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雑文特別編 狂言師我聞 試作品  (2/5)

 どうも何だか火が点いたので出来る限りやってみますか。

 ノブユキグループに召集されるように十四人全員食堂に集まっっっった!
 先ずはそれぞれの報告から始める。カズヒログループによる報告では大きな牢屋以外の八つの牢屋には人が入った形跡が見られない事が判明しっっっっっっった。
「つまりテロリスト五人があの中に閉じ込められた可能性は見られないことがわかったんだ」
「不思議よね。あの人達は僕達を閉じ込めておきながらどうやって殺されたのかしら?」
「そんあに不思議なの?」
「ひょっとしたらその形跡あったけどわざわざ掃除してから形跡を消したとか有り得るんじゃない?」
「お前アホだろ。それで痕跡が消えたら今頃はコナンや金田一でもそれを使ったトリックが出るだろう」
「まさかチャラオがここまでアホだとは思わなかったぞ」
「え、そうだったんだ」とタイラントはわざとらしく納得して見せる。
「はいはい、タイラントは無視して」
「それ以前にあいつらをどうやって殺すんだ?」
「あ、そう言えばジュンペイは何かわかったって言ってたな」
「いや、何も」と白を切るジュンペイ。
「ジュンペイ君は何時もこんな感じなの?」
「俺に聞かれてもわかりません」とタケマサの質問に答えないムーミン。
「意地悪しちゃ駄目でよ、ムーミン君」
「いや、本当にわからないんだよ」
「デブはほっとこうぜ。それよりも他に報告とかない?」
「あったな。他には……そういや、ゴメクボは何か見つけたよな?」
「え、そうかな?」とこちらも白を切る。
「オイ、見つけたんだろ? 俺達に教えろよ」
「さあ」とゴメクボは他人に話したがらない。
「オイ、俺達の命が掛かってる時に隠しごととかなしだぞ」
「別にいう必要ないんだろ? 俺達の中に人殺しが居る場合は」
「ああ、何だとてめえ!」とタケマサは突っかかる。
 そんな彼と話したがらないゴメクボの間に入るのはオオニシだった。「喧嘩するな、お前ら」
「あいつが何か言わねえのが悪いだろ! さっさと言えよ」
「何で言わなきゃいけないんだよ。別に言うのは勝手だろ!」
「はあ、お前喧嘩売るのも大概に--」
「ストップ! 二人とも熱くなり過ぎよ」
「プロ君の言う通りだあよ」
 とプロマイとアママイの二卵性の双子も二人の口論を止めにやって来る。
「もうこの話は終わりにしてさっさと次に行きましょう、ね」とタカは揉め事を避けようと次の話を進める。
 次の話とはタイラントグループに関する報告だった。彼らは呼び出される前に一通りの調査を終え、食堂に集結した。報告するのはグループリーダーを務めるタイラント。彼に依ると雲上四階へと繋がる通路は鉄格子で封鎖されており、それを解錠する仕掛けにはカードキーが必要だった。だが、カードキーは何処にもない。これはノブユキグループの報告で明かされる事項。他には倉庫の扉の横に五階の見取り図らしき物があり、それらは調査した通りだった。食堂と倉庫の真ん中から下に向かえば四階へ繋がる階段がある。それは通路を調べた彼らの知る通りに描かれていた。
「--以上がムーミン以外の僕達が調べて来た事柄だよ」
「ちゃっかり俺をディスるなんて何処までタイラントは屑なんだ」
「だってムーミン、犯人ごっこしてたんだからサボって当然でしょ」
「お前が言い出さなきゃやらんかったぞ」
「でもジュンペイ君だって賛成してたじゃん、犯人がわかるかもって」
「そうだけど、お前みたいに何も考えずにそんなこと言ってないんだけどよ」
「それでわかったんだけど、どうやら犯人は五人を眠らせてから殺した可能性が出て来たんだよ」とタカは話を進める。
「確かにそうだな。ムーミンが突然、俺達の所にやって来たから何があったのか聞いたらまさかそんな下らないことをしてたのを知って呆れたな」
「全くだよ。何があったと思ったぞ思ったぞお!」
「何かハラチャンがおかしく成ったぞ」
「元からおかしかっただろ、ハラチャンは」
「要するにムーミンが逃げて来たことを考えれば一人で五人を相手に向かうことは不可能だってわかったんだよな」
「まあね。そうすると犯人は五人を何らかの方法で眠らせてから殺した後にあんな通路のど真ん中に運んだんでしょうね」
「それも不思議よね。まるで『僕達に見せて下さい』と言わんばかりにそこに置いてゆくんだしね」
「え、どうしてえ?」と状況がはっきりわからないアママイは尋ねる。
「そりゃね、アマ。死体は発見されたらそれで証拠が付くのよ。発見されないから殺人事件は謎が深まるの。なのにゆうちゃん君の死体もど真ん中。更にはテロリスト五人の死体もど真ん中……これ、発見されない方が難しいよね」
「それが不思議なんだよ。犯人は何の目的でわかりやすい所に遺棄したんだ? 特に五人の死体は正直謎が深まるばかりだよ」
「それ誰かわかる人居る?」と元々考えるのが得意じゃないカズヒロは投げる。
 それに応えたのはさっきから証拠を示さなああああああいゴメクボだっっっっっっっった。「これじゃない?」
 ゴメクボが提示する証拠は血の付いた手紙。無論、ゴメクボだけじゃなく他の十三人にも血痕らしき物は見当たらない。
「何で今頃になって出すんだ、てめえ--」
「まあまあ、良いじゃないか」
 と宥めるオオニシ。
「えっと何々……こんなのが書かれてあったぞ」
 手紙を手にしたハラチャンは読み上げる。それらは次の通り。

『十三人に告ぐ……

 これは数科学社会への革命の狼煙だ。これは貴様らの血を以って革命は始まる。
それは現代のラスコーリニコフが罰に屈したようには成らない。罪で革命を大いに実現
させる為に始めるのだ。狂った世の中を血に染めてこそ初めて実現される革命。格好
良く示そうなら血桜よ、ここに吹雪けって。
 前置きはこのくらいにして次はお前だ。ゆうちゃんと同じくお前も人類にとって不要
な存在。何故ならお前は私の大事なあいつを酷い目に遭わせた。覚えてるぞ、夜の
パチンコ、空っぽに成った今月の給料、それから無免許運転。次のターゲットは
お前だ。お前は大人しく武器を持って大きな牢屋に近付く俺を狙い撃つ準備をする
んだ。
 因みにゆうちゃんは十三人よりも先に起きて真っ先に廊下に出てから私がある方法
で遠隔操作して殺した。何故先に奴を勝手に起こしてから殺したのか? それは
ゆうちゃんがあいつを酷い目に遭わせた内の一人だからだ。八人だぞ。だが、邪魔
なので他の五人も序に巻き込んでやった。テロリスト共はいわば誘拐実行犯で誘拐を
済ませたら速やかに始末してやった。方法は各自推理して考察するんだな。
 それから四階に降りたければさっさと一人自殺しろ! それが私から望みだ。
もしも自殺を拒めば……お前を殺す。お前は誰かを自殺させなかったから死ぬんだ。
良いな?
                          現代のラスコーリニコフより』

 何んんんんんんんっっっっっっっっと悍ましい犯行予告! これは挑戦的な犯行予告ではないか! これを予告じゃなくて何というのか! 犯人を含む十四人の表情は青い! 地球よりも青い!
「オイ、お前が書いた犯行予告じゃねえんだろうな!」とムーミンは私の仕業だと断言して来る。
 残念、私ならばわざわざ特定の人間を誘導するような犯行予告は書かないね。それにこの予告には何か矛盾がある事をお気付きかな? これ以上は君達の頭で考えたまえ。
「矛盾?」
「絶対あいつが書いたんだろ!」
「決め付けは良くないってムーミン」
「でもムーミン。それだと少し変なことも起きるよ」
「わかったの、タカ?」とジュンペイは知らん顔で尋ねる。
「うん、だってあいつだったらきっとこんな風に誰かを誘導するようなことを書く前に既に事件は起こってる筈だよ」仰る通り、タカ。
「つ、つまりあの馬鹿は違うってことかって?」
「そんなことよりも問題視することがある筈だぞ」とハラチャンは何かに気付く。
「ハラちゃんも気付いたのか?」とロバも既に何か気付いた模様。
「ああ、一体誰を狙ってるんだって?」
「言われてみるとそうだな」
「俺はパチンコなんかやらんし、そもそも折角の給料を空にするようなこともしないしな」
「俺はするけど、大抵は彼女との遊びで使い果たすし」
「本当に誰のことだ、これえ?」
「お前だよ、チャラオ!」とロバは指ィィィィィ差す。
「はああああ、最近は俺パチンコ行ってないしぃ」と白を切るチャラオ。
「それ本当だよ。ずっとこいつは俺と一緒に遊んでいたし」
「いや、ハラチャンが証人だとあんま参考に成らない気がすんだけど」
「何だろう、これ?」
 ジュンペイは何か気付いた様子。それについては次に続く。


 という訳で気分が高揚したので続きを書きました。言っておきますが、タイトルにします通り5/5で終わりますのでお気を付けを。
 では今日はここまで。明日は雑文の日だ。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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