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雑文特別編 一兆年の夜外伝 第急話 次世代の芽が産まれる時、ある戦士は役目を終える

 どうもTPPなんか破棄されればいい。あんなのは過激な自由貿易過ぎて日本にとってメリットがない。アメリカにとってもメリットがないと知ってたからこそドナルドは破棄すると明言していたわけだよ。おっと前置きが長過ぎたdarkvernuであります。
 では始めて行きましょう。

 IC(イマジナリーセンチュリー)百五十五年三月十一日午後四時二分五秒。

 場所は真正神武首都六影県第三東地区。
 そこにある三番目に小さな建物にて齢三十二に成った神武人族の生命は付き者である齢三十八にして九の月と十日目に成る神武猿族のミチナカノゴンテルと共に首都の視察に当たっていた。そんな時に彼は出合頭に誰かとぶつかる。
「いでで、何するんだよ」
「ご、御免なさい」
「どうやら銀河連合じゃなくて良かったですね、十四(とし)様」
 と、十四--齢十九にして三の月と二日目に成るエピクロ人族の少女はその名前を聞いて顔面を蒼白くしてしまう。
「まあまあ、急いでたのはわかるさ。何で急いでたの、君?」
「じ、じ、実は僕! 滅多にない天同家の生命に玉の輿したくてわざわざ家を出てここへ来ました。で、でも、でも、でも!」
「僕だって!」三十代に突入した上に好みに五月蠅い十四は彼女の一人称は自分と同じ物だと知って目を輝かせる! 「君、名前を聞かせてくれないか!」
「え、えっと、な、な、何でしょう?」
「名前だよ。例えばアマテラス文字に近っい苗字だとかそれか先に己を示っす名前から出っるのかとか」
「は、はい。僕は、僕は互口、えっと互口弓也(ゆみや)で、で、あり、あります。えっとエピクロ人族のしかも好みに五月蠅い互口シャルティアの五番目の、えっと、娘で、で、あります」
「君があの互口か。えっと弓ちゃんで良いかな?」
「ど、ど、どっちでも良いです。十四様に--」
 十四と呼べば良い、弓ちゃんと呼ぶから--と既に十四は弓也に夢中と成った。
「そ、それでも十四様にぶつかった事は--」
「細かい事だし、怪我一つない。気にせずにいろ!」
「そうでっすぞ。君は神様にだって許っせる。だから十四様の言葉を信っじろ!」
 あ、有難う御座います--弓也は涙を浮かべながら十四の両手を握り締める。
 この後、十四と弓也は婚約を果たす。それから一の年より後に子供を儲けるが、それと同時にある仙者の魂は大陸藤原にて尽き果てようとしていた。

 IC(イマジナリーセンチュリー)百五十五年六月八日午後二時六分三秒。

 場所は真正神武大陸藤原道長地方頼通鳳凰道。
 そこはまだ未開の藤原大陸。そこで齢五十九にして二の月と五日目に成る神武人族の老年が老骨に鞭を打ち付けて開拓事業を進める。其処には付き者である齢十八にして六の月と六日目に成る神武猿族の少年でゴンテルの第一子であるゴンタロウと齢十六にして三日目に成るゴンテルの第三子であるゴンサブロウが居た。、尚、第二子であるゴンジロウは一の年より前に開拓事業の半ばで銀河連合と戦い討ち死にを果たした模様。それは二の年より前に開始し、今も首都六影県は最高官不在のまま政務が行われていた。じゃあどうしたか? それは任せても大丈夫だと判断して最高官天同十刃は大甥である十四に頼んだ故に。
(後少しだ。ここを開拓すればわしらは……本当の意味で来る銀河連合の大規模な襲来にも耐えられるであろう)
 それは老年天同十刃の望みでもあった。新天地を諦めた彼が為せるのはこれだけしかない。これを叶えた後に彼は三の月より前に届いた嬉しい知らせを胸に銀河連合の巣へと飛び込み、数々の犠牲を払ってそれを制してきた。
 だが、補給も制圧する範囲を広げる事で徐々に滞りが発生。二の年より前には二万居た生命も現在では三十六名まで絞られた。
(これで良い。後成人体型千だ。そこさえ何とかすれば--)
「十刃ー様!」と三名の前に走って知らせるのは齢三十二にして九の月と三十日目に成るエウク鳩族の柊ボ歩誕(ぽたん)は蒼くして飛んできた。「百獣型が十二ー体! 繰り返しまーす! 百獣型が十二ー体!」
「こんな時に十二体もっかよ!」
「兄さん、これはもう流石に無理っです」
 十刃を除くこの場に居る三十五名は最早退却以外ないと考えた。既に二の年も戦い続け、既に厭戦気分であった。だが、十刃はそれを聞き入れない。そう、己だけ先に進むと言って聞き入れない!
「馬か鹿っですか、十刃様!」
「ゴンジロウ兄さんが死っんで更には最高官で在らせられる貴方様まで死っんだら誰がこの国を引っ張るんっですか!」
「……嬉しい知らせがある。今度産まれてくる子供はきっと仙者だ。その子が何れ成人まで成長すれば君達を上手く導いてくれる。だからこそお前達は……もう故郷に帰って余生を充実させるのだ!」
「何言ってるですーか、十刃ー様! 十刃様も一緒に帰るのでーす! 後を継ぐ方のお顔を拝むべきでしょうーが!」
「それは十刀と別れた頃より既に捨てた。わしは戦いでしか生きられない。だからお前達は--」
 既に時間はなかった--目の前に百獣型が十二体も三十六名を見下ろしていた。
(三十六名を逃がすにはわしが何とか--)
 だったら最後まで見届っけます--ゴンサブロウはそう決意した!
「ゴンザブロウ……ゴンジロウの後を追っうなよ! また親父が悲しむくらいなら俺がお前だけでも生っかす! だが俺達は親父を悲っしませない手段として生っき抜くぞおお!」
「全くゴンタロウ兄さんも馬か鹿っですか!」と言いつつ嬉しい顔付きに成る。「そんなの当ったり前っですよ。それがゴンジロウ兄さんの遺言っなんだから!」
「十刃様を残すくらいなら僕だって戦って死んでやーる!」
 俺だってなあ--テレスチーター族の押すだけでなく、彼の後に続いて他の生命も最後まで戦う事を決意。
「馬か鹿とはな。どうしようもないな。神々はきっと怒ってらっしゃる……じゃからこそ」一秒目を瞑ってから獅子型が動き出す瞬間を見計らって直ぐに目を開き、次のような合図を三十五名に送る十刃。「わしは罪深いのだああああ!」
 三十六名はコウモ・リックマンが発見した恐るべき戦闘力を持つ百獣型十二体に向かって最後の戦いを仕掛けるのであった--


 六月九日午前六時一分二十秒。
 左腕がもがれ、最早死ぬより先に意識を失う寸前だった十刃は幻を見る。
(ああ、あれは……最後の最後に産まれて来た子供は雌だったか。うぐ、い、しきが! は、はあ。思考も、も、はや、この流れる血の量で、は。ああ、そ、それでも、見える。ああ、あの子は、きっと、あの子は、はあはあ。そ、そうなんだな)
 十刃が最後に何を見たのかは誰にもわからない。だが、わかるとしたら彼は天同家が存続する最たる理由を見たのだろう。それしかわからない。
「ウググ、生っきてるか?」
「ああ、何とか……ええ!」
「どうっした、ゴンサブロウ・・・・・そんな!」
 持っち帰ろう、ゴンタロウ兄さん--彼らを含めて生き残った六名はせめて亡骸と成った十刃を連れて長きに亘る開拓事業に幕を閉じる役目を担った。
 開拓事業はここで終わらない。一の年より後に十刃が六影県に帰り、更に国葬が行われた。それと同時に最高官の仕事を任された十四は十刃の果たせなかった仕事の後始末をするように大陸藤原に残る者達に伝え、僅か二の年より後にこれを果たした。そう、天同十刃が想念の海に旅立ってから三の年と五の月より後に。
 それが叶った事を聞いた十四は三十六歳でこの世を去った。

 IC(イマジナリーセンチュリー)百四十八年四月四十一日午後十一時二十六分二十六秒。

 第急話 完

 第異話 に続く……


 クソウ、格付けの旅は夜に作業することに成るなあ。これだから早起きしないのは好きじゃないんだよ。えっと来週から今期最後の外伝が始まりますぞ。これは多分、短く済むと思いますので宜しく。

 あの議長が死んだとは。あの世で純・ゲバル……ゲフンゲフンあいつと酒を汲んで飲みあってるだろうな。しかも「お前随分老けたなあ」とか言われてそうだ。
 という訳で今日はここまで。ガエ何とかさんに良く似た声の仮面が出陣か。果たして何者だろうか!

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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