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雑文特別編 一兆年の夜外伝 第破話 天同真緒が見た世界(完結篇)

 どうも未だに携帯電話をスマホに変えずに只、連絡手段程度にしか使ってないdarkvernuです。いやあ、サムソンティーチャーさんの銀河手帳7の炎上は半端ないね。そのまま亡べば良いのに。
 さて、『格付けの旅』が土曜日に更新されましたので読まれたい方はカテゴリ欄の<格付けの旅>又は<黒魔法の章>をクリックしてね。
 さあ、やろうか。

 IC(イマジナリーセンチュリー)百十八年十月十六日午前四時十分六秒。

 場所は古式神武首都タイガーフェスティ県中央地区古式神武聖堂。
 齢二十にして二十九日目に成る神武人族の青年である天同真緒は齢二十一にして五の月と十六日目に成るルギアスカンガルー族の青年ミトルト・レヴィルビーと共にこっそりと脱け出す。それは賭けでもあり、尚且つ若気の盛りから来る物を少年時代からすべて吐き出すに至らない原動力であった。
(最初は上手く行った。後はお祖父様のお守りであるこの古式神武包丁とお父様の形見であるこの古式神武鋭棒を背中に担いで行く先は銀河連合だらけの世界を飛び出す! そして見るんだ、僕自身の目で世界とは如何に広いかを!)
 二名は身を隠す為に敢えて何も被らずに口元だけを隠すだけに留める。それはミトルトが考案した事で次のような理由である。
「良いですカ、顔全体ヲ隠すノハ却って目立ちます。国民ガ僕達ノ事ヲ銀河連合ト思ってしまったら何トモ悲しい事態ヲ引き起こしてしまいます。なノデ口元だけヲ覆えば国民ハその生命ハ剥き出してない事モわかって安心します」
「え、僕が天同真緒である事に気付かれるのではなく?」
「それモありますガ、そもそもそうゆうノハ直ぐニ気付きます。寧ろ国民ニ安心させる為ニハ口元だけヲ覆っている方ガ安心感ヲ沸かせます」
 そうか--それで納得した真緒。
 それから彼らは二の週掛けて旅に出る。行く先はかつての国家神武であった新天神武。そこで見たのは古式神武と同じく最高官は他の生命が選ばれるものの、各政党が党の代表に最高官にしたいが為に熾烈な選挙戦が繰り広げられる事。更には最高官に成らずに只、各種族の生活の安定を図る為に党を結成する者達など様々な党が日夜生命の支持を得る為に働いてる光景を見て二名はこんな政治のやり方もありだと気付く。
 さて、彼らにとって分岐点と成るのは次の日時と場所である。

 十月三十一日午後二時七分五秒。
 場所は新天神武首都ボルティーニ第二東地区。
 その中で真ん中より五番目に小さな建物に於いて遅い昼食を摂る二名。
 遅い訳は昨日の午後十一時から三十分掛けて銀河連合が奇襲し、何とか二名は撃退する事に成功する。ところがそのせいで睡眠時間が大幅にずれた事で朝食を摂る時間が朝六時にする所を二の時遅れた事。更には数多もの食堂が跋扈する第二東地区故にどれにすればいいかで二名は激しい喧嘩と成る。一時はそこで喧嘩別れしそうに成るも幼い頃より培った絆により、最後は和解する事に。そして選んだ時には既に昼に時に迫っていた。それから現在に至る。
「このヤドカリ族巻きは中々の珍味だね」
「いやいやこのオウムガイ巻きガ最モ美味いト言えるでしょう、真緒」尚、二名との会話は互いの名前を呼び捨てる状態にする。「そろそろ止めましょう。幾ら身ヲ隠して世界ヲ回ってモこんなノ耐え切れません!」
「僕だって辛いんだ、ミリッツ。だからこそ今もみんなが心配してると思うと--」
 だったら帰れば良いのですよ--とそこに声を掛ける生命が一名。
 そう、雌であった。この食堂で働く齢十八にして二の突きと六日目に成るエピクロ人族。彼女は人族専用の着物姿で尚且つ着物の胸元にアマテラス文字で描かれた刺繍で『瓦口』という名称。下の名前はわからないが、わかるとしたらこの食堂で働くどの雌よりも可愛らしい素顔だろう。真緒は一目で惚れた。
「ああ、君は可愛いね。お名前は何て呼べば良いのだろう?」
「いきなり口説き? 残念だけど、あたしは口説く雄は好まない質なの」
 そんな--母の遺言に従う真緒は直ぐに悔し涙を流す。
「それから直ぐ泣く雄も好まないから。あ、名前だったわね」と着物の胸元に『瓦口』の刺繍が入った雌はこう自己紹介する。「あたしはエピクロス島から来た瓦口弓条(ゆじょう)と呼ぶの。えっと弓と条件の上と書いて読み方は『ゆじょう』っていうの。覚えた?」
「ああ、覚えたよ。初めまして、弓条様」
 ちょっと、へりくだった態度しないで--と困惑する弓条。
「あ、御免。僕とした事が母親譲りの低い態度で接してしまいました」
「はあ、その腰の低い所も好まないから」
「じゃあどんな雄ヲ好むノですか、瓦口殿」と我慢出来ずに会話に参加したミリッツ。「あ、俺ハ真緒様……いえ、真緒ノ友者デありますミトルト・レヴィルビーデあります」
「あ、その前に君も自己紹介して」
「君って?」
「無論、真緒様……と呼ばれた君よ」
「それで良いよ。訳あって苗字は出せないんだ」
「どんな訳なの?」
 そ、それは--真緒は困惑して目を逸らし出す。
「目を逸らす生命は雄として情けないので好みに入らないわ」
「で、でも--」
 実ハ俺達ハ古式神武ヨリ忍び出来ました--と真緒に変わってミトルトが説明をする。
「忍びで?」
「ええ、実ハとある官職ノ息子ニ成られますこの真緒様……いえ、真緒ハ外ノ世界ヲ体験したくてわざわざ偶像ヲ置いてマデ俺ト一緒ニ旅ヲしてます。全てハ世界ヲこの目デ見てどのようニ生命ハ生きる事ニ向き合うかニついて」
「成程、そこは好みと合致するね」
「やっぱ僕に惚れたとか?」そう祖父譲りで雌にもてる自信が高い真緒は少しでも点数の高い部分があると直ぐに食いつく。「僕ってそんな凄い生命の子供として産まれたんだよ」
「でもそうやって高い所自慢もする雄も好まない」
 何だよ、期待したのに--と結局は意気消沈する真緒。
「まあ確かにあたしの……いえ、あたしの一族ってみんな優れた生命と婚約して恵まれた一族にするのが目標というなんか変わったのを掲げるのよ。それも趣向の一つとしてね。だからあたし好みの生命は高い所についてて尚且つ自信があってそれでいて頼りに成る雄よ……だから真緒様と呼ぶ雄は好みの対象として逸脱しまくってるから」
 と追撃を受けて更に涙を流す真緒だった。それを見てミトルトは哀れに感じた。
(あーあ、折角好きな雌が出来たのに直ぐに振られるのは心に応えるよ)
 と真緒は両手を地面につけて益々泣くのであった。
「真緒様……イエ、いや!」と哀れな表情から険しい表情に切り替えたミトルト。「恐怖ガ迫って来ました!」
「ええ、何が--」
 真緒は見た。弓条の背後に全身を覆った虎族らしきモノが巨大な口を開ける瞬間を!
(あれは……虎族じゃない! 虎型だ……しかも今にも弓条様を!)
 そこで真緒は雄たけびを上げた「うおおおおおおおお!」と!
 余りの叫び声に驚いて全身の包みを剥がした虎族はそれによって弓条を振り向かせてしまった!
「な、何」振り向いた弓条は剥き出したそれを見て直ぐに銀河連合と気付き、顔を真っ青にした! 「い、いやあああああ!」
「真緒様! 神武鋭棒ヲ受け取って--」
「いや、包丁でないと良くない!」
「しかし--」
「三回以上使って切れ味が良くないのはわかる……わかるけど、弓条様を救うにはそれしかないんだよ!」
 もう知りませんからネ--と籠の中から刃毀れの激しい古式神武包丁を真緒に渡すミトルト。
「こ、恐いよ!」
「大丈夫だ、僕が居れば恐くない!」
 虎型は直ぐに態勢を整えて何と近くに居た牛族の熟女を盾にするではないか!
(何て事を。これでは……いや、僕がこれを選んで正解だったな)
 そう、これだけ刃毀れを起こせばもう死なせられない。そう確信して真緒は「あのう、牛族のおば様。大丈夫です、歯を食い縛って下さい!」と叫んで虎型の額目掛けて神武包丁を突き出した--予想外の攻撃を受けて一瞬だけ、後ろの仰け反った虎型は盾にした牛族の熟女を足放しした!
 流石ハ仙者……神様ニ愛されてる--ここぞという時の判断の良さに感嘆したミトルトは渡す筈だった神武鋭棒を投げて虎型の額を貫いた!
 虎型は血を噴き出しながら三秒間痙攣を起こして絶命。こうして銀河連合による声明を死なせる行為を阻止した二名。
「はあはあ、危なかった」
「ちょ、ちょっと」我に返った弓条は赤く成った顔を利き手で隠しながら真緒を見つめる。「それで点数稼ぎしようったって変化は起きないんだからね」
「何だよ、折角恐怖を押しのけて弓条様を助けたのに」
 真緒は気が付けば嬉し泣きをしていた。損や得を越えて大切な雌を助ける行動が出来て彼は初めて誰かの役に立つ事が出来て号泣した。
「ど、どうします?」
「もう打ち明けるよ。そして僕達の国に帰って説教を受けるよ」
「打ち明ける? まさか君は一体?」
「僕は天同真緒……古式神武の三代目象徴さ」
 こうして真緒の世界を見る旅は幕を閉じた。それは意外な結末であり、内容こそ全て語られないが何かを見つけた真緒はもう世界を回る必要がないと判断して来た道を辿って古式神武に帰還。確かに待つのは心配で夜も眠れずに目に隈を作った最高官を初めとした帰りを待つ生命達の説教。それは勝手な行動をした真緒とそれと同調して行動を共にしたミトルトだけではない。何と勝手に付いていったエピクロ人族の瓦口弓条に対してでもあった。
 さて、この先のお話の主人公はそんな真緒と後に彼の中に理想の雄像を重ねて惚れた弓条との間に出来た五名の生命の内の仙者に当たる冬男へと移る。彼は母親譲りの高みを目指す性格と父親譲りの波乱を起こす性質故に一つのある事件を起こしてゆくのであった……


 という訳で尻切れトンボの如く天同真緒のお話を終わらせていただく。つーか、あちこちサボってばっかだと作業は進まない事がわかった。今度から気を付けよう。

 沖縄タイムズと琉球新報はみんな支那共産党広報誌ですので読んだら頭が真っ赤に成りますので読まないように。
 それじゃあ今日はここまで。格付けの旅は深夜までに何行か書くぞ。朝は間に合わなかったんだよ、済まない。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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