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雑文特別編 一兆年の夜外伝 第結話 蘇我フク兵衛の革命(後篇)

 どうもいよいよ絶望編は佐藤さんフラグとようやく判明した九頭竜夏見(字は敢えて誤ってる)が出て来て先行きが不安に成って来た事を楽しんでるdarkvernuです。
 今回も短く行きますぜ。

 IC(イマジナリーセンチュリー)九十六年七月二十三日午後七時八分五十一秒。

 場所は未定。
 突如として大軍を率いてこの地にやって来た銀河連合。それは蘇我フク兵衛の血統を根こそぎ食らうかの如く……それでも蘇我梟族初代蘇我フク兵衛の血を引く者達は長年の経験と知恵を振り絞って退去した銀河連合を全て倒す事に成功する。けれども、傷跡は深く抉り込む。
 それはこの地に住む梟族の老若男女合わせて五割もの命が銀河連合に依って食われ、二割はその傷が元で病を発症。一割は7心に深い傷跡を残す。
(なああああ、御先祖様方。これええを貴方方は望んでおおおおられたのですううか?)
 同胞の亡骸を眺めて心の中で嘆くのは齢二十六にして二の月と十三日目に成る蘇我梟族の第二十五代蘇我フク十兵衛その者である。彼は銀河連合の大群が来る前に自らの名をまだ生まれない子供に襲名させて身を引く覚悟で居た。だが、この惨状を見てそれが揺らぎ出す。
 そんな彼の右肩に優しく右翼を乗せる者が居た。それは齢二十五にして十一の月と七日目に成る蘇我梟族の雌。彼女は長年にも及ぶ二十五代目の口説きにとうとう音を上げて半の年より前に婚約を果たして妻に成った蘇我フク納。彼女は体内に身籠る子供達の為に夫に触れでもして慰めていた。
「貴方ああ、ねえええ命とはどの道消えてなくなああるのよ。それが早いのおおか遅いいいのかの違いなだけでええ」
「それでも僕はああ、僕はああ。ううう、ここを出たくなくうう成って来た」
「散々出るうう出るうう言ってたのに何を今更?」
 そうだああぞ--そこに二十六代目と成る子供の養父を務める事に成った齢二十六にして五の月と十二日目に成る蘇我梟族の蘇我フク存が真っ直ぐ二名の元に飛んで来る。
「オオオイ、フク存! 僕達のおお子供はどうした?」
「心配無用ううだ。ちゃああんとフク武承に預けたんだああ」
「あの戦いたがりにかよ、あいつううの短い気が移ったらこれからの蘇我フク兵衛は戦い好きな一族に変容してしまうぞおお」
「心配無用だああ。植物自然形態論を主張する俺でもおお外から入手したああ情報を基にすれば蛙の子は蛙としてええ立派なお前の性格を受け継ぐぞおお」
「外からアア? それええは初耳ですわねええ」
 フク存は敢えて外からの情報を語った理由はこれから説明する。彼はある蛙族の一家に襲った悲しい出来事について語った。それはある蛙族の夫婦は卵の状態にあった蛙型銀河連合を養育する事を決意する。それは上手く育てれば生命と銀河連合の橋渡しに成るかも知れないと思ってである。ところが蛙型はその夫婦や彼らの子供達と共に成長しても銀河連合としての本質に何ら変わる事はなく、最終的には恩を食らう事で返す事と成った。
「それは悲しいですううね」
「まあああその蛙型は育ての親でええある蛙族の大黒柱ああに依って倒されたがな。これでわああかる事は銀河連合は産まれる前から本質的に変える事は出来ない事をををな」
「その話をすううるのは……僕を外へ出させる為だったんだかあ!」
 その通りいい--とフク存は答える。
「恐いよおお、外はああ。やっと先祖達いいが外へ出たがらない気持ちがああわかったんだ。外はああ悲しみで満ちているううんだ。そんな悲しいいいみに満ちた外おおおに出たら僕は!」
「それでええもだ」フク存は右翼を二十五代目の額に当てる。「それでもだああ、より深みいいを得る為には外へええ出て智を吸収していかなああくてはならない。智を求めたくて三の年いいより前から出たああかったんだろ、そおおおうだろ?」
 二十五代目は両瞳を閉じる。
(こおおこを出たらもう僕はフク真家に戻おおる。外おおは恐い。父いいの名を捨ううてるのは恐い。だからどうしたああ! 僕は死ぬ前に成ってから戻れば良いと決めたんだああ。死ぬ前に戻って我ああが子にいい、素晴らしき知識ををを、提供しないといけなああい)
 生命の寿命は四十の年まで生きれば十分。五十の年より長く生きれば天晴れ。それだけ短くも儚い。それでも彼はこれから生まれて来る子供達の為に外へ出る事をようやく決意。
「行くんだなああ。待ってるぞおおお。仮に息子に何かあっても少し年上で遠い従兄弟には継がせるようにしてるからああ思う存分ンン」
「あ、貴方--」
「おおおい、また産むんかああ!」
 旅立つ日に産まれた卵二つは万が一の事を兼ねてフク真家に戻った二十五代目に預けられ、内一つが一の月より後に誕生。内一つは幸いなく割れて、その先で埋葬される事に。尚、孵化したその子は後の亜流として仁徳島で静かに研究して繁栄してゆく事と成る……


 時系列を良く調べたら大変な事が判明して、急遽設定を付け加えて矛盾がないように仕込んでおいた。全く歴史というよりも過去とは改竄されるんだな。大阪で関係ない事として言っておくけど、都知事目指すあいつの記憶上の過去が全く違ってるのは呆けてるせいだけじゃない。成りすまし過ぎて本当の歴史を認識出来ない状態なのかも知れない。それくらい歴史とは調べれば調べる程矛盾が出て来る代物だからな。

 ったく一兆年の夜の解説なのに時事ネタを出してしまった。何で出さざる負えなかったかを説明するとあいつの生まれた年が昭和十五年なのに二十歳の時に終戦を迎えたとかほざいたからな。その話が本当ならあいつはそうゆう時だけ一年を四歳ほど年を取り、終戦から現在に至るまで時間調整した事に成る。この能力が本当なら各国政府がこぞってその呆け老人を捕獲してアンチエイジングの秘密を解明しようと乗り出してもおかしくない位の大発見だぞ……ンな訳あるか(怒)! 兎に角成りすましには気を付けましょう、特にあんな呆け老人みたいに産まれてから終戦に至るまで他の人間よりも時間の流れが速いなんて事があってはいけないので。
 そうゆう事で今回はここまで。自分も不老不死目指したいけど、実際やったら恐ろしく苦痛だろうな。時間の流れが早くてもよお。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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