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雑文特別編 一兆年の夜外伝 第結話 蘇我フク兵衛の苦悩

 どうも少し前のファミ通の記事でダンガンロンパをパクったアイドル殺し合いゲームが出ると知って改めてダンガンロンパの影響力が凄いと感じたdarkvernuであります。
 始める前に『格付けの旅』が数行ほど更新されましたので読まれたい方はカテゴリ欄の<格付けの旅>又は<白魔法の章>をクリック。
 さあ三度蘇我フク兵衛の話と行きましょうか。

 IC(イマジナリーセンチュリー)八十五年七月十日午後十時七分五十二秒。

 場所は未定。
 第二十三代目蘇我フク兵衛は齢十九にして一の月に成ったばかりの少年だった。彼は地質学に於いて神々とは連綿と築き上げて作られたものではなく、突然として作られた物である事を百枚ほどの紙論文を以ってここに証明。右翼しか使えない状態で二の年掛けて意見交換などを参考にしながら書き上げたその論文はここに彼が蘇我フク十兵衛であると一族の者に認められるまでに至った。
 だが、彼は悩んだ。それはこの地でのみしか自らの名を残せない事。そして蘇我フク兵衛として功績を残す事。その旨を打ち明けたのは婚約したばかりの妻である齢二十歳にして九の月と六日目に成る蘇我フク絵本者に。
「こおおんな狭い場所では第二十三代目えええとしてではなく、蘇我フク兵衛えええとしてしか」
「嶽ええちゃん、五月蠅いいいよ」
「今ああの俺は蘇我フク兵衛だああ。そおおおれでも悩ましい。代々受け継いできたああ一族の名がこおおおんなにも悩ませる物であああるか!」
 そおおれお爺さんの代かああらでしょ--とフク絵は若者には珍しい保守的な意見を述べる。
「後者ああの悩みはそおおおれで良い。問題いいいは前者の悩みだああ」
 後者ああ、前者ああ--フク絵は梟族の特徴的な首で出来る限り右に倒して見せる。
「後者ああが一族の悩みでええある蘇我フク兵衛えええという名前の価値いいに於ける物だ。前者はあああこれから説明いいいしよう」
 とその時、住処の前に物音が聞こえる。それは梟族のそれではない。明らかに叫び声も感じられない何かである。二十三代目とフク絵はそれに気付いて住処に置いてある翼持刀と蘇我式物部刃を取り出して臨戦態勢に入った。
「気いいを付けるのおおだ、フク絵。銀河連合うううは背後から襲い掛かるううう。死いいいの角度を突いてくる。奴らああはそれだけ礼儀いいがわからんのだ!」
「ええ、何だああか怖いわああ」
「お腹ああの子まで巻き込まれるうう事を恐れてなのか?」
 そおおおれもあるわ--フク絵の恐怖とは死ではなく、蘇我フク兵衛率いる一族の今後である。
 彼女も又、この狭い場所で発信してゆく事に恐怖を覚える。それはどの一族からも忘れ去られ、時代に取り残され、最後は悲しまれる事もなく滅んでゆく事に。故に二名はその想いと共感して親同士或は周囲の取り決めを越えて結ばれる運命。
 さて、二名はそんな今後の恐怖よりも目前にある死という恐怖と向き合わねば成らない。そして、二名は自分達が不利な状況である事を理解した上で銀河連合と立ち向かう。
 一名は四の年より前に左翼をもがれてまともに刃の飛距離が出せない事、威力が半端である事。飛行能力に支障がある事。
 もう一名は身体能力に落ち度はない。但し、子を宿すが故に万が一に産まれてくる卵の殻にひびが入ればまともな成長を臨めない。
 以上の状況で二名は歩を進める。全ては蘇我フク兵衛としての、一族の誇りを懸けての、そして全生命の希望として!
「嶽ええちゃん……来るううの?」
「……」
 二十三代目は合図を送る。そう、銀河連合が死の角度より襲い掛かれば幾ら落ち度のないフク絵でも食われる事は必至。その為、己は翼持刀と蘇我式物部刃を二本持参しつつも銀河連合の出方を確認。
 そして……二名の死の角度を衝くかのように背後の壁を突き破って襲い掛かる……が、合図が一足早かった事も有って犬型の襲撃は空を切った! 二十三代目の突進で噛み付き攻撃から逃れたフク絵は背後に恐怖の対象を見て表情を強張らせる。
 今だああ--二十三代目の叫び声に呼応するように恐怖のまま翼持刀の絃を弾く!
 刃は首元に命中し、犬型は大いに転がる。そこへ二十三代目は犬型の視線に入るように刃を放った--それは心の臓を貫き、犬型を沈黙させた!
 犬型の死を確認した二名の鼓動は安堵と共に速く成り、口から大量の息が出入りする。
「こおおおれは二度目だ、フク絵ええ。慣れええない、死いいは慣れない」
「悲ああしいわ。どうしてえええわかり合えないかああしら?」
 何ううれわかり合う時が来る--と口にしつつも二十三代目は新たなる苦悩を抱える事に気付いたのか、犬型から視線を逸らす。
 第二十三代目蘇我フク兵衛の苦悩は三十七年という生涯を懸けても晴れる事はない。彼はその苦悩を糧に地質学の研究に没頭し、外の世界にも影響を及ぼす様々な論文を発表した。
 そして彼の孫にあたる第二十五代目蘇我フク兵衛の時代……ここで一族は大いに躍動する事と成る。


 という訳で二回に亘って第二十三代目が主人公を担う事と成りました。今回は地質学者という肩書が少しでも飾りじゃないように表現はしてみたものの依然として飾り感が半端ないな。まあネガティブな事はここまでにして今回は第三期シリーズと繋がるような事を少し触れてみたさ。何たって神々は物ではあるけど、どうしてそれが全生命にとって神と表現する物かを説明する上で大事だと思って少し触れたまでさ。まあ詳しい経緯とかそうゆうのは流石に長たらしく成るので断念するが。

 夏は嫌いだ。幾ら水着だとか泳げるとか言っても結局は暑苦しいし、何よりも水の使い過ぎだよ。後は露出が多い事も嫌いな理由だよ。
 という訳で今日はここまで。水着ギャルは二次元だけで良いよ。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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