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雑文特別編 狂言師我聞 試作品 (今までの分その一)

 どうも昨日までに第六十話を終わらせて今も試作段階の狂言師我聞をやりますね。
 あ、第六十話の解説は雑文でやるのでこちらは純粋に狂言師我聞の内容を楽しんで下さい。

 十四人はゆうちゃんの死体を発見した!
 一番驚いたのはなんっっとお、タカだった!
「ゆうちゃんが死んでる! て、テロリストのスァざだよ、仕業だよ!」
 タカという男は愚痴が多いが、死体になった男を含めた十五人では割と普通の良い子だ。そんな中、十五人で最も普通でない顔をした男タイラントは「そんなことよりもムーミンムーミン、さっさと逃げる方法探そうよ」と空気を少しも読まない発言をした。
「そうだねん。ゆうちゃんはきっと死体の振りしてるんだよってい!」
 ムーミンは目が細く、小太りの男。仲間内ではタイラントに次いで奇行が目立つ。そんな訳なのかゆうちゃんの死体を真似するよおおおおうにムーミンは仰向けに倒れ込む!
 ムーミンの奇行に怒る者がいた。「人が死んでるのにそんなこと出来るのよ、やめてよ!」とプロマイがタイラントとムーミンに怒鳴る。
 マイは主に二人いる。一人はアママイ。知的障害者なのか「そうだよ、タイラント君、ムーミン君。人あ死んでるのにそんあのやめてよ」と上手く喋る事は叶わない。
 もう一人が「ゆうちゃんが死んで悲しいともうのが普通でしょ!」とオカマ口調だが、根が優しい男プロマイ。ただし、真面目すぎる故に抱え込みやすい性格である。
 そんな中、「それよりも何でゆうちゃんが死んだ? あいつはテロリスト達に何か恨みを買ったっけ?」と皮と骨しかないような体格をした男チャラオが口を開く。
「そうだよね。確かにあいつはウザイし、ムカツクし、借りた物を平気でパクるしさ。でもそれ、俺達の中でしかわかんないじゃなーい?」
 気分が高揚しやすい男ハラちゃんは死体の事を気にせずに喋る! それに反応するのは「オイオイ、お前は何気に酷い事言ってねえか? さすがにそれは」と言葉を返すはロバという年上にも生意気な口調で話す男。
「と、とにかくゆうちゃんの事よりもこれからどうするかを考えよう」 ノブユキは比較的常識がわかる男。
 状況打開がどこかにあるのではないかと目を向けたのは「ノブユキ君はこう言いたいんだね。『俺達を閉じ込めた扉を確認せよ』って」口を開くのは物静かな男ジュンペイ。
 十五人の中で最も考えが読めない男に「そ、そうだよな! で、でも万が一にテロリストが撃ち殺しに来るんじゃないのか? あいつらは何するかわからないし!」とびくびくしながら怯えるのはカズヒロ。彼は他人に流されやすく、意見が二転三転する。
「じゃあタケマサ。機械に最も詳しいお前ならいけるんじゃないか?」
 そう助言するのはライトノベルをこよなく愛する男オオニシ。
 タケマサという男はオオニシとはネットで繋がる仲間。更には機械いじりでは十五人中最も高い技能を有する。 「俺に『死ね』って言いたいのか! 酷いなあ、オオニシ君は」
「別に死んだっていいだろ! お前鬱陶しいんだから」
 十五人で最もコミュニケーション能力が欠如する男ゴメクボ。
 そんな彼に「アア? 何か言ったか、おい!」と顔を真っ赤にするタケマサ!
 一触即発のおおおっっ中で「やめてよ二人共、喧嘩してる場合じゃないだろ」と止めたのはタカだった!
「先に喧嘩吹っ掛けたのはこいつだろうが! こいつに怒れよ、タカ!」
「喧嘩はやめてよ、ゴエクボ君もタケマサ君も」
「そうだよっな。死体がある中で喧嘩したのは全てムーミンが悪いんだから」
「いや、ムーミン関係ないでしょ!」
「そうだよ、俺が悪かったよ! じゃあ罪を償いに扉を開けに行きますうよ!」
 ムーミンは本当に扉に近付く!
「いやいやそんな行動する? する? おかしいでしょ!」とやかましく喚くチャラオ。
 その声を背に浴びながらムーミンはノブのない扉を蹴り倒す!
 扉は力の方向になんっとお倒れてゆく!
 おかしいと思って先に声を出すは「昨日まで俺達を閉じ込めた扉だったんだぞ!」とノブユキは呟く。
「で、でも脱出出来るんだろ! やったじゃん! 最高じゃん!」
 気分が更に高揚したハラちゃんは扉の奥に駆け込むのを「ま、待て。テロリストが」カズヒロという男は止めに入るも既に彼も扉の奥に出ていた。
「あいつらが大丈夫なら私もついでに行きましょうか」
「呑気だな、ジュンペイは」
 そうして一分の内に十四人は部屋を脱出--ゆうちゃん死体をそのままにしながら。
「ところでテロリストは全部で何人だった?」
「俺達の数より十人少ない五人だったっけ?」
「俺に振るなってハラちゃん!」
「と、とにかく離れないように慎重に行動しよう」
 彼等は歩いて二分もしない内に「うわああああああああ!」叫び声と共にテロリスト五名のバラバラ死体を目に焼き付けるタカ!
「ほ、本当は六人じゃないのか!」 タケマサがオオニシに確認する。
「いや、確かに五人だよ!」そう、誰もが六人目のテロリストがいたという記憶がない!
 テロリストは全員殺されていた!
 じゃあ誰がテロリスト五名とゆうちゃんを殺したのか?
 フフフ、それは私が知っている--お前ら十四人の内の誰かだよ!
「ふざけるな! 何で俺が人殺しするんだよ!」と本性を露にしてしまったあムーミン。
「僕だっていくらゆうちゃんがどうなっても殺したりせず、炭火焼きして丸ごと食べるぞ!」と相変らずマイペースなタイラント。
「嫌だよ! 疑うのは御免だから!」とプロマイは悲鳴を上げるう。
 ハハハ、この私狂言師我盲聞次(以降我聞)はお前らにいる犯人を見つけるまで手を貸しはしない。早くしないと次の犠牲者を出すぞ、いいのかな?
「た、確かに犯人を見つけないと次は誰かが殺される!」と顔を青くするカズヒロ。
「ンな事言ってもよお、俺が何か殺されるようなことしたんですかあ?」
「お前は十分恨まれることしてっだろ、チャラオ!」
「教えてくれよ、ロバ。なんかしたんですかあ?」
「んなもん自分の胸に聞けって!」
「喧嘩は止めようよ、チャラオ先輩ぬにいロバ先輩」
「そうそう、こんなことするのは犯人の思う壺よ!」
「そう言ってプロマイ君が犯人だったりして」と茶化すタケマサ。
「プロマイが犯人だったらゆうちゃんよりも先にチャラオを殺すだろ」とオオニシが反論。
「それ以前にわざわざテロリスト全員を殺す意味あるのか?」
「どうゆう意味なの、ノブユキ君?」とタカは疑問を投げる。
「だってテロリスト全員を殺したら真っ先に疑われるのは僕達だよ。なのに何でかなあ、と」
「言われてみるとそうだよねえ。僕が犯人だったらテロリストに疑いをかける方が一番だしねえ。或は仮に殺してもムーミンに全部罪を着せるように仕向けるし」
「全くタイラントは屑だねえ。かすだねえ。そんなに俺が嫌いかねえ?」
「馬鹿二人はほっとこうぜえ。と、にかく俺じゃないのは確かだぞ!」
「汚ねえなあ、お前! 真っ先に犯人じゃない宣言なんて!」と何時の間にか口に煙草を咥えるハラちゃん。
「ん? ハラちゃん」と唐突に口を開くゴエクボ。
「うわ! ビックリすんなあ」と咥えた煙草を地面に落とすハラちゃん。
「どこで手に入れたの、それ?」
「ああ、これねえ。テロリストの死体からかっぱらってきた!」
「オイオイ、危ない事すんなよ!」と眼鏡がズレ落ちそうなロバ。
「別に良いだろ。どうせ死んでるんだから」
「罰当たりなことするわねえ、ハラちゃん先輩は!」
「ゆうちゃんに比べれば大したことないし!」
「まああいつは死んで清々したからいいけど」とタカはゆうちゃんに容赦ない。
「だからといって死んだ人を侮辱するのは止めましょう!」
「まあまあプロマイ! い、今はゆうちゃんとかをどうするかよりもどこへ向かえばいいかを考えようよ、な?」
 誰に向かって喋ったかわからない方角にカズヒロは顔を向けた。そりゃあ私の事だよ。
 言っておくが私を犯人とするには安直すぎるぞ。けれども確実に言えるのは犯人はお前ら十四人の誰かだよ!
「だから俺じゃねえよ! 俺が犯人だったら真っ先にタイラントをキルするって!」
「でもここにはデスノートないよ」と呆けをかますタイラント。
「デスノート無くても壊害神殺拳か或は外しを使えば--」
「えっと何の話してるんだ、この馬鹿共は?」とチャラオは煙草を咥えてライターに火を点けようとしていた。
「お前も何で死体から煙草とライターをかっぱらってんだよ!」
「別に生きてる奴から盗んでないしー」と味わいながら開き直るチャラオ。
「ん?」とオオニシはある事に気付く。
「どうしあたの、オオニシ君?」とアママイが聞くと「いや、何かジュンペイが居ないなあと思って」と周りを見渡し終えたオオニシが答える。
「言われてみれば何であいつが居ないんだ? ゴメクボだってちゃんと居るのに!」
 と十三人の誰もが心配している中でえ当の本人はあ「やあ、みんな」と何食わぬ顔でゆうちゃんの死体がある部屋の方角からやって来やがろうとはああ。
「お前どこで何してたんだよ!」とチャラオがやかましさを増している中で「ゆうちゃんの死体から財布を抜いたんだよ。今後使えるんじゃないかと俺が思って」と笑顔が絶えない。
「案外お前が犯人じゃないだろうな」と疑うタケマサ。
「まさかあ? 俺だったらあんな奴よりも先にタイラントを殺していたよ」
「そんなに僕を大事に思ってたんだねえ、ジュンペイ君」と見当違いな事をわざと言うタイラント。
「一番考えが読めない人だよ、ジュンペイは」とノブユキはジュンペイの底の知れなさに寒気を感じた。
 こうして十四人は犯人捜しを始めた。
「ついでにこの建物から脱出しないといけないね」
 いや、もう一つ付け加えるならテロリストによって放り込まれた建物からの脱出も始めたな。
 フフフ、果たして私の助力が必要になる日は訪れるかが楽しみだ……


 さて、これは今までの書き掛け。勿論、次も書きかけを載せます。それが終わってから新たに書き起こす奴を投稿しますので

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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