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雑文特別編 一兆年の夜外伝 第承話 天同壱生は生きる(前篇)

 どうも幾らスパクロとはいえ、メロウまで参戦してる事には正直アイアンリーガー参戦させた全霊を考えるとそれほど大した事ないと思えてしまい、このままいくと人型ロボットがあるという理由でレダまで参戦させかねないスパクロの恐ろしさに身震いしてしまいそうな自分darkvernuであります(会社が倒産して続編作られなかったからそれはないと思う、多分)。
 ではスローペースながらに外伝を始めましょう。

 IC(イマジナリーセンチュリー)四十二年七月八十八日午前六時七分六秒。

 場所は西物部大陸プラトン地方新マンドロス村。
 匂いに敏感な者なら僅かに残った銀河連合の齎すモノを感じるかも知れない。それでもこの地は浄化が進んで生命が住むのに十分過ぎる清潔度まで蘇った。
「まだかなあ、ははうえ」
 そんな中でも齢三にして十一の月と十四日目に成る神武人族の子供は国家神武のあった方角を見つめ続ける。彼の名前は天同壱生。天同生子の忘れ形見にして国家神武では弐代目象徴に成る筈だった仙者。生子の弟である零とリムーバの姉であるリモートの遺児にして連続する天同の系譜を受け継ぐ生命。その証拠に彼の眉毛は父と同じく弱弱しい。だが、鼻や口は母と同じく凛としていた。そして、瞳の光は養母である生子のように希望を齎す程に輝きを見せる。その瞳で六時前に起床し、国家神武の方角が良く見える建物に上って今日も見つめる。
 そんな様子を見かねた生命が二名。齢二十四にして十の月と二十八日目に成るアリスト人族の女性と齢四十二にして六の月と十三日目に成るアリスト人族の老婆が壱生の正面に立つ。
「壱生様。いい加減為さい」
「またリムーバかい」
「これ、私を忘れんじゃないって」
「ははうえはずっとあそこでせいむをまっとうしてるんでしょ?」
「そうです。ですから壱生様は天同家の仙者として前に向かっていかないと宜しくないのです」
「どうしてははうえのところにいかせてくれないの?」
「そ、それは--」
 老婆ユーミ・ライダルは言葉に詰まる。
「……」
 壱生の叔母リムーバ・キングレイも同様だった。
「……わかってたよ。せいめいはいつかはかならずそうなるってのは。できればほんとうのことをぼくにはなしてくれてもよかったのに。なのにみんなしてぼくをせんじゃせんじゃとあおってははうえとあのばしょへめをむけるのをさけつづけたんだよ。そんなのかなしいことだよ。ぼくはうまかしかではないんだよ」
「そ、それは--」
「だから言ったじゃないか、二名共」そこに齢三十にして二十七日目に成る神武人族の中年で特徴のない生命が現れた。「姉上の死を何時までも逸らし続けるには一生は聡明過ぎると」
「やっぱりそうねんのうみにたびだったんだね、おじうえ」
「読四様……どうして本当の事を口にするのですか!」
「リムーバの言う通り。何という事を口にしますか! 幾ら壱生様が聡明でも言って良い御歳と良くない御歳があります事!」
 老齢に入っても尚迫力に衰えの無いユーミに怖気づくくらい特徴のない読四でも壱生を信じてこう主張。
「それは通常の生命に限った事だ、ユーミ。壱生は他の生命と異なる。だからこそ私は敢えて厳かに真実を告げた」
「それでも--」
「いいよ、にめいとも。おじうえはほんとうによくやったよ。つらかったんだろう、にげだしたくなるくらいに」
 ああ、そうだ--読四は瞳から液体を溢れ出す。
「ないてるの?」
「ああ、少しここの空気が宜しくないので眼に入ってしまったんだ」そう言って顔を逸らす読四。「零に続いて姉上まで私よりも先に行ってしまったんだ。もう行くんじゃないぞ、壱生!」
「だれがいくかな? ぼくはみんなよりながいきしていくんだから。なんたってぼくはこっかじんむのせんじゃなんだから」
「もう国家神武は--」
「こっかじんむはおわってないんだよ、ぼくがここでいきてるかぎりは」
「壱生様」
「まさか壱生様は果たそうとしますかな?」
「それは長い道のりだぞ、壱生。私が土に還っても幾ら仙者とてその日まで生きていられるほど短くはないのだぞ!」
「それならちちうえよりもおおくこどもをつくるんだから」
「壱生様……子供は雌が作る物です」
「まあ私はもう歳だから壱生様に相応しい雌を紹介する前に母上の元へ旅立つがのう。それまでは読四様とリムーバが果たすのじゃ」
「押し付けられましたね。こう見えてこんな所で説き伏せてる場合じゃないんだがね、私も」
「ええ、さっさとご飯を食べましょう」
 そうするよ--と壱生は元の子供心に戻って食われた国家神武の方向を背に向けた。
「いつかかならずぼくはははうえのこっかじんむをもとどおりにするからまっててね、ははうえ」
 それから十六の年が過ぎる……


 という事で壱生のお話の前篇をお送りしました。まあ明日もお送りするけど、外伝はこれと言って凄い話が展開される訳じゃないからね。自分が一兆年の夜を思い出すという目的の為に書いております。そこで辻褄が合わない場合も多々ありますが、それは仕方ありません。が、直した所でどうしようもない。既に規模が大きく成り過ぎた後なのだから今更引くに引けないしね。ま、それは単なる言い訳に過ぎないけど(笑)。

 まさかキラーキラーなんてダンガンロンパ外伝があったなんて(外は害という漢字に成ってるけど)。つーか読んだけど、主人公はジェノさんに負けず劣らずの殺人鬼じゃん。美学の為に殺したり、それなりにポリシー合ったりって。それにしてもダンガンロンパの世界は全く以ってサイコポップしてますなあ。果たしてそのサイコポップ振りはロンパ3未来編では人狼臭くも発揮されるんかな? まあ半分しか期待してないけどね(笑)。
 そんじゃあ今日はここまで。ニューダン3は本当に別世界枠なのか? 正直信じないけど。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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