FC2ブログ

雑文特別編 お金様 書くだけ書く試作品   (6/5)

 どうも第六十四話を昨日の内に終わらせたのでこの曜日中に出来る限りお金様を書き殴りましょうか。
 それじゃあどうぞ。

 お金の本質は人間の本質に他成らない。誰かがそう言ってたような言ってなかったような。最新鋭たる物は突き詰めれば古典。これも誰かが言ってたようなそうでないような。
 さてさて、舞台はここ大手スーパーデーの甲階にある秘密基地。マネーバスターズの本拠地。そこにはCの兄C´と謎の社長D。そしてこの物語の主人公を務めるお金様に反旗を翻すAが居座る。俺達三人は早速会議を始める。
「ズバリ、寄付を募る」
「早速活動全否定をしてるじゃないか」
「違う。お金様に対抗する為にはお金様に対抗するだけのお金が必要。そこで俺達は活動費を稼ぐために寄付を募る訳だよ」
「でも最近は24詐欺が明らかと成ってるからそれ募った所で誰も一円も二円も入れてくれないわ」
「それでも大手コンビニ数社が募った寄付ではしっかり募金箱に入ってるのを俺は見た」
「まだ騙されてるな、救えないわ」
「やらない善よりやる偽善って言葉は却って人間をお金の為に生きるよう仕向けるのよ」
「え、どうして?」とC´はわからない。「お金を溝に捨てる寄付じゃないの?」
「何でも溝に捨てると捉えるのは誤解よ。寄付ってのは基本は投資なのよ。投資だからこそ与えたお金は返って来ると信じられるのよ」
「寄付と投資は一緒じゃないだろ?」
「いや、広義的には一緒だ」と俺はDに代わって説明する。「寄付と投資が一緒な理由は即ち、自分に返って来るからだよ……ほら、情けは人の為に非ずじゃないか」
「確か情けは人の為に良くないって意味だろ?」
「違う。本当の意味は人だけじゃなく自分にも良い事が返って来ると言うんだよ」
「え、そうだったの?」
「ニートは頭が悪いって皆に誤解されるわよ」
「五月蠅いな、美人だからって何でも許せると思うなよ!」
「ウフフ、少なくとも不細工に産まれない方がより得するって物よ」
 それは全国一億二千万人(大袈裟)の不細工を敵に回す発言だな。確かに美人の方が就活で便利な上に惨めな境遇に成らずに済むとは聞く。美人の方が不細工よりも心の面では穏やかで居られるってのは聞く。但し、それが適用されない奴らも居るんだからあんまりそうゆう事を口にする物じゃないな。
 とこのように話は進まない。活動資金集めの話をしてると何時の間にか言葉の定義の話に移り、更には善悪美醜の話に移り、今では美人薄命の話に入る。つまり議論は一向に進まない。
 それどころか時間を無駄に浪費する。目的有れどそこに繋がる過程を見出せない。結果として誰も彼もが混沌にのめり込み、何れは髪の毛一本残さず蟻地獄に美味しく戴かれる。
「という訳で世の中は不細工こそこの世を生きる」
「それこそやる偽善が世に蔓延り、益々お金様の支配下に入ってゆく」
「やっと戻った。本題に戻る為に三十三分も時間を無駄にしてないか?」
「そもそも何の話をしてたんだ?」
「私達は寄付の話をしてたのよ。活動する為には……あ、ちょっと電話ね」
 Dは複数の会社も経営する。殆ど副社長達に任せっきりでも重要な案件があると恐らくは次の通り。
「--ええ、わかったわ。私が出ないと話が拗れるんでしょ。わかったわよ、出て来るから待って為さい。後一時間十三分までに来ない場合は勝手に話を進めて……その時は独自の判断で良いわ。それで損失が出たら--」
 そんな事を口にしながら帽子を被り、サングラスを掛けながら秘密基地を後にしたD。
「オイ、どうするんだよお!」
「あの通りスポンサーであるDは重要案件に成ると会議をほっぽり出すからな。それに俺達は活動する上で重要な事を思い出した」
「それは一体?」
数が足りない……事」
「数が足りない?」
「俺達はどうして重大な事に気付かないのか。数が足りないと濃厚な議論に結び付かないではないか!」
「数が足りないのがどうしていけない?」
「あのなあ。たった一人で会社が動くと思ってるのか?」
「……金持ちの息子なら十億出せば会社興せるじゃん」
「それは誤解だ。会社といっても部屋はどうする? 建物はどうする? 一から部屋を作れると思ったら大間違いだぞ。それと同じように俺達はずっと一人でやって来れたと勘違いしてる為に重要な個所である人数集めを怠ってる。大体俺達だけで議論が成立する訳ないだろ。仮に成立したと仮定しても結局はありとあらゆる活動をこなす為には一日では何にも解決しない。もしかしたら一年かかるかも知れないぞ、この活動が始まるまでに。だとすればその頃には俺達はアルバイトを始めてしまい、結局お金様に屈する事に成るじゃないかあ!」
「言われてみればそれはあり得るなあ。何だか悔しいじゃないか。折角お金様を打倒する筈がアルバイトをしてお金に屈した事に成ると知れば……こんなに悔しい事が何処にあるかああ!」
「わかったらこんな所で時間を潰してる場合じゃない。活動員集めに乗り出すぞ。目標は一日に二人!」
「二人? 五十人とかじゃあ駄目なのか?」
「あのねえ、C´さん。最初から無理な目標を立てる事がどれだけ無謀かをわからないのか。ブーメラン党政権が何の根拠もなしに自慢の目標を立てるのと同じくらいだぞ!」
「え、そんな無謀な目標をあいつらは立ててたのか?」
「忘れてるだろうけど、俺は今でも覚えている。が、それは話の本筋を大きく逸らす為の詭弁だ。兎に角、目標は今ここに居る俺達の人数分。それが一定の成果を挙げてから徐々に目標を増やす……別にねずみ講みたいな事をするんじゃないんだぞ。あれは末端に成れば成程、損をする仕組みだからな」
「ねずみ講かあ。昔はそんな詐欺もあったなあ」
「じゃあ行きますよ、C´さん!」
「何も持たずに?」
「……言われてみればそうだな」
 俺達は午後七時まで応募用紙について議論し、そのまま帰宅していった……

 次の日の午前十時七分……Dは仕事の都合で欠席。どうやら彼女は時間が取れそうもないな。その為、俺達は昨日の続きを始める。応募用紙をどうするかについてだ。ちょうどC´はワードもエクセルもパワーポイントも得意である模様。どれ程得意かは割愛する。昨日議論したお蔭で今日は僅か一時間二十八分掛けて応募用紙が決まった。
 それから秘密基地にあるプリンターに印刷。印刷は一人十枚で良いだろう。十枚配って誰一人捨てなければひとまずの目標は達せられる。がこれについてC´は次のような疑問を口にする。
「どうして捨てられずに持って帰る事が目標達成に繋がる?」
「家で捨てる事、後は見えない場所で捨てる事を除けば彼らが俺達の目の前で応募用紙を捨てない場合は読んでくれる可能性は見えてくる。後は……声掛けられるかな?」
「俺も自信がないな。こう見えてフリーターとして面接に臨んだ時は受付の人に声を掛ける事も勇気が要る作業だったもんな」
「大学や高校で就活しない奴ほど悲惨な境遇はないな。俺はその分、恵まれていたもんな」
 と無駄話はここまでにしようか。さあ、午後零時零分零秒に成ったら活動……その前に昼食を摂ろうか。
「実はお金が三円しかない」
「それは悲惨だよな。俺は財布に後三千六百十三円残ってる。取り敢えず牛丼屋に行こうか」
 印刷した計二十枚を持参して早速牛丼屋で単品を注文。量は勿論節約も兼ねて並。大盛や特盛頼んでも良いけど、余裕がない。それと金食い虫が右手側に座る為、更に余裕がない。
「やっぱ肉不味いよなあ」
「心の中で思って下さいよ、C´さん」
「お、お前はやっぱりA!」
「貴様はこの前の人殺しだな」
 左手側が空いていたのか……何とBさんとY社の社員だったEが座って来た。
「てめえはE!」
「ああ、文句あっか……ああ?」
「止めろ、大人げない」
「その腕章」BさんとEが左二の腕に掲げる腕章には次のような事が記されてある。「TEAMTASKFORCE?」
「何だよ、エフセンチネルなんてお呼びじゃねえんだよ!」
「お前は何を言うか。所詮Cと同じように会社の足を引っ張る事しか能にないな」
「何だと、てめえ--」
「待て、落ち着いて下さい……挑発は相手の思う壺ですぞ!」
「まさかお前と出会うなんてな」
「不思議な話だな。どうしてBさんがこんな時間帯にデー近くの牛丼屋に居合わせるなんておかしいですよ」
「それの何がおかしいんだ、A?」
「だってX社H工場はM工業団地にあるんですよ。でもここはM´……どう考えてもお昼休みにしかも急いで着替えても休憩から遅れるほどの距離にあるんですよ。まさか……ギロチンに掛けられたんですか?」
「社長をぶん殴って転職させられたんだ。だから今はこの通りさ」
「まさかY社の手先に成り下がったな!」
「いや、Y社も有り得ない。何故ならY社はH市駅にあるノッポビルの最上階だぞ。それはDから聞かされた事の一つだからな」
「じゃ、じゃあこいつも辞めさせられたんだな……ザマア!」
「五月蠅いぞ、この人殺しめ!」
「ああ、てめえ--」
「だから挑発に乗らないで欲しいよ」
「はあ、どっちも立場違えど仲間運にはほとほと恵まれれないみたいだな」
「Bさんに聞きたい事があります。TEAMTASKFORCEって何なんですか!」
「それは読み通りチームタスクフォースさ。それはお金様による日本人の意識の統一化を促すお金様のお金様に依るお金様の為の組織……日本の未来はこれで救われる!」
「やっぱりBさんは何もわかってないな。お金様が居るから日本人はお金の為にしか生きられない人間に成ったんだ!」
「それは詭弁だ。お金のありがたみを理解しないからお前はそんな子供染みた事を考えるんだよ!」
「言わせておけばあ!」
「そっちこそお!」
 どうやら俺達も大人げない様子。牛丼食べ終わると喧嘩別れするように退散。結局、応募用紙を配る気力を使い果たした為にアーカム本部に帰還。今日も無駄に時間を浪費してしまった……


 という訳でお金様をやりました。こいつは商業用にその後、自分なりに修正を加えるからな。まあこれを受け取ってくれるかが問題だな。受け取りに成功したら後は十分も稼げるかどうかだろうな……値段は向こうが決めるしな。
 という訳で今回はここまで。今週でお詫びは最後だしな。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
リアルタイムカウンター
現在の閲覧者数:
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR