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一兆年の夜 第五十六話 再誕の火 再誕の灯火(終)

 こうして七弓と斬弥の長い旅はその息子であり、天同の血を色濃く受け継ぐ十五に依って幕を下ろした。彼の物語はここから大きく動き出すが、それを記すのはここではない何処か。でもそれを記すのは流石に他の生命にも申し訳が立たないだろう。
 なので今は他の生命に関する話に着目した話が中心と成って新古式神武誕生から次の危機が訪れるまでの間は左右対称の話の数々が羅列してゆく。
 さて、十五の血統はその後どうなるのか? 十五は十六歳で飛遊家の末子の飛遊柚子花と婚約。彼女との間に十五名の子を儲けた。名前が示す通り十五名もの子だくさんに恵まれた。でも男系と呼べるのはやはり最後の子である十六とむだけ。
 彼は自分の代で名前に数を入れる事を止め、代わりに片仮名を入れる事で名前に多様性を持たせた。そうだなあ、彼はヘラルド家のマリーンと婚約して五名の子を儲けた。内二名は男系。それらを混ぜ合わせて名前を例に挙げると第一子天同マーデ、第二子天同戸成とせい、第三子天同アルマ、第四子天同リーマ、そして跡を継いだのが第五子天同駆央くおう。実は雌の子だけは片仮名を使い、雄の子だけは従来のアマテラス文字の名前を付ける。こうする事で誰が受け継ぐかを区別させる事に成功する。
 とまあこんな感じで紹介したが、気付いてるかも知れないが斬弥と七弓の子供は全て仙者さ。正確にはもう仙者という区別は時代遅れの産物と成った。何故なら彼らの子供達はあちこちに飛んで行って子を儲け、既に人族の長寿命を事実上果たしてしまった。そう、人族は駆央から彼の三名の子供の内第二子である躯伝くでんの時には既にほぼ全ての人族は七十の年まで長生きが可能と成った。これは一体どうゆう事なのか?
 まあそうゆう時代の流れを紹介してこの物語に幕を引こう。さて、僕もゆかねば成らないしね……

 ICイマジナリーセンチュリー百七十九年二月十八日午前十一時一分零秒。

 第五十六話 再誕の火 再誕の灯火 完

 第五十七話 狐と狸の化かし合い に続く……

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Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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