FC2ブログ

雑文特別編 狂言師我聞 試作品  (今までの分その二)

 どうもまた今まで書いてた分を載せますね。

 序章は始まった。これから十四人はここから生きて脱出しなくてはならない。その為にはゆうちゃんとテロリスト五人を殺した犯人を捕まえるのが何よりも鉄則となる。
 その前にこの私から説明しなくてはならない。そもそも彼等はどうして十五人集まったのかを話さなくては状況が解らないだろう。彼等は誘拐されたんだよ、五人のテロリストに。
「俺には意味不明なんだよ。どうして誘拐されなくちゃいけないんだ、ゴメクボ?」
「俺だって知らない。女といい雰囲気だったのにいきなりあいつらが俺を車に積めてさ!」
「それ、俺もだよ! 折角好子ちゃんといい雰囲気だったのにい!」
「それ俺の彼女だって!」ハラちゃんは楽しそうに突っ込む。
「ひょっとして俺らを誘拐したのは……いや居ないか」とロバは言いかけるが、言えない。
 ロバが言いたかったのは私我聞の事だ。けれども私は誘拐なんて姑息な真似はしない。解るだろう? 私の存在がどれほどお前達にとって恐ろしいのかを!
「見当違いですよ、ロバ先輩。仮に……だとしてもそれなら誘拐する前にみんなを一瞬で殺せましょう。それくらい禁忌な奴です。
 例え誘拐した後でもわざわざゆうちゃんとテロリスト達の死体を別々にした挙句なおかつ異なる殺し方をしますか?」とノブユキは私の容疑を晴らしてくれたあああ!
「そっか、違うのか。そういや、あのアホの死因は何だった?」
「ロバ先輩は何気に非道い事言うね。まああいつは散々恨まれるような事してるし」
「タカ……あいつの恨まれ事はいいから」とオオニシは突っ込みを入れるうう。
「ごめん、ちゃんと見てなかった」
「オイオイ、それじゃあ駄目だぞ! この際もう一度--」
「その必要ないよ、タケマサ先輩。あいつは胸を包丁でぶすりと刺されて死んだよ。俺はあいつから財布を抜き取る時、確認したから」と淡々な調子で答えるジュンペイ。
「ジュンペイ君はこうゆう時、役に立つよね」
「心底何考えてるのかわかんねえけど、信用していいのか?」と言って身体をビクつかせるチャラオ。
「ジュンペイ君はそんな事をする人じゃないよ。僕が保障してあげる」
「お前の保障なんて欲しくない」とジュンペイきっぱああああり切り捨てる。
「話脱線しているが、つまりゆうちゃんの死因は包丁による刺殺。でいいんだよな、ジュンペイ?」と質問するオオニシ。
「そうだよ。ところでここに食堂なんてあったかな?」
「そう言えばそうよね。ここが天井何階なのかわからないけど、食堂のような部屋はあるかも知れないわね」
「そういや腹減ってない? 食堂って聞くと何だかお腹が空いてきたぞ」タケマサは右手でお腹を摩った。
「まさかお腹の子にはあたしの--」
「オイ、デブ! 何ボケをかましてんだよ! そうゆう状況じゃないだろ!」
「それでタケマアサ君の子は誰の子なの?」とボケを真に受けてしもうたアママイ。
「違うよ、アママイ君。あれはムーミンのボケだからさ」とタカは必死に説明する。
「そ、そうだよ。もう、アママイは本気にしちゃってえ!」
「ムーミン君のせいでだいぶ話が脱線したねえ! そんで今何の話してるの?」とハラちゃんは言う。
 このままほったらかしにしてもいいが、一向に進まない以上は仕方がない。
 十五人がどうして誘拐されて、何故ゆうちゃんの死体がある部屋に監禁されたかについてだ。それからここはどこなのか?
「そうそう、それだよ。俺達はテロリストに何か恨みでも持たれたのかな?」とカズヒロは流されるように先陣を切る。
「俺は絶対無い。そもそもあいつらの声なんて聞いたことがない」とゴメクボが続く。
「声なんてボイスチェンジャーでいくらでもごまかせるだろ、なタケマサ?」とオオニシがタケマサに振る。
「そう言われるとあいつらの声は機械みたいな声だったな。いや、違う。ヘリウムを吸ったような甲高い声だ。ひょっとしたら顔を隠していたのは声も同様にわからないようにする為か」
「それでバラバラ死体の顔を見るのは誰にする?」といきなり死体確認を振るタイラントは一体どうゆう神経をしてるんだあああ。
「俺は駄目だし。死体なんて恐くて触れない」とカズヒロは拒否。
「俺も断る」
「俺もパス」
「お、俺だって断る!」
 ゴメクボ、チャラオ、ロバは続けて拒否。
「じゃ、じゃあ僕がしようかな? ほ、ほらみんながやらないと話が進まない訳だし」
「じゃあお願いね、プロマイ君」
 プロマイは一人一人の死体のマスクを外してゆく--慎重に。
「どうだ? あったの、プロ君」
「どうやら僕の知らない顔だわ」と冷や汗を拭うプロマイ。
「僕もこんな人達は知らないよ」
「俺もこんな連中の顔に覚えがないよ」
 タカ、ハラちゃんと続けて十四人全員がテロリストの顔に覚えがないと主張。
 フフフ、果たして本当に知らないのかな? 犯人だけは顔見知りだろ?
「冗談じゃないぞ! 知らんと言ったら知らん!」御免御免、カズヒロを怒らせて。
「現時点では犯人以外顔見知りではないという事でいいか?」
「ノブユキの言う通り。このまま話をだれさせるのも意味ないしね。
 それじゃあ部屋を探索しに行こうか」
 ジュンペイに誘われる形で彼等はフロアの探索を開始。次に移る。


 とここまで。次からは書きかけの部分と新たに書き起こす部分を載せていきますね。因みに世界設定としては神話の戦士アクエリアスと同じだと思って下さい。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
リアルタイムカウンター
現在の閲覧者数:
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR