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雑文特別編 一兆年の夜外伝 第転話 我が親友へ(中篇)

 どうもブリテンがEU離脱した事は良い判断だと思うと共にサイボーグの先見性の高さに改めて今回の彼の手腕と豪運は轟盲牌以上だとしてこれは例え己が彼と同じ環境であろうともどうやっても勝てそうにないとまたしても敗北宣言せざる負えないと痛感したdarkvernuです。まあ国のトップで勝てそうなのは明らかに無能である事が良くわかる奴だけさ、例は出さないけど。
 それじゃあ外伝でも始めますか。

 八月二日午後零時二分七秒。
 棟一とエリオットは朝の仕事を済ませると会話を始める。それを始めたのは棟一の方だった。彼は己の妹さん名とまだ見ぬ弟の自慢がしたくて仕方のない雄だった。
「えっと、確かあんたは弐雄様の第一子だったな。それが自分と何の関係があるんだよ」
「まあまあ、エリオット。俺は我慢出来ない質なんだよ。可愛い妹達の自慢話がしたくてさあ」
「正直の所、弐雄様とあんた以外を自分は知らない。それよりも畑仕事は大事だったかを聞いてるんだよ」
 大事だよ--と話を逸らすエリオットの問いに答え始める棟一。
 彼に依ると秘境神武に眠る神々は生命が手や足を付けないと徐々に穢れを纏うように成る。その為に畑仕事を初めとした一般的な作業をして神々を丁寧に扱わないと礼を失し、面を上げ切れなくなるとの事。
「『神様は大事な生命の一員だよ』って? どう、似てた?」
「似てない。それに馬か鹿か、君は」
「言ったな、天同だからって自分があんたを認める訳があるか!」
「それよりも話の続きだ、エリオット」
「何だい、三名の妹と一名の弟の話だろ? そんなの--」
「門忍は母上の真似事に用に包容力溢れる可愛い妹だ。いや、少しはお転婆な所も見せて欲しい所だよ」
「だからそれと自分の事とどう繋がるんだ? 第一--」
「狭間は少々子供っぽくて何時も弐高は困ってる。何度も俺は注意してるけど、聞き入ってくれないんだよな」
「話を聞け、棟一! 家族の自慢は他所で--」
「それから弐高は……もう少し大人しくして欲しいんだよな。上二名と俺の影響を最も濃く継ぐ物だから何れは弟である参花を躾という名の甘やかしをしてしまうのではないかと心配だよ」
「あのなあ、そんな話は--」
「けれどもなあ」棟一は涙を見せる。「そんなどうしようもない妹達やまだ見ぬ参花を俺は……可愛いあいつらだけでも俺は天同の、いや、全生命体の希望として生きて貰わなければいけないんだよ!」
 棟一--エリオットは棟一の弱さを垣間見た。
 エリオットは未だに棟一を好まない。その強過ぎる精神力と何事であっても真っ直ぐな棟一の強さと比較して己の弱さを痛感させられるが為に。だが、そんなエリオットでも今回ばかりは異なった。たったの二日目であるのに棟一の弱さを垣間見た。
 そう、それは強い男が見せる唯一の弱さ--所詮完璧な生命はこの世に居ない事を示唆する一面であった。
 それに呆気を取られてエリオットは背後から飛んで来る二体の犬型に気付かないエリオット。
「危ない、エリオット!」
 エリオットを突き飛ばした棟一は左肩を噛まれるも、直ぐに引き離した! それからエリオットが投げた己の神武包丁を右手で掴むと直ぐに抜き放ちの一閃を噛んでない方の犬型に与える! その犬型は首を刎ねられて息絶える。血飛沫は二名の心を深く傷付ける。だが、抜き放った方は動きを止める気配なし。
 その後、棟一は噛んだ方の犬型を通り過ぎ様に首元にある動脈を狙うように斬り込んでこれに成功。
 目前の危機は回避した……だが、棟一の傷は深かった。
「直ぐに傷を塞がないと」
「このくらい平気さ」
「『このくらい平気さ』だって。平気な訳ないだろ、あの銀河連合だぞ!」
「だろうな。その時はその時だ、エリオット」棟一は自らの包丁を鞘に仕舞うと彼に向けて差し出すように向けた。「俺の石をお前が告げ、エリオット」
「馬か鹿みたいな事は止めろ、棟一。あんたがやるべきだろう、そうゆう大役は」
「この傷を平気と確かに言った。確かに平気だ……しかし」棟一は先の事を想定してこう口にする。「俺がもしもの事があったら暫くの間、エリオットが俺の代わりを務めてくれ」
 それはエリオットにとってどうする事も出来ない予言でもあった。当然、この時にエリオットはそれを許容しなかった。いや、出来なかった。それはまだまだ先の話だと思い、流した。
 だが、エリオットは知らず知らずの内にそれを受け入れようとしていた。彼自身も気付かない運命という名の歯車に依って……


 という訳で中篇が終わりました。こんな形で本編へと繋がるように何とか頑張ってはいますが、明日の後篇でちゃんとつじつま合わせが出来るか心配だ。

 雑文は八月まで待て。特に七月は力を入れてゆくので中々に己がやりたいテーマを好き放題やれないんだよな。まあ特別編はそうゆう物ですから。冒頭を入れて、小話の後に解説及び他の時事ネタ及び話題のサブカルチャー等の呟き……そんなんだからあらゆる事が中途半端だと痛感させられる。
 という訳で今日はここまで。キャメロンの功績って何だろうね?

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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