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雑文特別編 一兆年の夜外伝 第急話 戦う士族の役目(後篇)

 どうものりピーの元旦那はマジでシェシェシェのシェーだと思って呆れかえってるdarkvernuであります。
 さて、今回は長い物をやろうと思ったが、サボった為に短く行きますぞ。

 十一月五十一日午前十一時十七分五十二秒。
 荒れ狂う波もなければ激しい雷雨さえない青天。それは何時霹靂が起こってもおかしくない時期。それは徐々に六名に襲い掛かる。最初は昨日の夜までに食料が底を尽きた事だろう。
「腹牙減ったぞ! 何時似成ったら食べられるんだ!」
 暴れ鬼であるカタリベは物に当たって食料を強請る。だが、出せない物は出せない。出せても余計に喉が渇く塩水のみ。それでどうしろというんだと誰もが口にするだろう。
「塩水を無理矢理ーイ水にしても蓄えは少なイーイ」
「わしだって何か食ベタイシ、飲みたインダアア!」
 マッコウイは船を揺らす程に腹を空かす。彼には塩水から塩を抜き取る術を持つものの、それも水分と共にとる為の食糧がなければ成立しない。故に塩水で我慢するのも何れ限界が訪れる。
「揺らすーな。落っこちたら元ーも子もない」
「俺だって食べたいがな。でもここで一月前のせいにする訳に行かないんだよ!」
 十刃は五名が一月前に起こった戦いで食料のほとんどが海に沈んだ事を機にして銀河連合の仕業にしようとしてるんじゃないかと心配してそう口にする。彼には先祖が果たせなかった新天地に降り立つ使命がある。その使命を一身に背負う者として彼らを抑え込まないといけない責任がある。故にそのような事を口にした。
「気を負うんではありませーん、十刃ー様。出ないと余計に空かしますーぞ」
「俺は別に良い、いや本当は良くないが」
「だったら尚のこと格好付けなサンダナ!」
「良くなかった那、十刃様。これから端気於付ける」
「わかれーば宜しい」
 お前端関係ない--とカタリベはアラ助に突っ込みを入れる。
 さて、午前中の諍いを収めたのは良かった。問題は夕方に成ってからの事である。やはりカタリベとマッコウイを筆頭に騒ぎ始めた。それだけ空腹は生命に焦りを齎す。この事態に対処をするのは十刃ではなく、メンデルスであった。彼は最年少者として己の堪忍を主張。最年少者が堪忍してるのにそれより年月を経た生命が堪忍しなくてどうするかと若造の身で説き教えた為に喧嘩が勃発。マッコウイはまだ揺らすだけで済むが船の中で暮らすカタリベの場合は暴れ回ってあちこちの物を壊してゆくばかりだ。とうとう堪忍していた最年長者であるポ太郎の堪忍袋の緒が切れて約三の時は彼の怒鳴り声が支配する事に。外でマッコウイを宥めるだけでなく、銀河連合の奇襲に備えて監視していた十刃はそれを余所余所しく見る。それからこう考える。
(このままではみんな仲違いしてしまう。だが、俺が出来るのは戦うだけ。十刀よ、寂しいよ。ここに来てお前が恋しく成って来たぞ。ちゃんとサレネと仲良くしてるのか?)
 十刃は気付かない。十刀の身に何かが起こってる事も彼の子供の事も何も知らない。それでも十刃は十刀の事を考えて今の諍いから目を逸らすしかなかった。
 それから二の日より後……

 十一月五十三日午前五時十二分十八秒。
 空腹は限界に達しようとしていた時間帯に十刃は僅かな異変に気付く--そう、海水が居住スペースに侵入している事に!
「オイ、みんな起きやがれ!」一瞬だけ空腹を吹っ飛ばすかのように事態の収拾にあたった十刃は先ず残りの五名を起こしに腹一杯力を籠めて怒号を上げる! 「特に運転手のマッコウイ! 居眠り運転してる場合じゃないぞ!」
 だが、マッコウイは起きない。心配になった十刃はマッコウイの居る居住空間へ潜りに階段を降りようとした時、年長者のポ太郎は彼の衣服の襟首を掴んで制止。
「何をする、ポ太郎!」
「溺死する気ですーか、十刃ー様!」
「泳いで起こしに行くんだよ! 泡くらい吹けるぞ、俺だって!」
「どれくらい呼吸を止めるかわかってるのですーか! 特に海が荒れてる時にそんな事したら投げ出されまーす!」
「で、でも--」
 わしなら心配無用ダアアア--ただでさえ心酔した船に揺れを起こして無事を強調するマッコウイ。
「マッコウイ……起きてるからって、これは複雑だ」
「マッコウイが無事ならそれで--」
「いや、そんな事言ってる場合じゃない。さっさと脱出するぞ!」
 十刃とポ太郎は残りの三名を起こしに部屋を回った。するとすでに各部屋には何者かによってこじ開けられた穴があった! それは物に当たるカタリベの仕業ではない。カタリベならば己の武器を使わずに己の腕力だけで物に当たる。だがそれには噛んだ痕跡が残っていた。
「銀河連合……まさかあいつらを食べるのと船を沈める為に開けたのか!」
「そ、そんーな」
 だが、二名が意気消沈する暇もなく流れ込んでくる海水は二名を呑み込んだ! 船はあらゆる箇所の穴から穴に雪崩れ込んで船を内部から崩壊。中に居た三名を海に放り出し、新天地への踏み出しを拒んだ!
 意識が薄れる中で十刃は何かを思った。
(俺は死ぬのか? 死んだら天同家はどう成る? 真正神武は俺が死ねば断絶するのか? 俺は、俺は--)
 この日を境に天同十刃は姿を消す。それから姿を現したのはIC百四十二年十一月五十八日……


 という訳で今回はここまで。次回より帰って来た天同十刃をお届けします。

 禿げ野郎のデザインは変更されるそうだな。だろうな。あんなんで招致されたら末代まで恥を被るわ。兎に角、ナイスだこ何たらさん。という訳で今日はここまで。は何とかという紫ババアはそんな事言ってたんだ。全くあいつこそアホノミクスだろう。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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