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一兆年の夜 第十話 天同生子 始動篇(三前編)

 ベレッタ・バルケミンは恐怖で思考停止中。
 一方の色葉冬道。彼はこの局面を乗り切ろうと思考していた!
「僕は誰であろうクレイトス族の雄! 名は冬道! 名字は色葉!
 僕はあなた方剥き出すモノを倒そうとしてます! どうか死にたくなければここから出て下さい!」
 答えは当然、一斉に襲いかかった! 色葉はベレッタを強引に引っ張り、攻撃の穴を見つけてはそこへ向かって走っていく!
「ああ、あいつららのなかかに。熊族型ののに、雄略包丁をも持つのが!」
「ああ、見たよ! 確かにあれは雄略包丁だ!
 でもあれは本物じゃない!」
 色葉はベレッタを引っ張りながら逃げている中でそう断言した!
「ど、どどどうゆ--」
「喋るのは後にしよう!」
 馬型が二名の後ろ斜め上空より落下した--二名は右横にずれながら避けていく!
「まささか、二の年しより前に起きたキュキュ--」
「ああ、廃エウク町遠征の話だね! あの時剥き出すモノが使ったのは望遠刀と
物部刃に似た物。彼等は僕達の技術を知っているが、本物ではない!
 あれは剥き出すモノが僕達を死なせるために模造したんだ!」
「とか言ってるるる間ににまた--」
 回り込んだ猪型が二名同時に食らおうと口を大きく開けて突進!
「うまくいかないつもりです!」
 色葉はこれを回避--ベレッタに傷一つ付けず!
「まだ反撃出来ない! 何とか安全圏に辿り着かないと!」

 午前十一時三十二分一秒。
 二名はようやく安全圏に辿り着く! それは屋根が居つつも重なっており、一本の柱で支えられた建物の中だ!
「狙いを定めて、枝と刃をしっかり挟む。指でしっかり押さえないと飛ばない。
 これは死なせるために弾くのではない!」
「猪型たはまだきづづづかなないのか?」
「気付かせる!」
 色葉は右膝を臍の位置まで上げて、下へ勢いを付けて地面を蹴る--叩きつけた音は今にも木板が壊れそうなものだった! その音に気付いた猪型は色葉達の方を向いた!
「これは誰かを守るために弾くのだあああ!」
 枝の弾く音が建物全体に反響するのと同時に放たれた物部刃は猪型の東部の
眉間を貫通--血は一滴の量吹き出し、うつ伏せに倒れた!
「や、ややったぞ!」
「ああ、僕は守ったよ--」
 それが色葉冬道の遺言だった--彼の頭上には物部刃に似た物が貫通し、
立ったまま絶命。その光景を見たベレッタはもはや喋ることすらままならなくなる。
「……」
 色葉の死体を弄ぶかのように彼の立つところに熊型が落下し、死体を千切っていく! ベレッタは真横で見るしか考えが浮かばなかった。
「……」
 恐怖で何も出来なくなったベレッタの背後から栗鼠型が雄略包丁によく似た物を振ろうとした!
「……」
「恐いか、そこの者!」
 ベレッタと栗鼠型は声のする方へ視線を向けた! すると--
「恐いのは私も同じ。
 でもこれは克服するのは筋の通らないことよ!」
 熊型は声のする方へ枝を弾いた--刃は声のする方へ飛ぶ!
 しかし--
「な! ああれを避けるか!」
「狙いがわかれば避けるのは簡単。そして斬る!」
 それは宣言通り熊型の首を斬った--成人体型にを超える高さまで飛ぶと同時に血しぶきを上げる!
「この血は穢れだ。私自身の穢れの証だ」
 ベレッタは喋る者を間近で見た!
 それは、成人体型は一とコンマ一続く三と四の間。鶏量はおよそ十あるかないか。血で濡れてはいるものの黒い髪でそれは肩まで届く長さだ。顔は精確に整い、鼻は可愛い。今は閉じているが、口は大きい。上下唇は小指の横幅くらいなのか。両眼は中庸。
 そうベレッタは思考していく。ベレッタの思考に気付いたのか、それも思考する。
(今は残り八体を倒さねば……)

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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