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一兆年の夜 第九話 大地は枯れて、生命は活力を失う(十)

 生命体側は八名生き残る。そのうちの一名はキュプロ町に帰還し、現在七名。
 総指揮官真島ギャラッ都。第四後方組長ギャングゥ・グルゥリィ。偵察員二名。
遊撃員三名。
 合計七名は廃エウク町に入った。そこで彼等が視たモノとは……
「建物もお、風景いも、そしてえ大地も! 何もおかもがあ!」
 彼等の顔は歪む。渦巻きのように歪む。原形を留めないように歪む。
「そ、うか。もうここはあエウク町いではあ、無いいんだあな」
 顔が歪んでいく内にいつの間にか生存者は六名になった。
「ハハ、建物はあどろどろ。空気は吸えたあものでえは、無あい」
 生存者は五名。骨と思われるモノが二つあった。
「大地? ハハハ、どううしよう? 何で柔らかい? 気持ちいの良くうない感触をおしていいて?」
 生存者は四名。骨は三つ。
「あれ? 今度はギャングゥ殿が居なあいけど?」
 生存者は二名になった。骨は五つ。
 生存者はギャラッ都一名になってしまった……
「何いもかも全えてお前らのやありたい放題だあよな!
 と言ううこおとはキュプロ町いはどおうなるるんだろう?」
 気がついたらギャラッ都の周りには彼のモノ達が十以上囲んでいた。今にも食らおうかと待ち望むように。
「お前らの死体いは簡単んに埋めえてはいけえないってのはあよくわかったあよ!
 こんなあに好き放題するるんだから。お前らあは神様にい対してえ礼儀をお持ってえいるるのかよ?」
 ギャラッ都は聞いても意味はないとわかっていながら彼のモノ達に聞いた。
 しかし結果は--ギャラッ都の首が猫型に噛まれる!
「が、あ、ア」
 ギャラッ都は死を前にして光り溢れる光景を思い出していく。
(パト留は無事なあ、んだ? き、と? メ、ル、デリ、エ? コド、モ、デキ、ァ……)




 意識はそこで途切れた!


 ICイマジナリーセンチュリー三十八年九月七十三日十時零分零秒。

 第九話 大地は枯れて、生命は活力を失う 完

 第十話 天同生子 始動篇 に続く……

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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