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雑文特別編 一兆年の夜外伝 第異話 時代の流れが四名を別れさせる

 どうもディランはやっぱりディランらしくノーベルに寄り付く寄生虫に最後まで抵抗したみたいだね。左翼よ、あれが本物のリベラリストだよと心で思ったdarkvernuです。
 と知ったかぶりを書いた後、『格付けの旅』が土曜日に更新されましたので読まれたい方はカテゴリ欄の<格付けの旅>又は<黒魔法の章>をクリック。
 さて、時間を掛けてやってみるか。

 IC(イマジナリーセンチュリー)百六十五年四月五十五日午後二時七分六秒。

 場所は新天神武首都ボルティーニ中央地区。
 真ん中で六番目に小さな建物にて四名は集合する。
(今の私は齢三十九にして四の月と十八日目に成る老婆じゃ。でもまだまだ私は若い気がして仕方ない。一体私の中で何が起こったんだろう?)
(皆それぞれの事情を抱えてるのが想像付くよ。古式神武の新たなる発明を紹介しようと考えたが、それは諦めるしかあるまい)
 さっきから何を黙ってるの--沈黙を打ち破ったのは齢四十にして一の月と四日目に成る神武人族の老婆天同弓葉(ゆみは)その者。
「弓ちゃん」齢四十四にして九の月と九日目に成るゼノン人族で普段はお気楽な飛遊七貴(ななき)は言葉を遮ろうとする。「言うべきじゃないさ。今はまだ俺達の事は」
「俺達? もしかして」勘が鋭いのは齢三十二にして二の月と九日目に成るクレイトス人族の中年色葉太山(たざん)。「とうとう屈したんですか、弓葉様は」
「何か勘が誤ってるからはっきり言うわね。こんなのに屈した覚えはないから!」
「そ、そうだよ。弓ちゃんの言う通りだから」
「僕の耳を甘く見るのは少々力の見積もりを誤ってますね。聞こえますよ、弓葉様から発する二つの音を」
 色葉の一族は元々容姿こそ余り宜しくなく、少々天然がかった者達が多い。それでも太山のような容姿が整い、礼儀を弁えて育った者は中々居ない。それでも一族代々から受け継がれる肉体の上質さに衰えを見せない。故に太山は弓葉のお腹に何か身籠ってる事を聴覚だけで気付いた。
(私でさえ気付かなかった事を太山は直ぐ気付いたとは。これは色葉の血だけではないな)
 九八(くや)は太山が仙者の能力も加える事で色葉の一族をより高みへと上り詰めようとしてる事に気付く。品種改良……銀河連合のやって来た悍ましい行為をまさか自分達生命が自然にやってしまってるという事に罪深さを感じて。
(品種改良とは言葉面は良くてもこれは銀河連合と同じ事ではないか。銀河連合はそうして私達生命のあらゆる行為を死なせてきたのじゃ。誠に困る話よのう)
「もう隠せないね、七貴」
「仕方なかった。あれ以上寂しさを残したまま真正神武最後の希望を捨ておくのは心苦しい! だから俺は……済まねえ、二名共。これで俺達が秘密裏に会う事は最後にしよう。もう二度とここには来ないさ」
「そんな! 喜ばしい事じゃないか! 新たな生命の誕生とは全生命にとって次世代に引き継ぐ事を意味するんじゃないんですか!」
「いや、これは悲しむべき事柄だよ。実は」弓葉はお腹の子の性別を告げる。「この子は雌の子じゃ」
 そんな--九八にはわかる……その意味する事は即ち、真正神武の断絶。
「連続性が絶たれた。じゃあ真正神武はどうなるんだよ」
「この子が死ぬまでの短い時間しか残されてない」
 何という悲しき事実じゃ--九八は真正神武の未来が短い事に憤りを感じた。
「で、でもまた産めば--」
「高齢出産は幾ら仙者でも難しいんだよ。クソウ、俺達は何もかも遅過ぎたんだ! 子供の性別は神様が決められた事だ。俺達は何もかも--」
 簡単に諦めるんじゃないです--太山は七貴の胸座を掴み、二名は寝転ぶ状態に成った!
「イデデ……太山ちゃんよお、熱く成り過ぎたら神様だって流石に怒りますぜ」
「あ、御免。つい、我を忘れてしまいました」
「……フ、若いのは良いな」この場で初めて微笑みを見せた九八。「まだまだ希望はある。太山の口にする通り、諦めるのはまだ早い」
「で、でも--」
「前向きに成らなくてどうする、弓葉! 其方達は私達と同じ仙者じゃ! 後三十の年は猶予がある。猶予ある限り諦観に行き着くんじゃないぞ!」
「……だよな。俺が弓ちゃんをここまで諦めなかったからこそこうして結ばれたん--」
 結ばれてないし、勝手に決め付けないで--と七貴の思いには一方的に認めない弓葉だった!
(そうだ。諦めない限りは……諦めない限りは)
 これを機に四名は別れる事に成った。それは四名の内二名とは今生限りの別れに成るとは誰が気付こうか。
(あれから一の年じゃったかな? 九官族の雌から届けられた手紙を読んで衝撃を受けた。七貴が遠征先で銀河連合との戦いに敗れて……本当に真正神武はお腹の子で最後と成ったか! 何たる悲しき劇場よ。劇場……そうだ。劇場の種類が広まった事をあのあやつらに伝えておけば私はここまでは!
 それから太山の事じゃったな。あ奴は突然私の前から姿を消した。老婆を捨てて何処へ向かったんじゃ。色葉の所にも確認を取ったけど、音信が通らずとはどうした物か! 頼むから一名にしないでおくれ! わしはお主が今に成って恋しくなった。あんな童だったお主が今では立派な雄に成って……帰ってきておくれ。愛おしい太山や)
 九八は太山が何処へ向かってるのかをシャーク海賊団に頼んだ。そう、彼女は太山が代々より実現しえなかった新天地を目指してるのではないかという不確かな勘を頼りに捜索させるのだった。
 七貴が想念の海に旅立ち、真正神武最後の最高官が産声を上げてから四の年が過ぎた……

 IC(イマジナリーセンチュリー)百六十六年七月五十六日午後十時二分十八秒。

 場所は古式神武首都タイガーフェスティ県中央地区古式神武聖堂。
 突如として隕石に乗っかる形で襲撃した銀河連合に対して齢四十四にして四の月と十八日目に成る九八は神武包丁を右手に迫り来る銀河連合の奇襲を防いでゆくが。
(数が多過ぎる。外から挟み撃ちするまでにこれだけ時間を掛けるという事は首都の外からも銀河連合が来よるのう。まだまだ若さあふれる肉体だからこそここまで戦えたが、包丁はもう錆び付いて一回では倒す事が叶わん)
 そう錆びていた。錆び付くのを知ってか、銀河連合は天同八弥の間に九八一名だけを追い込み、数を十体にしてから袋叩きを敢行しようとしていた。
(このままでは私は死んでしまう。そしたら天同家は如何なる? 私の代で途絶えるというのか!)
 連続性の希望は九八だけに成った。その意味する所は即ち、彼女の死を以って全生命体の希望は潰える。それを知ってか、銀河連合は少しずつ歩を進める。銀河連合の種類は彼女から見て右手側には百獣型が率いる犬型、猫型、鹿型、驢馬型。左手側には獅子型が率いる雀型、燕型、鼠型、蛇型。
(一見すると纏まら無さそうで纏まる連中じゃ。全て銀河連合の何かの意思に依る物よ。奴等には個性なぞ要らん。要らんからこそこうして私達を追い詰められる。このままじゃあ)
 その時、一本の鋭棒が百獣型の頭部を貫いた!
「待たせたな、九八様」口元を髭で覆うは齢三十七にして二の月と九日目に成るゼノン人族の老年が天同八弥の間に参上した。「わしはやっと迎えに来られるほどの雄に成りましたぞ!」
「別にそこまで頑張らなくても--」
「って喋ってる場合じゃない、銀河連合が……クソウ、蘇我鋭棒を投げなければ!」
 老年の言う通り、喋ってる間に鼠型、蛇型は九八を囲い込んで前後より急襲。会話に一瞬でも集中した彼女は躱す暇もない。
「やらセエエエん!」だが、鋭棒を投げるのは老年だけではなかった。「この僕ガ命ニ代えてモだあああ!」
 齢二十三にして十一の月と三十日目に成るルギアスカンガルー族の青年が不慣れな物を使ってでも九八を守護した! 鋭棒は二体のどちらにも当たる事はなかったが、二体は一瞬だけ動きを止めた--その間に九八は包囲網を突破!
「良くやった、ミゼルス! お陰で私はお前達の所まで走って来れた!」
「奴らめ、一斉ニ動き出しました!」
「三者とも持ち物はないと思え!」其れは合図だった。「依って安全を期すまで走るぞ!」
 それは生きる為の逃避行。彼らは安全な場所に入るまで逃げるのだったが--
「九八様……逃走経路は銀河連合で一杯です」
「最早これまでか?」
「安全は何処に行きましたか?」
(確かに安全な場所は何処にもない。ここで最後の花火を上げるか? いや、それは良くない。まだ命の灯火はここにある!)
 九八は老年の右肩に己の右手を乗せる。
「どうじゃ?」
「いけるさ。わしの耳は……逃走経路の向こう側より現在鬼族最強の雄が金棒を振り回して--」
 この程度科亜亜、銀河連合斗端--齢二十九にして十の月と二十九日目に成る神武鬼族の雄が金棒片手に逃走経路を作り上げた!
「あの者は新天神武に居るんじゃないのか!」
「余りに礼を失する為に勘当されたカゲヤマノ家の第二子であります」
「カゲヤマノ……改めヤマビコノシデノスケ斗申す」
「私が天同九八じゃ。命を拾われた」
「於耶、まだ銀河連合牙居る之有。俺牙纏めて仕留めるぞ!」
 シデノスケが勘当された理由を他二名は知った。その理由は銀河連合を倒すだけでは飽き足らず、建物に穴を開けてまで暴れ回るが故に。
「太山よ。あれがヤマビコノを名乗る雄の蛮勇か?」
「蛮勇? 蛮とは何でしょう?」
「田舎者の事じゃ」
「確かにたった一名でも生きて行けそうですね」
「これデ古式神武ノ平和ハ守られたノデすか?」
 まだじゃ--九八は首都を襲撃した銀河連合全てを倒すべく休む事はしなかった。
 これ以降は新しい物を使って無数の銀河連合を相手にする四名。やがて真正神武より派遣された者達の手も借りて僅か一の週に全ての銀河連合を倒す事に成功する。それは即ち、自らの血筋を保持した事を意味する。
 そして--


 という訳で追記も終わらせた! 次の土曜日まで待て!

 ああ、ニューダンV3やりてえ。本当に楓ちゃんは主人公やってるか確かめたい。これじゃあ年末までにVBを後書きまで終わらせられない! 体験版とGジェネに翻弄されてこれじゃあ……いや意地でも終わらせるのが物書きだ。やってやるさ! という訳で今回はここまで。ジョジョ四部は終わり、来年頃には鉄血とは別の意味でヤクザなアニメジョジョ第五部が始まる。まあ始まるかどうかは続報なんかで見ればわかるけどな。但し、第六部以降は要らんだろう。第六部って内容的にも興行収入得られそうにないし……ファンには悪いけど。

 追記
 イオクめ、それが部下達の思いじゃねえだろうが! 何いらん被害増やしてんだよ! 後はナノラミネートやばい! ありゃあ吉良さんじゃあ分が悪い。アスランは何とか行けるけど、芯はアロンダイト以外は微妙だな……な感じの装甲だな。え、どれくらい凄いって。視聴すればわかる。それでも農園を扱う彼らを救えるほど万能じゃないのが悲しい。まあそれだけだ。以上。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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