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雑文特別編 一兆年の夜外伝 第急話 時代の種を見守る為に(後篇)

 どうも恒例の寒さのせいにするdarkvernuです。
 早速やっていきましょう。

 IC(イマジナリーセンチュリー)百四十七年二月六十三日午前八時六分六秒。

 場所は真正神武首都六影県真正神武聖堂。
 天同一刀の間にてある一名の生命の命が尽きようとしていた。齢十九にして二の月と六日目に成る元ゼノン人族の少女はお腹を膨らませながら齢二十歳にして八日目に成る神武人族の青年の看病をする。彼女は奥方でありながらも勝手気ままな雌が多い飛遊家の血を受け継ぐ。その為に世話係を付けずに一名だけで青年の食事を与える。
「はい、あーんして」
「もう受け、つけない」
「勝手は言わないで、トミ君。もう直ぐ生まれるお腹の子の為にも生きなさい」
「無理なん、だ、雪ちゃん」
 無理じゃない--と現天同雪女(ゆきめ)は頑なに天同十三蔵(とみぞう)にお椀一杯まで乗る六影お粥を小匙一杯まで乗せて口に入れようと試みる。
 それを僅かな力で遮る十三蔵。そうしてお粥の一部が零れ、布団の上に乗る。それを専用の布巾で丁寧に拾い上げ、更には専用の雑巾で綺麗に拭き取る雪女。
「あ、御免」
「謝るならその手を退かしなさい、トミ君」
「嫌、だ」
「食べないと死にますよ。そんなの私は許しません」
「食べても僕は、うう、お母さんの所に向かうんだよ」
「トミ君--」
「水入らずの所で済まないが、入るぞ」
 戸を勢いよく開けるのは齢三十六にして一の月と三日目に成る神武人族の老年。彼の名前は天同十刃(とば)。真正神武唯一の仙者にしてこの物語の主人公。彼は最高官の務めを果たすものの、未だ記憶を取り戻せない。
(これは深刻だ。よもやあいつと同じく……あいつ? 何してるんだろう、何だよあいつって?)
 それでも長きに亘る最高官の務めとかつての恋者だったサレネ・天同との長き交流と悲しき別れを経てようやく記憶を取り戻そうとしていた。
「来てくれたのね、十刃様!」
「十三蔵様……いや、十三蔵はもう無理なのか?」
「そんな訳ありません。トミ君は絶対良く成るよ、ね?」
「御免、おじさん。もう、僕は、ゲホゲホ!」
 二名は初めて見る彼の吐血を見て確信--近い内に死ぬ事を!
「どうするのよ、この子は!」
「育ててく、れ、雪ちゃ、ん。僕の、分、まで、それから、これからの天同家の、為、に」
「呼ぼうか、みんなを?」
「いや、いい。最後、くら、いは、叔父さ、ンの記憶が、取り、戻さ、れるの、を見た、い」
「それでも俺はわからない。サレネみたいな事を言われても取り戻せない物は取り戻せないんだよ、済まない」
「出来る、よ。お母さんが保障、してくれ、てるよ。きっとお父、さん、も」
「もう喋らないで、トミ君! 医者を--」
 止めてくれ--それが最後の遺言だった。
 雪女の右手を両手で強く掴んだまま十三蔵は想念の海に旅立った。掴まれた雪女は朝食を摂る事すら忘れるほど号泣。一方の十刃は目を瞑って涙を流すのを堪えた。そして--
(……そうか。俺はようやく取り戻したぞ。俺は新天地への挑戦をして船が沈んで多くの仲間を死なせた。そのせいで俺はその責任を逃れる為に自ら記憶を封じてしまった。自発的に俺は生命の死から逃げてしまった。でも十刀やサレネ、そして十三蔵は違った! あいつらはどんな悲しみが待っていようともその記憶を封じる事だけはしなかった。そうなんだよ! 何て馬か鹿な事を! 俺は記憶と向き合う事すら忘れてしまったのか! 辛い現実と向き合う事すら忘れたのか!)
 そして天同十刃は記憶を取り戻し、最高官の責務を受け入れた。それから二月(ふたつき)の後に雪女は子を儲ける。だが、その子を最後に雪女は十三蔵の元へと旅立った。十刃は彼女の遺児に生前十三蔵が温めていた『十四(とし)』という名前を付けた。
 そして十四が三十二歳に成る頃、とうとう彼は大切な雌と出会う。それは即ち、十刃が人生最後の戦いに臨んでる時であった……


 という訳で明日で天同十刃の物語は最終回を迎えます。最後の敵はやはりあれでないとね。

 ネオブーメラン党は台湾の政党名をパクってもやる事は前のブーメラン党と同じくパフォーマンスと審議拒否の挙句、肝心な時に喚くだけ。もうね、何度も書くけど事象の地平線に消え去れば良いのに(怒)! 全くこんな政党を存在させるくらいならまともに野党やってるしぃ率いるマルクス党(こちらだけは何時も決まった仇名がないけど)や少し気に入らんけどちゃんと野党の務めを果たしてる新自由主義党の方が存在価値あるぞ。それ以外の野党(一応保守を名乗ってるが、老害ばかりのも含めて)は解党してまともに働く議員以外は故郷でエガエガ動画の生放送でもやって自慰しとけ! 一生懸命働く奴らに失礼だろうが!
 という訳で今日はここまで。一応与党では頭がパーン党はさっさと解党して支持母体共々事象の地平線に消え去れば良いよ! あいつらはもっといらんから。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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