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一兆年の夜 第九話 大地は枯れて、生命は活力を失う(四)

 九月六十六日午後十時零分三十二秒。
 場所はキュプロ町東地区一番地陸上流通商業本部。
 ギャラッ都は裏門近くで待っていた。
(彼のモノお達を死なせるる物は三回刺すうと神が宿らあなくなるう。血に含まあれる物やあ骨があ理由だからな。それ以外いにもおこれは俺達から穢れが出ているるという証拠だろう! 罪い深い! 俺はあ罪深い! それえでもなおお戦ううというのおだからどうしよううもないな!)
「悩むのも無理はないいーな。だけども自分だけ悩むのはいいーけないいー。私も一緒に混ぜるべきだよ」
「ワアッ! 相変わあらず急に出てえくるよなあ! メエデル総長は!」
 ギャラッ都を驚かした中年は齢三十六にして十一の月になるアデス羊族の
メエデル・メヒスイト。かつて真島マル子に総長の座を譲られたメレエの子孫にあたる。
「んで頼みである品々だが、これだけの物品では足りないいーぞ!」
「そこおをどうかあ頼みまあす! 彼のおモノ達とのお戦いではあ必ず戦いいは避けられれません!
 それに要員んをひたあすら集めてえもそれに見合ううだけの道具うでなけれれば数が揃おっていても必ずず我々は全て死にまあす! なのおでこれだけでおお願いします!」
 ギャラッ都は頭を地面にぶつけるが如く下げた--その衝撃でおでこから血が
流れた。
「コラアアアーア! お願いする時に地面に衝突してまで頭を下げるルーんじゃないいー! 私は情だけで動く羊だと思ってのおじきかいいー!」
 その言葉を繰り返し言われ続けたギャラッ都としてはたの見込みを工夫すべきだと思い、後悔した。
「その言葉が出るると言うことおはメエデル総長うは引き受けてえくれないいというう合図ですね!」
「当たり前だろ! 私は商者だぞ! 消費者の信頼を預かる物としての誇りで動く者だぞ! 情で動いいーて他の消費者に迷惑かけたら部下の者にまで迷惑をかけるのだぞ! 商者の心は常にいーお客様は神様を扱うように丁寧に扱え! わかるよな、その心は!」
 先祖がメヒスイト家に座を譲ったとはいえ、かつての真島家も商者の家だ! 知らない心ではなかった。
(その心は自ららを常に大切にしなあければいけないい心。神様にお礼をおするる心を忘れないいこと。ありがとうう、メエデル・メヒスイト陸上流通商業総長殿お!)
「その眼をしたと言うことはどうやら私への口説き方を改めてわかったといいーう眼だな!」
「はい! 俺は商いいの心にい誓ってお願い申しい上げえます! この町を守るるためえにも、更にはあお客様に再びいエウク町という住処あを取りり戻すためにもおどううか頼まれただけえの物品でおお願いした品々を通おして下さいい!」
 今度は地面から小指の太さの距離で止まって、頭を下げた!
「やってみようか! ただし、私は商者だ! 予定よりも少なくなったら諦めてもらうよ。いいかな?」
「いえ、総長ならら必ずう実現します! 何故ならら先祖があ譲ってしまううくらいいの方ですからあその子孫だって同じです!」
 さすがによくわからない言葉を言われたメエデルは両眼がしばらく焦点が合わなかった。
「ま、まあいいいー。油売りの真似はここまでだ。物を使い過ぎないのと同じように生命も使い過ぎるものではないぞ! 神々はお怒りになってしまっては後悔ばっかりになるからな。それじゃあ頑張れよ、真島の荒くれ馬よ!」
 メエデルは裏門から陸上流通本部の中へと入っていった。それを見守りながら
ギャラッ都はメエデルに感謝の気持ちを表していく。
(ありがとうう! あなたのおお陰で俺はあ大事な心をお思い出すうことが出来まあした!
 真島の心です! 真島のお心、それはあ配達員と生命とおの繋がりりを強めること!
 配達員とは違うう道にしてえ、要員が行くうべき道! それに必要うな心だ!
 俺はあメエデル総長うのお陰で思いい出すことがあ出来ましいた!
 ありりがとうございいます!)

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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