君の右手を引っ張りながら走ってゆく!
「どうしたのおお、彩峰先生!」
「コラ、ここは先生専用の更衣室なのよ!」
「大丈夫、私は名探偵市子ちゃん。事件なら何でも解決すると有名な小学生私立探偵なのよ!」
「コラ、子供には関係ないから」
「えっと彩峰先生。市子ちゃんは一度言ったら絶対に止まらないから素直に聞いた方が身の為だよ」
「だから子供には関係ないから……さあさあ、出てって!」
 と彩峰先生は山田君ごと市子ちゃんを廊下に放り出して更衣室の扉を閉めて鍵を掛けていった!
「こう成るのは予想--」
「こんな事もあろうかとこっそりスペアキーを作って貰ったの」
 そう、山田君の言うとおり市子ちゃんは一度言い出したら止まらない--何とこっそり学校中の全ての鍵のスペアを作っていたのだった!
「まさか又、青野さんの所に行って来たの?」
「駆能ちゃんに頼んでみたら断られたから仕方なく駆能ちゃんのお祖父さんに頼んで作って貰ったよ」
 山田君は青褪めた表情で「恐ろしいよ、君が」と呟く。
 さて、勝手に作ったスペアキーで同様の表現の如く開けた市子ちゃんは再度事件について尋ねる!
「え、どうやって開けたの?」
「フフフ、名探偵は時として鍵を用意するのよ!」
「完全に泥棒の手口だよ、市子ちゃん」
「わかったわ。そこまでやられたら白状するわよ!」
 そこで判明するのは彩峰先生の大事な柳生十兵衛ちゃん柄のブラジャーが盗難された。破廉恥学園で人気を博した十兵衛ちゃんが左右にあり、それ以外は白の生地で構成されるシンプル且つマニアックな大人用ブラジャー。因みにサイズはAからBカップまで。AAカップ以下又はCカップ以上は着用出来ない。
「そこまで説明する必要あるでしょうか、彩峰先生」
「いや記す必要あるわ。犯人はきっとブラジャーを着用したい変態か或はオタク趣味な女職員の誰かよ」
「じゃあ早速……ところで今何時?」
「十三時十一分だよ」
「私がここに駆け付けた時は十三時よ。つまり犯人はその十分前後でアリバイがない生徒及び教職員よ!」
「じゃあ今直ぐその付近の人達を集めて来ます……行くよ、市子ちゃん!」
「ええー面倒臭い」
「あのねえ。探偵はこうして頑張ってるんだよ」
 彩峰先生は二人を見て本当に事件が解決するか悩む。それもその筈、実は市子ちゃんは飽きっぽい性格。才能こそ十分なのだが、相撲をしようとも水泳しようともサッカーしようとも僅か三日位以内に飽きる。当然、今回の探偵だって三日以内に飽きるだろうと誰もが考えるのである。
 さて、容疑者は次の通り。
 わしがどうして美奈子ちゃんのブラジャーを盗まなくちゃいけない--早速服の上から十兵衛ちゃんのブラジャーを着用する1-3組担任の栗林洋三郎先生……因みに彩峰先生の下の名前は美奈子。
 きっと犯人はハガクレタロスケだべ--こっそり十七歳未満は購入出来ないあるアドベンチャーゲームをして、すっかり嵌ってしまった2-6の生徒十神蘭太郎君。
 ああ、どう見ても栗林先生が怪しいよ--と別件で盗んだ大人用の黒の紐パンを左手に匂いながら右人差し指で栗林先生を指すのは3-5組担任植草滋明先生。
 コラ、ちゃっかり逃げようとしてるんじゃないわね--と右手で植草先生の首を掴むのは黒の紐パンの持ち主である3-4組担任の音原良子先生。
 言っておくけど、僕は犯人じゃないから--とこっそり持ってきたジャムパン二個を頬張る1-4組生徒の山田元太君。
「犯人が一発でわかったよ、市子ちゃん」
「うん、そうだね。犯人は元太君……君だよ!」早速間違った市子ちゃん。「まさか口の中にブラジャーを頬張るなんて大胆な隠し方をしてるわね」
「いや、市子ちゃん」
「何よ、推理の邪魔をしないでよ」
「犯人は絶対に栗林先生だって」
「そんなの嘘だよ。栗林先生はきっとアメゾンオークションで買って来たブラジャーを着用してるから」
「いや、アメゾンオークションの話は忘れてよ」
「じゃあ山田君はどんな推理を披露するの?」
「普通に尋問すれば良いだけだよ……えっと先ずは栗林先生。事件発生当日、何処に居たの?」
「その当日は隣のロッカーに有った美緒ちゃんのブラジャーを着用していたんだ」
「何て不潔な先生なんだ!」
「コラ、更衣室に忍び込んで逃げようとしないの」
「だ、大体これはその時にたまたま風で飛んで来たんだ。それを美奈子ちゃんに返そうと思ってたんだよ」
 こうして栗林先生は自供した。
「やっぱり栗林先生だったのね!」
「ど、どうして盗んだ挙句に今まで着用してたの?」
「だ、だって美奈子ちゃんのバストサイズを知りたかったんだよ……うわああああん!」
 何という悲しい事件。こうして栗林先生と植草先生は校長に呼び出され、減俸半年と一ヶ月の謹慎処分を受けた。
「流石は私ね。たった一回で二つの難事件を解決したのよ!」
「いやいや、市子ちゃん。栗林先生がわかりやすい犯行と供述をしたお陰だし、それから植草先生は音原先生が捕まえたんだからさ」
 こうして市子ちゃんは迷探偵としてデビューを飾った!


 と言う訳でプロローグまで書き殴ったぜ。この物語のテーマはズバリ『迷推理』。市子ちゃんの推理はあの毛利小五郎や剣持勇でさえやらないだろうというような迷推理を披露。余りにも迷推理過ぎて山田君が何度もツッコミを入れるという構図で攻めてゆく。
 題材としては珍しいが、この題材で注意しないといけないのは一つ……それが殺人事件など洒落に成らない類の事件は絶対にやらない事。基本的に殺人事件とは人が死んでるのでそんな大事な場面で迷推理なんかされたら洒落に成らない。なので迷推理が冴えるのはまだ洒落が通じる事件のみ。それがこの作品の方針。最もハルヒみたいなタイトルだけど、パクってないよ。パクってるとしたらウサミちゃんシリーズだろう。あっちもあっちでクマ吉君は殺人までは犯さないので洒落は通じる……筈。
 と言う訳で市子ちゃんはここまで。来週の同じ曜日にこれをやるかはわからないよ。だって金稼ぎの為に書くんだからあんまり思い入れとかしないぜ。基本、自分は金稼ぎってのが好きじゃない性分だしな……とは言っても金を稼がないと明日を生きられないのも事実だしな。悩ましい限りだよ。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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