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一兆年の夜 第九話 大地は枯れて、生命は活力を失う(五)

 九月六十八日午後十時零分十秒。
 場所はキュプロ町中央区町長官邸。
 一階にある娯楽室でギャラッ都は齢四十三にして三十日目になるキュプロ栗鼠族のダナトミー・メデリエーコフと遊びながら会談した。
「果物包丁に変わるん物を作るんのは鰐族がいくらあ顎が強くんても難しいことじゃて。折角遠くんまで飛ばせるん望遠刀を持ってるんだからいいじゃないか」
 ダナトミーは自分の手札を二枚代えながら言った。
「しかしいですね、町長! 望遠刀うも物部刃があ無くなれば飾るる以外に使いい道が無くなるるのですよ!」
 ギャラッ都は自分の手札を四枚代えながら反論した!
「んん? 札が揃わないぞ。んん!
 おっといかんのうん。そうかい、じゃあもっと物部刃を守屋村から買わないとなあ。わしの全財産が無くんなりそうんだけどいいかのう?」
 互いに手を出した! 結果はギャラッ都が二の揃いで勝利。二名は大富豪に遊びを変えた。
「自分は札混ぜは出来ないいですので、町長があやって下さい!
 町長、無理はあなさらないでえ下さい! 町のお存続が出来るくららいの財政規律でえお願いしまあす!
 戦いいは穢れを背負ううべき者達があ責任をお持って行いいます!」
 ギャラッ都は渡された手札に困った様子だ。
「この勝負、わしの勝ちかも試練のう。
 そうはいかんぞ、真島殿! わしら戦わない者は戦わない者だけの戦いというんのもあるん!
 それこそ戦うん者を全面支援するんことこそ彼のモノ達への戦いに繋がろうんて。同じで非ずか?」
 先鋒のギャラッ都は葉っぱ印の三から出した。ダナトミーは大きく石印の十一を
出した!
「同じです! ですうが、万が一にも町にい彼のモノ達いが来たららどうやあって戦ううんですかあ!」
 ギャラッ都は一旦遊びを止めて、ダナトミーに訴えるように言った!
「その時はわしら死が迫るん者達だけでも戦い、若い者達、特に雌子供共はさっさとこの町から避難させるん! 彼等に死なれては死んだ者達に面を上げきったままだ!」
 ダナトミーもまた一旦遊びを止めて、ギャラッ都へ反論した!
「覚悟がお有りいなんですねえ、町長も。わかありましたあ。
 ですが、必ず町長達はあ生きてえ下さいい! 生きてえいれれば必ず希望はありりますので!」
「そりゃわしの言葉じゃあ! 真島殿戦うん者達こそ生きるんべき希望じゃ!
 もう話の線を脱けるんのは終りじゃ!
 さあさあ一の週の後におけるん要員の構成、それに必要物資についての話に戻るんぞい!」
 二名は大富豪を再開した! 同時に一の週の後におけるエウク町奪還作戦の話も再開した。
「八切りはあ、やりまあすね!
 やはり熊族のお者はあ後三名必要です。それかあら鼻を活かあして犬族をお二名追加あ。それとお自分とお同じ足太のお馬族をお三名、いやあ二名ぐらいい必要ですがあ……」
 二名の会議および遊びは明日の午前四の時まで続いた。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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