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雑文特別編 狂言師我聞 試作品  (5/5)続き

 どうもどうやら議論話で大分文章を使うので二つに分けました。その後半と行きましょう。

「オイ、ジュンペイ! 何でそれを先に言わないんだよ!」
「いやあ、必要ないのかなあって思ったんだが」
「という事は悲しい事にジュンペイ君かノブユキ君のどちらかが犯人だって証明する事に」
 タイラントの一言に依って二人は窮地に追い込まれる。
「まさかあの影はお前らのどちらかだったのか?」
「嘘だよね? ジュンペイ君もノブユキい君も違うよね?」
「お、俺は違う。現に隠し扉を知ったのは今さっきだ」
「ああ、あの影は俺だったんだ」とジュンペイは衝撃の告白をした!
「という事はジュンペイ君が犯人?」と青褪めるタカ。
 それに対してジュンペイはこんな事も主張する。「それは安直だよ、タカ」と。
「その理由を聞かせてよ」
「うーん、先ずは犯人がチャラオを殺した凶器だけど……あれ、誰でも用意出来るんだよね」
「誰でも……どうゆう事だ?」
「そうか! わかったぞ!」と手作業に精通したタケマサはトリックの謎に気付く。
「如何したんだ、タケマサ?」
「いや、もしかしたらと思ったけど……どうして八つ全て空き部屋同然の牢屋なのにその一つ一つの手摺には傷が入ってるのかわかったぞ!」
「何イイイイ!」とわざとらしくムーミンは驚く。
「それについてはもっと補足するとこうだよ。まあ俺達が閉じ込められた牢屋にはある仕掛けがあってね。実は俺達深夜労働者達が--」
「深夜労働者……何だね」とタカは優しくツッコむ。
「全て出て行った後に犯人は敢えてあの扉を全開にしたんだよ」
「あの扉を……そうか。チャラオに示させる事で時限爆弾が爆発するような仕掛けだったんだな!」
「で、でもそうだとしてもお前の容疑は晴れないぞ!」とカズヒロは食い付く。
「え、何処が?」
「だってほら……どうして俺達の前に姿を現したんだよ!」
「ああ、それか。あの時限爆弾が発動してちょうど食堂前に飛び出したんだよ……偶然だよ。何か尋ねられるのも面倒なので俺はあの隠し扉から逃げて行ったんだ。まあちょうど時間があったお蔭で俺はノブユキと合流出来たんだよ」
「それでもお前の容疑が晴れたとは思えないな」
「いや、あの仕掛けは誰だって出来る時点で私を犯人扱いするのは些か安直だと言ってるんだよ。要するに話を最後まで聞こうって私は言ってるんだよ」とジュンペイは一人称を変える事で話に集中させようとする。
「あ、そう言えば気に成る事があったねえ」
「何だい、タイラントお」
「実はね、ジュンペイ君ジュンペイ君」
「俺は×2じゃねえ!」とあくまでタイラントに厳しいジュンペイ。
「話の続きをさせてやりなよ」
「えっとあれだ。そもそも俺達が深夜労働に出たのは何時ぐらい?」
「あ、そう言えば俺がお前に話し掛けた時間は午後十時二十分。それに応じ通路に出るまでの時間はそんなに掛からない」
「そう言えば僕が食堂に来たのは午後十時三十分ね」
「俺はちゃんと確認してないけど、通路に出たのは確か……十一時頃だったな」
「俺はプロ君と一緒に出えたよ」
「俺は食堂に来たのは十一時ちょっと前……後はあの三人だけか」
「僕達はあの牢屋に集まったのはちょうど十一時……あ、一応カズヒロ君が出て行く所を見たよ」
「そう、つまり俺達には何時でも仕掛ける機会はあったんだ」
「いや、それじゃあおかしいだろ?」
「何が?」
 他にも疑問点があるとハラちゃんは突っかかる。
「いやだってバラバラ死体の一部はタイラント君達が来た後だとどうやっても--」
「ああ、それならあいつらが来る前に抜いとけばいいだけだよ……絃にタイラントの証言がそれを示すしね」
「そうそう、僕が来た時には既に死体の一部がなくなってたよ」
「ああ、そっか」
「普通に考えりゃわかるだろ、それくらい!」
「そう、つまり俺達には何時でも仕掛ける機会はあるのさ」
 トリックは判明しても肝心の犯人はまだわからない。ここに来て十三人は行き詰まった!
「ええ、どうやってチャラオ君を殺したのお?」
「さっき説明したでしょ! チャラオを殺す為に犯人は敢えて大きな牢屋の扉を開けっ放しにしたんだよ。その上で犯人は彼を起こして……待てよ!」
「如何したのお、プロ君?」
「だとしたらジュンペイ君は犯人じゃない。風切り音が響いた時、彼は僕達に目撃されたんだよね?」
「ああ、そうか……チャラオを誘導するにも先ずチャラオに見つからないようにしないといけないんだな。だとしたらジュンペイが犯人である可能性は薄い!」とロバは其処に着目。
「それからあの仕掛けを誰かにばれないようにしないといけないんだろ! だったらジュンペイ君が犯人である可能性は極めて低い。そうだろ、オオニシ君?」
「ああ、そうだ。あのボウガンは真の凶器を隠す為のカモフラージュだとするとあいつが用意したとする確かな証拠にも成らない!」
「だから言ったじゃないか。俺は犯人じゃないって」
「だよね。幾らチャラオがうざいからってジュンペイ君が現代のラスコーリニコフな訳ないよねえ」
「だとすれば益々俺達は犯人を特定するのが難しく成ってるじゃねえか! 本当に誰なんだよ!」
 真犯人……実はある決定的な証拠を残してるんだよね。でええええも……私が君達にそれを教える訳ないねえええ!
「いや、寧ろ教えてください!」
 それは駄目だ。何故なら証拠回収時に既に犯人が隠滅した後だからさ。残念だね、君達。惜しかったね、君達!
「最初の事件と同じで犯人を誘導してゆうちゃん同様にチャラオも殺害したのはわかるわ! わかるけど……犯人を示す決定的な証拠がない! 完全に僕達は現代のラスコーリニコフに踊らされてるわ」
「はあ、そろそろ眠く成って来たね。じゃあさっさと寝ようよ」
「如何してお前はそんなに気楽だよ!」
「いやだってわからん事で時間使うなんて面倒じゃないの。だったら今日は昼までたっぷり寝て活動再開する方が良いじゃないの」
「全く君は本当に自己中だね。俺はとても信じられないぞ!」
「ン、待てよ」とゴメクボは口を開く。
「如何したんだ、ゴメクボ?」
「確か第二の殺人が起きたんだよね。だったら四階に降りられるんじゃないか?」
「まあそれは明日に……いや、今日の昼まで寝てそれから活動再開しよう、ゴメクボ」と親しい人間とそうでない人とでは呼び方が大きく異なるロバ。
「そうだな。正直、これ以上目の隈増やすと本気で苛々して来るし!」
「じゃああ、帰ろっか!」
 こうして第二の事件は肝心の犯人が判明しないまま今日の昼に……いや、次に持ち越されてゆく。
 さて、ここで中断。何故って? これは試作品だよ。試作品で最後まで物語が展開する筈ないよねええないよねええ!
 これにて試験運用版狂・言・師・我・聞! 本格始動版にて続きを再開しまああああああす!


 これでお詫びの特別編は終わり。あ、まだ後三週間ほど残ったなあ。参ったなあ、何しよっかな?
 ま、いっか。序に本格始動版は市丸に投げたのでそちらで続きを楽しみにして下さい……あ、序に本編では若干展開を変えてるからお気をつけて!
 じゃあ今回はここまで。明日は雑文の日だよ!

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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