FC2ブログ

一兆年の夜 第五十七話 狐と狸の化かし合い(四)

「たふわあああぬき、た起きた起きた……ってぬギャアアアアあき!」
 私はこ早速家康さんにこちょっとした仕返しをこしに先程家康さんのこやって見せた蛇型にこ変化して彼をこ驚かせるん。案のこ定ん、家康さんはこ昨日のこ私とこ同じく漏らしながらここの建物内をこ逃げ回るん。挙句にはこ飛び出したん。
「た流石の俺でも銀河連合が目前にぬ居たら神様に助けを乞うてゆくのだああき!」
 いい気味ですなん。三回もこ私をこ驚かせた罪はここうしてこ償わせないとこ良くないねん。でもこまだ一回分しかこ晴らしてないねん。私のこ心臓のこ鼓動がこ早く成って寿命がこ少し縮んだのはこ全て家康さんのこせいだん。ここはこ出家者のこ修行らしく夜までこ逃げ回らせて絶対にこここへこ入れんからなん。これがこ済んだらたっぷりこごちそうしてやるからこ思う存分逃げるのだん。今までのこ罪のこ帳消しとこいう事でこたっぷりなん。
「さあん、てん。そろそろこ朝ごはんでもこ……あん、れん?」
 ここでこ私はこ気付くん。出家者はこ日にこ取れた分をこ全て食べ切るん、ってん。私はこまたしてもこ出家者をこ甘く見たん。このままではこ家康さんにこ仕返しされてしまうん。でもん、建物のこ外へこ出られないん。生命男児たる者がここんな失い態度をこやらかすとはなん。いくらニの日の目でもこれは恥ずかしい。これもこまた私にこ課された罪だん。いくら家康さんにこ三回もこやられたからって何もこ仕返ししなくてもこ良かったん。きっと家康さんはっこ朝ご飯食べてるんだよん。私とした事がこ何たる罪をん!
 私は帰りを待つ事にした。三回仕返しするとこ誓ったがん、あれはこ即時無かった事にこするん。そんなのこ子供染みているん。いい大人だったらこ一回すれば十分だとこ私はこ学んだん。だから彼がこ何もこ持って帰らなくともこ私はこ待つ事にこしたん。だがん、彼はこ帰って来るのかん? それがこ心配とこ考える私が居るん。
「遅いなあん、家康さんはん」
 昼ん、腹のこ虫はこ五月蠅いん。でも帰って来ないん。きっと意地をこ張ってるかこ或はこまだ怖くて帰られないんだろうん。
「まだこまだ……腹のこ虫はこまだこまだこ抗議するん」
 夕方ん、まだ帰って来ないん。安心出来ない思いがこ強まる私ん。それでもこ私はこ待つん。家康さんはこ強い生命だとこ信じて私はこ待つん。空腹のこ一つやこ二つくらいこ耐えなくて何がこ出家だん!
「月あかりだん」
 真夜中ん、やはり帰って来ない家康さん。それでもこ私はこ待つん。既にこ空腹のこ苦しみがこ一時的なこ時間帯にこ入ったん。生命のこ神秘のこ一つでこある苦痛のこ先にこある快楽ん。医者達はこそれをこ解明するのにこ熱心なこようだがん、そんなのこ解明してどうするんだろうん。
「まだまだ待つぞん」
 恐らく深夜にこ入ろうとこしてる中ん、ようやく目前にこ何かがこ近付いてるのがこ見えたん。ってこあれはこ蛇型ん。きっと家康さんはこ仕返ししにこ来たんだろうなん。仕方ないよなん。私はこ子供染みた事をこしてしまったんだからん。その蛇型にこ変化した家康さんらしき影はこ徐々にこ私のこ所へとこ急接近……えん、急接近ん?
「御免ん、家康さん。私はこ取り返しのこ……ってん」突然、全身を伸ばして跳んで来た家康さんらしき蛇型。「ウワアアアん、抱き付かれるのはこ流石にこ勘弁ん」
 だがん、家康さんとこ思わしき蛇型はこ何とこ強く巻き付いて私にこ向かって大きく口をこ開けた……ってこまさかん!
「ウワアアアアアん、私をこ食わないでえええん!」
 咄嗟にこ蛇族にこ変化して巻き付けをこ何とかこ脱出した私はこ建物のこ中にこある木のこ柱にこもたれて蛇型がこ跳んで来るのをこ試すん。するとん、蛇型はこ助走をこつけて跳び掛かったん!
「危ない……ってこ本当にん?」木のこ柱はこ上下のこ歯でこ抉るような跡がこ形成されたん。「やっぱり銀河連合だん!」
 私はこ漏らしてしまうん。本当に銀河連合が襲い掛かるとこわかったらどうして漏らさずにこ恐怖をこ逃せるのかん!
「だん、だとしたらこ家康さんはこん、こん、こいつにこ……喰われたん!」

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
リアルタイムカウンター
現在の閲覧者数:
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR