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雑文特別編 一兆年の夜外伝 第結話 蘇我フク兵衛の革命(前篇)

 どうも未来編と絶望編で絶対家政婦とアニメーターが怪し過ぎるだろうが……と勝手な思い込みをして予想外の裏切りを期待してるdarkvernuであります。
 始める前に『格付けの旅』が土曜日に更新されましたので読まれたい方はカテゴリ欄の<格付けの旅>又は<白魔法の章>をクリック。
 さあ今回も短くやりましょうか。

 IC(イマジナリーセンチュリー)九十三年七月十六日午後八時二分六秒。

 場所は未定。
 そこで齢十四にして二の月と六日目に成る蘇我梟族の少年は只一名泣く。彼の名前は蘇我フク三郎……第二十五代目蘇我フク兵衛に襲名したばかりの少年。だが、彼の心の中には悲しみで満たされていた。それもその筈、彼は同い年で有能な弟であるフク四郎が銀河連合の襲撃に遭ったせいで右翼に受けた深い傷が元でそれから一の週より後に想念の海に旅立ってしまった事を受けて大泣きした。
 彼は未だに蘇我フク十兵衛の名を受け入れずにいた。それもなく理由に繋がるには繋がる。何故なら己の才覚に自信が持てないから。己よりも名に相応しく自慢にも成る弟が銀河連合の襲撃で死んでしまった事も受け入れずにいる原因の一端であった。
 だが、若過ぎる第二十五代目は距離を置いて考えるという事が出来ない。若さゆえにどうしても直情的に成る。それにどうしても気付けないのも若さ故の過ち……それでも若さが翼を引っ掛けるなんて事ではない。それを教えるように二十五代目の背後に齢二十七にして八の月と五日目に成る蘇我梟族の青年が声を掛ける。
「なああんだ、馬か鹿のおお叔父さんじゃないか!」
「余計だああぞ、三郎坊うう」
「放っとおおいてくれええよ、馬か鹿の--」
「放っておけるかああ、三郎坊うう!」
 彼は二十三代目の第十八子にして二十四代目の弟に当たる蘇我フク真家……肖に届かない子と呼ばれ、名前からして二十五代目を始めとして馬か鹿かと呼称される。
 そんなフク真家は己の才覚が届かない事を自覚しながらも誰よりも精神面では勝ってる事を自慢する。その自慢の精神面を駆使して二十五代目を慰め始める。
「良いいいか、三郎坊うう。確かああに銀河連合はああ許せない。俺ええの可愛い甥っ子おおを一名死なせええたんだ。折角ううの才能ある若者の命いいを勝手な欲求に従ああって死なせた事は怒りいいを覚える。だからこそ三郎坊はもっと怒るべきなのだああ」
「無理だああよ。僕ううは運動神経が余ああり良くないんだよ。眼ええだって成人体型百以上をはっきり見据えるうう暗視が出来ないんだ。近い距離しか見えないんだああ。こんんんな僕じゃあ銀河連合を倒す事なんて出来ないんだああ」
「だああからって悲しんんんでる場合ではなああいだろう。三郎坊ううは四郎坊の命の分まで生きいいないと釣り合いは取れないぞおお。才覚は四郎坊ううがあるのならいいいっそ三郎坊がそれを証明するようにしてみろおおよ。それが死んでええいった命への恩返しという物じゃないかああ!」
「出来るううだろうか、僕みいいたいな梟に?」
「世の中は狭い訳じゃない。この地よりも外は色んな側面があるぞ。何せ今は途絶えええてしまああった海洋藤原の藤原マス太の一族もそうだああ。バルケミンのおお一族もそうだああ。他ああには力と技に長けたカゲヤマノ一族もそうだああ。そおおんな強豪達が驚くくううらいはやってくれないと四郎坊がああ浮かばれないだろう。お前なら出来るぞおお、二十五代目ええ蘇我フク兵衛ええ!」
 僕がああ、フク四郎よおおりも--右翼を視線の方に向ける二十五代目。
「まあ直ぐにやれとは言うなああ。ゆっくりいい進むのが良い物って事だああよ。そうそおおう、明日かああら少しずつ始めれええば良い……だからああ今は大泣き--」
「泣くううの止めた」フク真家に向けた二十五代目。「有難おおう、馬かああ鹿の叔父さんんん」
 そうかああい--拍子が抜けてしまい、翼肩を落とすフク真家だった。
 フク真家は慰めるつもりで言った事を二十五代目が真に受けて初代より続いて来た狭い世界から出てゆくきっかけに成るとはこの時、誰も予想が出来なかった……


 という訳で二十五代目の少年期をお届けしました。ここからは多分最後まで彼を主人公にして物語が展開されるだろうと自分で思ってる限りだ。その為に(前篇)って入れたので。

 えっとここからは自分の推理に成るよ。家政婦が怪しいと思ったのは絶望編の冒頭で彼女が呑気に述べてる事だろう。とても当事者の感覚とは思えない発言だよ。後は苗木に語った事は明らかにあのキチガイの思想に近い事だからな。まあ他にはあの七十七期生の副担任というのもポイントだよ。うん、無茶苦茶怪しくて困るよ。
 序にアニメーターが怪しいと思ったのはデブが絶望化してるのに何でお前は未来機関に居るんだよ。後は遅れてやって来る以上は外でとんでもない情報を貰ってないといけないのに霧切にそれを伝える素振りを見せてない事だろうな(まあ第二話以降話すかも知れないからこちらも推測に過ぎないが)。
 序にセラピストは良い意味で味方をしてくれそうな気がする。まあ声次第だが(汗)。
 という訳で今日はここまで。存在しない筈のあいつはラストでどんな運命を歩むか、気に成るなあ。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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