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雑文特別編 狂言師我聞 試作品  (3/5)

 どうもどうやらバキとタフの吊り橋効果は今では通用しないとしみじみ感じるdarkvernuです。
 今回もお詫びの試作品をやっていきますね。残す所これを含めて後三回。

 ジュンペイは予告状の内容を一つ一つ整理してゆく。最初の段落かあああああら!
「五月蠅いな! 俺が説明してる時に横から大きな声出すなよ!」どうやら温厚なジュンペイも時には怒るらしいね。
 さて、ジュンペイの意思を尊重して静かにそしてひっそりと説明しよう。ジュンペイに依ると最初の段落は犯人以外の私達に対して自分の印象を頭のおかしい人物だと強調する為だとか。その通りだろうな。わざわざ罪と罰の主人公を強調する事で世の中を変革したい為に殺人を起こして英雄に成ろうとする人間は殺人鬼を強調する上で最も有効的である。
「罪と罰ってドストエフスキーの小説よね?」
「何そおれ?」
「さっぱりだけどさあ、何か聞いた事あるっちゃああるよな」
「何か知ってる、プロマイ?」オタク知識は優れても一般的な文学知識に疎いオオニシはプロマイに尋ねる。
 尋ねられたプロマイはこおおおう答える。
「いや、罪と罰はロシア小説らしく余りにも長いのは知ってるよね? でも大体をわかりやすく説明すると主人公は高利貸し殺害を決意するシーンや殺人を実行した後に何もかも恐怖するシーンとか僕はそれが印象に残るよね……つまり犯人は敢えて逆をついて今も怯えてると思うの」
「前置き長いから噛み砕いて説明して欲しかったね」
「そうそう、あいついたらリザヴェータ出して揶揄おうと思ってたね」とムーミンは意味深な誰かを示す。
 それに対して反応するのはジュンペイ。
あいつ……あいつの事ね。まああいつの事は後回しにして次の段落を説明しよう」
 ジュンペイは続きをする。次のターゲットを示す段落。一読するとロバが言うようにチャラオを指す文章。だが、ジュンペイはそれよりも先程ムーミンが口にしたあいつと同一人物かどうかが気に成る。そう、あいつ……十五人全員がその代名詞を聞くだけで息を呑んでしまうあいつは共通するのかどうかを。
 これに反論するのは指名されているであろうある人物。
「そんなのこじ付けだろうよ! 第一あいつの事件は俺関係ねえし! あいつが勝手に自殺したんだろうが!」
「自殺? あの事件ってそれで片付いたのか?」それに対してタケマサは驚く。
 無論タケマサ以外にもチャラオの発言に対して驚く人物が二人。
「ええ、事故じゃなかったん?」
「お、俺もそれは初耳だぞ! 何でお前はそれを自殺だと言ったんだ!」
「え、テレビで紹介されたんじゃないの?」
「ああ、あれか。あれはテロ朝の捏造だって後でスレ住人が見つけてそれに反応したあいつらが後日テロップミスだとして謝罪したってよ」とオオニシは答える。
「え、捏造? それは知らなかったよ」
「捏造ってなあに?」と言葉の意味を知らないアママイは尋ねる。
「捏造ってのはムーミンが小さい女の子が好きなのをお婆さん好きだと証言するような物だよ」
「本当にタイラントは例えがカスいよな」とムーミンはさりげなくタイラントに噛み付く。
「要するに昔KY新聞が沖縄の珊瑚雲にKYという落書きが書かれていて環境を傷付けられたという記事を出したんだけど、後で地元の雲師が調査した所彼らが取材するまでそんな落書きを見た事ないって気づかれて捏造が発覚した事件があるだろ? あれだよ、アママイ君」と補足するタカ。
「ええ、KYって捏造だったの?」
「ネットは鵜呑みにしたら駄目よ」とあくまで新聞テレビ派のプロマイはネットに不信的である。
「へえ、そんな事件あったんだあ」
「そ、そうだよな。あれ捏造だったんか。知らなかったなあ」とチャラオの視線は何処か余所余所しい。
「五月蠅いぞ、どっかの誰か!」
「ほっとこうよ、チャラオ。そんな事よりも予告状の説明の続きをするな」
 ジュンペイは話を続ける。次の段落ではゆうちゃんを殺した動機と一緒にゆうちゃんを含む八人を犯人は狙ってるとの情報が示される。真犯人は指名した人間を含めて後七人殺す予定。その為に誘拐実行犯であるテロリスト五人と協力して犯人と被害者を含む十五人を誘拐。それが完了すると先ずはゆうちゃんの殺害を決行。方法は示される通り遠隔操作して殺害したと記される。だが、どんな方法なのかは其処には記されていない。理由は記せば自分が犯人だと気付かれてしまうのだとジュンペイは推測する。それだけではない。誘拐実行犯であるテロリスト五人の殺害は犯人の身元を知らせない為……それは誰もが考える事だろう。だが、何故五人を先に殺したのか? そこにジュンペイは引っ掛かりを覚える。
 それを聞いて先に口を開くのはノブユキ。
「遠隔操作のトリックがわかったらゆうちゃん殺害の方法がわかり、犯人もわかるって記してるんだよな?」
「ひょっとしたら引っ掛けかもわからんよ」
「本当なあの?」
「駄目だよ、アママイ君。タイラントは引っ掻き回してくるから鵜呑みにしちゃ駄目だって」
「それは言えてる。現にあいつはムーミンに対して変な茶番をさせてたからな」とオオニシは納得する。
「おい、ゴメクボ。お前は気付いてるか、犯人がやる方法について?」とカズヒロは尋ねる。
「いや」それに対してゴメクボは否定。
「いや、こいつの事だから絶対知ってるだろ!」とタケマサは食らああああい付く。
「いや、本当に知らんからさ」
「だったらどうして予告状を先に出さなかったんだよ! 何か疚しい事あるから出さなかったんだろ、ええ?」
「うっせーな、お前。知らんと言ったら知らん」
「ああ、何だと--」
「オイ、止めろって!」二人の間に入るのはオオニシ。
「コミ隙はほっといてさっさと予告状の続きを説明しろよ、ジュンペイ」と急かすチャラオ。
「え、俺にやれって?」
「いや、お前が言い出しっぺだろ!」と誰よりもツッコミが冴えるロバ。
「面倒臭いなあ。まあやっちゃいましょうか」
 次の段落の話に移る。四階に降りる条件として誰か一人の処刑を促すメッセージ。これにはジュンペイ自身が良く知るあのゲームが連想される。そのゲームについては後程説明されるとして問題はどうしてそれが条件なのか? それについてジュンペイはこう推理する。真犯人はゲーム性も兼ねてそう記したのだと。ゲーム性を取り入れる事で第一段落での狂気性を高め、真犯人は頭のおかしい人物だと犯人を除く生き残った十三人にそう印象付ける為。プロマイに次ぐか若しくは同等の頭脳明晰性を持つジュンペイならではの推理であった。
「別に俺はそこまで頭良くないよ」
「出たよ、頭良い奴の良くない発言!」と頭の悪いと自覚するチャラオはそう口にする。
「成程、人狼ゲームか」オオニシはそれについて詳しい様子。
「それ何なんだい、オオニシ君」
「いわばイタリア発祥のゲームで確か--」
 おっと人狼ゲームの詳細については各自調べるように。私はそうゆう話で文字数を稼ぐのは好きじゃないんでねえええ。
「成程ね。嫌なゲームだよ。プレイヤーの中に潜む狼を全て死んだら村人の勝ち。だけど、村人を全て殺せば狼の勝ち。けれども一人でも妖狐が残ったら妖狐の勝ち……何だかそのルールって今回の事件にも適用されるかも知れないわね」
「はあ! オカマの癖に何言ってんだよ!」
「チャラオさん……悪いけど、その可能性を入れないと真犯人に辿り着けないかも知れないと僕は思うの」
「成程ね。狼に味方する狂人の事……行っとくけど、俺は違うぞ!」
「案外ムーミンだったりして」
「お前にだけは言われたくないって」
「そうそう、タイラントはあからさまに狂人だと僕は思うな」
 とムーミン、タカからはそう疑わああああれるタイラントであっっっっっっっっっっった。
「それで誰を吊るんだ?」
「いや、待ってよ。その可能性は提案するけど僕は絶対そんな事させないからね」
「え、どうしてだ? だって誰かを殺さないと俺達は殺されるんだぞ」とカズヒロは早速疑心暗鬼に陥る。
「でも人を殺すんだよ。そんな事させないよ」
「うん、俺も誰かを殺すおはいけないよ」
「だけど、疑わしいのを吊っとかないとまた一人殺されるんだぞ。それに」
「それに?」とハラちゃんはタケマサの提案に釘付けと成る。
「そうしないとあの鉄格子が開かないぞ!」
「ああ、そんな文面だったな。って事は真犯人の狙いは俺らに人殺しさせようとしてるな」
「でもやらないでね。それが真犯人の狙いよ。そうする前に真犯人である現代のラスコーリニコフを捕まえて事件解決に導いた方が早いよ」
「いや、その前にあいつに鉄格子開けて貰う方が良いんじゃね?」
 とロバは私を指すようだが、私はお前らが真犯人を見つけるまで何もしない。只の傍観者を気取る私に頼むのは自分達の力を信じない事の表れではないか? 依ってそんな頼みは私からお断りしておこう!
「面倒臭い野郎だな」
「本当それ! あいつがさっさと真犯人を指名してくれたら俺達もこんな事態に成らないのによお」
「まあまあ存在しない誰かの話はほっとこう」よくわかってるじゃないか、タカ。
「それにしても誰なんだ、犯人は?」
「金田一の犯人みたいに変な仇名が付いてるのが気に成るけど」
現代のラスコーリニコフだなんて何が狙いなんだ? 本当にこいつじゃないのか?」
「早速俺を疑うのか、タケマサ」
「ああ、俺を呼び捨てるんじゃねえよ!」
「ロバも呼び捨ててるじゃないか!」
「ああ、止めろって!」
 タケマサとゴメクボを止める役を務めるのは何時もオオニシだった。
「やっぱ吊ろうぜ。言っとくけど、俺じゃないからな」一方でカズヒロは面倒事を終わらせようと焦る。
「駄目よ、カズヒロ。それが現代のラスコーリニコフの狙いよ」
「プロ君の言う通り、人殺しちゃ駄目やよ」
「というか誰かもわからんのに殺せる訳ねえじゃん」
「そうだよな。というか俺も違うぞ」とハラちゃんはロバを睨む。
「俺だって違うからな!」と違う事を強調するロバ。
「本当に誰だよ、僕らをこんな目に遭わせるのは!」とタカも焦りを見せる。
「まあ今は食事でもしよう」と何故か不気味に余裕を見せるジュンペイ。
「案外お前が犯人って線はどうよ、ジュンペイ君」
「俺は違うね。ゆうちゃんなんか殺しても何の意味もないし」
「ところで気に成るんだけど」とノブユキはある疑問に気付く。
「何なの、ノブユキ君?」と促すタカ。
「最初の被害者であるゆうちゃんを殺した動機は何なんだ?」
 ノブユキの疑問に対して同じく口にする者が一人……それは次に回る。


 と今回はここまで。次で第二の殺人が怒ると予告しときます。誰が殺されるかは教えないけどね。
 んで役割はざっとこんな形だね。推理役はプロマイ、ジュンペイ、ノブユキの三人。ある程度推理は出来るけど、補佐役或は司会進行に近いのがカズヒロ、オオニシ、ロバ、タケマサ。一緒に考えはするけど、そこまで期待出来ないのはゴメクボ、ムーミン、タカ、ハラちゃん。推理出来ないのはアママイ、ゆうちゃん、チャラオ。引っ掻き回すのはタイラント。
 理由を説明するとプロマイ、ジュンペイは説明するまでもない。ノブユキは自分の記憶では実際のあいつも中々に聡明で頭が回るって知ってるからな。んでカズヒロだけど、こいつは勉強こそイマイチで大学進学も出来ない程の出来だ。だけど、それなりに頭は回る。ただ、本気を出さないだけだ。オオニシにも当て嵌まるけどこいつは一応大学進学は果たしてるからな。それなりの知識も身に付けてるからその役割に就かせてる。ロバはツッコミが的確なのと自分の記憶では仕事ぶりにしても中々侮れない。だからこそその役割にしたまで。タケマサはあれでかなりの腕利き。少し怒りっぽいのはほっといてくれ。頭が回るのは自分は良く知ってるからさ。ゴメクボはあれで自分の記憶では中卒で高校進学した事がない程。但し、他人には気付いてない部分に気付いてる節があるからそれを踏まえてその役割に就かせた。ムーミンは出来る出来ないの差が激しい。自分の記憶だと出来る時はかなり出来るんだよ。それは知ってるからな。但し、出来ない時は本当に出来ない。実際出来ないあいつも自分は知ってる。だからこそその役割にしてる。ンでタカは頭こそ回るけど、何処かそれなりに舐めてる部分があるからな。まあこれは自分の記憶に従ってだ。但し、そこまで頭回らないかと言われれば……それは違う。ただ、舐めてる場合は本当にどうしようもないだけで普段通りだとそれなりに期待出来ると踏まえてその役割にしてる。んでハラちゃんだけど良くもないし悪くもない。これも自分の記憶に従ってそう思ってるからな。だからこそその役割にしてる。ではアママイだが、こちらも説明するまでもない。ゆうちゃんだが、自分の記憶じゃあ期待出来ない。チャラオだけど自分の記憶じゃあアホである事は確か。それに因んでその役割にしてる。最後にタイラントを引っ掻き回し役にしてるのは自分の記憶通りじゃああいつは自己中だからな。それ故に真面目にやらんし、だからってほっとくのも良くない。そうゆう役割にしてる。以上だ。
 という訳で今回はここまで。多分、次は来週やると思う。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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