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雑文特別編 一兆年の夜外伝 第転話 我が親友へ(前篇)

 どうも黒軽部が都知事選に立候補すると聞いてツイッターと口喧嘩してた時と言ってる事違うじゃないかと思った自分darkvernuです。
 さて、始める前に『格付けの旅』が土曜日に更新されましたので読まれたい方はカテゴリ欄の<格付けの旅>又は<白魔法の章>をクリック。
 じゃあ始めますか、どうも人間主体の話に慣れ過ぎて動物主体が出来ずに悩む自分。それでも書かないと駄目だと気付く自分。

 IC(イマジナリーセンチュリー)六十年八月一日午前二時七分六秒。

 場所は秘境神武。
 その場所にて大の字に倒れるは齢十六にして十一の月と二十二日目に成る緑がかった頭髪が特徴的な人族。彼は一族が自分の代で最後である事を嘆く。代々己の一族は物真似上手な事が自慢だった。何をしても他の生命の物真似に関しては右に出る生命が居ないと謳われる程の一族。だが、直系を重視するが故に年を追う毎に一族の者は少なく成り、今年に入っては彼で最後と成った。彼は大いに嘆く。そして秘境の地にて最期を迎えようと心に決める。最早、種を残せない種族に明日はない。己の代でひっそりと最後を迎えよう……彼はそう考えた。
 そんな所で寝ていたら風邪を引くぞ--とそこへ包丁を鞘に包んで右手一つで持参する齢十七にして一の月と十一日目に成る高貴な少年が近付くではないか。
「誰だ、あんた?」
「俺か? 俺は天同棟一……天同弐雄の第一子さ」
「『俺は天同棟一……天同弐雄の第一子さ』か。どうよ、似てた?」
 似てない--棟一と呼ばれる少年は首を横に振って不正解にする。
「そうゆう訳で自分は物真似一族最後の一名としてここで死を迎える」
「それよりも自己紹介しろ。そうゆう言い訳は自己紹介した後でたっぷり聞くから……って!」
 棟一は背後に死の気配を感知--緑髪の少年を左手で抱えながら背後より迫った死の気配の攻撃を躱した!
「う、意外と重たいな」
 思わず緑髪の少年を下ろす棟一。下ろされた少年は攻撃した何かを見て恐怖心を起こす。
「あ、あが、あ、が……『う、意外と重たいな』って。か、辛うじて、恐怖で、であっても、物真似、出来た」
「物真似してる場合じゃないな、ボルティーニの者よ。俺だって恐いんだぞ。まさか秘境の地で銀河連合の獅子型……いや、百獣型が出て来るなんて聞いてないからな」
 棟一は鞘から包丁を抜く。
「た、た、倒せる、のの、か?」
「辛うじて、倒せる」
 棟一は足を震わす。彼は言葉通り恐かった。銀河連合の中でも徒足空脚に置いて右に出る銀河連合は居ない。そんな相手でも棟一はある誇りを胸に立ち向かう。そして、一の分の間に壮絶な戦いを繰り広げる。
「うぐ、流石は銀河連合の獅子型の更に先を行く百獣型だ」
「どうして、た、立ち向、かえるのですか?」
「終わった後に言うな」
 棟一は傷付いた身体で生還を果たした。その瞳は悲しみと共に喜びも内包。ボルティーニの少年と向き合って胸の内を伝える。
「俺は全生命体の希望としてどんな銀河連合が相手でも我を武の者の羅刹として或は修羅として向けるんだよ」
 遠すぎる過去の世界に於いては羅刹も修羅も全て神々の形でしか過ぎない。そう、この世界の住者達は意味を知らなくても言葉だけはそう教わって来た。
 話を戻して棟一の輝きにボルティーニの少年は歯を食い縛る。それは自らの人生とは真っ向より異なる棟一に対して悔しさをにじませるような状態だった。
「済まない、君にそのような感情を抱かせて!」
「謝るな。お前のような雄は好かん。そんな生き方を自分はしたくない」
「わかってる。生き方は他者多様である事は」
「わかって堪るか、天同棟一! 自分はもう最後かもしれないと思うとどうしようもない。子を残す事も自分の中では難しい。連続する事もここで終わろうとしてる。それなのにお前と出会いさえしなかったら--」
「忘れていたよ。さっさと自己紹介しろ、ボルティーニの雄よ」
 そうだったな--とボルティーニの少年は我に返った。
「自分は……ストテレス人族のエリオット・ボルティーニ。短い付き合いだが、宜しくな」
「こちらこそ」
 二名は固い握手を交わす……そしてエリオットと呼ばれる少年の言葉通り本当に短くも濃厚な三日間の始まりだった。

 という訳で水の惑星編の覚醒の章の前日談をお送りしました。まあ自分は人間なので人族の話はすんなり書きやすいのはわかる。けれども辻褄合わせだけは難しい。本当に棟一とエリオットの出会いはこんな物で良かったのかと書いてる時も書いた後でも思うくらいだ。都合が良かったら直ぐ秘境神武を持ち出して強引に解釈してしまうもんだから救いようがないな。とまあ第転話の最後はこの二名を主軸に展開されますのでどうか短い付き合いを宜しく。

 ウェブ漫画は探せば面白い物が大分発掘される。まあそこについては来週に改めて書く……消し飛んだ以上は仕方ない。
 という訳で今日はここまで。黒軽部は当選しないだろうな、して欲しくはないが。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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