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一兆年の夜 第八話 戦いへの一歩を(三)

 ザブングは目撃した! 猫族の青年の頭を食う存在を。成人体型百三十ある
獅子型の食らう存在を。
(私だって怒らないはずはないんぶ! ここからじゃ駆けつけども次に死んでしまう者は出ぶ! でもな--)
「でもな! ここで動かぶして対話を実現出来ぶかあああ!」
 ザブングは新町長邸に響くほど大きな声を上げながら獅子型に向かって突撃
した!
「あ、あなた!」
「お父さん!」
 獅子型は青年の死体を近くにいた猿族の老婆に投げた!
「ギャッキ!」
「はっ!」
 ザブングは被害を受けた老婆の方に意識が向いた。次の瞬間、ザブングは
前左足の感覚に違和感を覚えた!
「お父さああん! 前左足が、前左足が……」
「うぐううあ! アガアガあ!」
 ザブングは転倒した! 前左足を失い、その部分から大量の液体を出しながら!
 そして獅子型はザブングが苦しむ間に投げつけた老婆の方に突っ込み、
老婆を食らった!
「どこまでもおおお! これ以上はやらせんぶ!」
 ザブングは残りの足を叩きつけて獅子型に突撃した! 獅子型はゆっくりと
ザブングの頭の方から食らおうとしたが--
「豚族の雄を甘く見ないことだ!」
 ザブングはわざと転倒することで攻撃をかわす--反動を活かして獅子型の
左側頭部に頭突きを与えた! 獅子型は思わず右側面に倒れ込んでしまった!
「お、お父さん! な、何で動けぶんだよ! 何で戦ってぶんだよ!」
 ザブリスはようやく動けるようになり、ザブングの方に駆けつけた!
「これは、これは戦いではなぶ! わた、しはあのモノと対話をしていぶのだよ、お」
 ザブリスは出血多量で身体のあらゆる機能が失われつつあった。
「あなた! あなたああ!」
 ザブリスに続いてヘネリアもザブングに駆けつけた!
 だが、ザブリスから流れ出る血は水辺を作るほど深刻な状態になっていた。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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