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雑文特別編 一兆年の夜外伝 第起話 戦いに至る数々の逸話(完結篇)

 どうも常に文章をどうすれば上手く書けるか悩むdarkvernuであります。
 雑文特別編を始める前に『格付けの旅』の青魔法の章02の三ページ目が終わり、四ページ目に入りましたので読まれたい方はカテゴリ欄の<格付けの旅>又は<青魔法の章>をクリック。
 それじゃあ勢い任せた外伝シリーズをどうぞ。

 IC(イマジナリーセンチュリー)三十二年四月九十日午前五時四十分十八秒。
 
 場所は秘境神武。
 至る場所で神々は蹴飛ばされ、散らかされた状態を目の当たりにした四門はそんな中で肉親を探した……アルジャスと共に!
 それから三つ首六本腕で構える人族の神の足下に全身血だらけで俯せに成る四生を見つける四門。
 四生--そう叫んだ彼は走り出す……何度も神々に躓きながらも!
「ううう」抱えられた四生は既に虫族の息だった。「四、門か?」
「大変血を流してるようだな、四生」
「ああ、この両手は、血で、血で、塗れてある」自らよりも相手を死なせた両手を四門に見せる。「私は食われし者と対話を、対話を出来なんだ……出来なかった」
「わからないぞ、四生。教えてくれ、ここで何があったかを!」
「良い、だろう……がそれを語ったら、もう、私は」
「ああ、仙者であるお前は俺より長く生きて欲しいのは十分過ぎるほど思ってる。けれどもそんな弱弱しいお前では俺は!」
「時間は残されない、よおく短い遺言を、聞け、よ」
 四生は語った。ここで起こった出来事のほぼ全てを。発端はここに流れ着いたある八咫烏族の生命。最初、それはアトーンが見つけ出したもう一つの系統の八咫烏族だと思われた。だが、アルジャス達がそれを見ると明らかに異なると証言。それを聞いた八咫烏族と思われた生命は皮を剥がして本性を現した……いいや、初めから生命ではなく、食われし者だった。それは瞬く間にニャルタロウの第二子ニャルレオを食らい、縦横無尽に暴れた。それに対して自分達は対話で応じてゆくが……それは余りにも食らわれる者を増やしてゆく羽目と成った。そうしてその八咫烏族の皮を被った食われし者に呼応して次々と食われし者が襲来。対話という選択肢はここに来て支障をきたし始めかけた……が、五十四名の死者を出しながら何とか食われし者全てを縄で縛りつける事に成功はする。
 だが、四雄が彼らとアイコンタクトして食う意思はないという対応を本気で信じ込んでしまったが為に自体は一変。縄を解かせた四雄を瞬く間に食らい、それを機に彼らは仲間達を次々と縄を解いて再度食らい始めた。ここでもやはり自分達は対話を諦めない。雌雄の死を無駄にしない為に対話を続けたが、やがて四生の身が危うく成った。そして、四生を庇うように四高が身を挺して食われた事で事態は一変。四生は怒りの余り、彼らとの対話を止めた。それは正に全生命の悲しみを背負う怒りの如く食われし者全てを死なせる行為でもあった。
 だが、戦いを決断した四生でも次々と襲い掛かる食われし者の侵攻を無傷で食い止める事は出来ず……これを遺して四生は想念の海に旅立った--四生は命をとして秘境神武を守り切った。
「四生……四高……そして四雄」涙で何も見えなく成る四門。「兄より先に行くなんて何と罪深いのだ!」
「四門様だ」肉親の無事を確認し終えたアルジャスは数名の生命を引き連れて四門の元に駆け付ける。「もう涙で盲目になるのはお良し為さいだ」
「今はそれが出来ない。暫く盲目になる時間をくれないか? 悲しみたいのだよ、俺は!」
「ですがだ」
「お願いだ、アルジャス。一瞬で終わるからそれまで悲しませてくれ。神々は俺達の涙を欲してる! そして勝手身がままに秘境を出た俺はこんなにも罪深い。せめて悲しませる事だけでも許してくれ、お願いだ!」
 承知だ--アルジャスは聞き入れた!
 四門は一日中涙を流した。各生命が己の肉親を弔い続けても尚、四門は涙を流した。彼にとって涙を断ち切らずに想念の海へ旅立ったものに恩返し出来ないと知っていたが為に。
 そして涙を流した次の日には心機一転……秘境神武の復興と死んでいった者達に本当の意味で恩返しする為に四門は再起--秘境神武の土に還るべく奮闘する日々が始まった。
 それから四の年より後の桜が満開に成る時期に四門は彼女を迎えに行く為、一旦秘境を出るのであった……
 
 IC(イマジナリーセンチュリー)三十三年四月六十五日午前八時零分零秒。
 
 場所は西物部大陸ユークリッド地方キュプロ町中央地区天同四門像前。
 そこに齢十八にして十一の月と三十日目に成るルケラオス人族の少女が完成されたばかりの像を見つめる。彼女こそこの像の建立を推し進めた少女でずっと彼がここへ帰って来る事を信じた。その為、寂しい時も辛い時ももう会えないかも知れないと思った時も彼女はこの像を見つめる事で寂しさを抑えようと思い、これを推し進めた。
 だが、像が建立されて直ぐに彼は帰って来た。
 待たせたな、子季--齢二十八にして二の月と二日目に成る神武人族の青年はそんな像が不要だと思えるくらい眩く彼女の前に現れた。
「し、四門!」
「言っただろう、子季。迎えに行くと」
 二人は抱き合う--四の年振りに愛情を確かめ合うが如く!
 それから一の年より後……彼らはキュプロ町を発ち、秘境神武へと至る。
(それが父上と母上の真実なのですね。こうして秘境神武の土に埋まる決意を為さったのですね。では、私はこれからどう成るのでしょうか?
 こんなにも死が辛い物、だ、なんて! 私はこれから何処へ……これは!)
 生子の魂は自らの出生と秘境神武で過ごした思い出の過去へと移ろいで行くのであった……
 IC(イマジナリーセンチュリー)三十三年四月六十五日午前八時十分一秒。
 
 第起話 完
 
 第承話 に続く……
 
 という訳で第起話は終わりました。来週から第承話へ移行します。多分、天同家のお話は気分と展開のだるみがなければすんなり壱生の話に移行出来るかと。それが出来たら第転話では他の種族のお話が出来るかと。まあ希望的観測だけどね(苦)。
 
 じゃあ青魔法の章02の三ページ目の解説を早々と済ませよう。取り敢えずデュアンは何回も書くけど、どんな状況下でも最後は力技に近いやり方で押し通してしまうから洒落じゃない。アドレナリンの分泌量で詠唱をするなんてモールス信号的なやり方を脳内でやってみせるのは最早ギャグとしか表現しようがない。出来ないよ、どんな魔法使いでもアドレナリンだけで詠唱するなんて。
 ンであの全生命体の敵は『藁人形』という名称。但し、『藁人形』と言ってもそれはピンからキリまであって、あちらはまだキリの中のキリと呼ばれる方。それだけ全生命体の敵は層が厚いのだよ。何せ神殺しが九十九で限定されるのと違ってほぼ無限に近い種類は存在するからね。
 以上で青魔法の章02の三ページ目の解説を終える。
 
 ダンロン3では豚神は声まで変える事が出来ると判明。それからデフォルメとしか思えん未来機関の萌え担当(?)の声は灼眼のシャナの模様。後プロレスラーは当初郷理大輔が声やる予定だっただろ? まあ思い込みだろうけどな、それは。関係ないけど、魔装機神のラセツは当初、鈴木洋置でやる予定だったけどそれが叶わなくて声質が近い成田剣がやる事に成ったみたいにな。
 じゃあ今日はここまで。早く熊本が復興してくれないかな?

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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