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格付けの旅 青年デュアンの試練 禁呪魔法を信奉する者達

 禁呪魔法……それは使ってはいけない呪われし魔法という言葉通り恐ろしい魔力を秘めた物。その魔法は確かに破壊力も叶えられる物もすさまじいの一言で表現出来る代物だが、代償は通常の魔法以上。例えば命を捨てたり、寿命を半分にする程度なら生易しい。問題なのは人間が人間でなく成ると言った類。そのような事に成ると禁呪魔法が以下に触れてはいけないかが良くわかる。
 このように俺は禁呪魔法について簡単に解説した。その理由は俺はまだ若造の身分で禁呪魔法について詳しくは知らない。だからこそ俺は思い込みでこう語ったまでだ。
 さて、予選はいよいよ本選を決めるトーナメントに入った。俺は総合第三会場と呼ばれる所にてそこに集まる十六人と競い合って本選出場を果たそうとしてるのよ。トーナメント表は敢えて示さないが、一回戦からいきなりマリックの子分であるフェイエン・オオッスと対戦するもんだ。
「余裕そうだな、デュアン」フェイエンは一本尖った前髪を弄る。「行っておくが、予選最終ラウンドでもお前に不利なルールが存在する事を忘れてないか?」
「ああ、魔力制限だろ?」
「マリックさんのチームの中で知恵者と噂されるこの俺が引導を渡してやるから覚悟しろよ」
「それは楽しみだな、自称知恵者」
 何だと--フェイエンはやはり小物だったのか、安っぽい挑発に神経の管を何本も見せつける。
「言っておくが、お前では俺に勝てない」
「やってみなければわからないだろう。こう見えてルールの上では負け知らずだ……マリックさん以外にはな」
「ルールの上、か」
 俺は今回出題されるルールについて興味を抱く。確か次の戦い毎にルール変更が行われる仕組みだったな。流石は予選最終関門と言える。様々なルールで雁字搦めにして都合の良い魔術師だけを本選出場させる狙いだろう。
 それで一回戦ではどんなルールが課せられるか? それは三つの禁止規定に依る物。
 第一に詠唱は二十秒に満たない物は禁じる。
 第二に中級魔法以上の魔法を禁じる。
 第三に声以外で詠唱する事を禁じる。
 とある。つまり下級魔法でやれって事だな。しかもそこには明確にルールの穴が含まれる。
「お前はわかってないな、デュアン」
「何か知らないが、さっさと始めようぜ」
「まだだ、焦るなよ」
 そうだったな。試合を始めるには先ず、審判を探さないと駄目だ。それが出来ない場合は何時までも試合は開始されない。そこに着目するとするならもう一つの穴も見え隠れする。それは……試合外の戦闘。
「言っておくが、ルールの穴を突いたからって三つのルールは原則有りだぞ」
「ああ、やろうか……審判探しという名のトーナメント出場者狩りを」
 だが、審判は意外な事に直ぐ現れた--俺達の野郎としていた事は阻止され、順序良く開始。
 俺達の試合は正式に開始された--フェイエンは早速、得意の風魔法で先制!
「ほう、俺との戦いじゃあ多くの下級魔法でポイント稼ぎしたい訳だな」
「--真正面から戦っても勝てる相手じゃない事は何度もマリックさんから聞かされてる訳だ……ウインドアロー」奴は一応、上級魔法の後一歩手前まで身に付けてある事を明記。「--だから俺はお前と戦う場合は下級魔法で攻め続けて行くんだ」
 因みに俺達の試合の補足ルールは主に次の通りだ。
 弱点属性で攻撃しない事。
 複数唱える事を禁じる。
 溜め込まない。
 上記三つを犯したら御手付きとして一分間魔法の使用を禁じる。
 とある。
 正に俺はそのポイント稼ぎのルールに追い込まれる仕組みだ。でもなあ、俺はここにもルールの穴が存在する事を察知。それは何か?
「随分、受け身だな。『マギレス』か!」
 マギレス……それは興行用の魔法使いのレスリングの事。主にリングの上で戦い、互いにパフォーマンスしながら観客を魅せつける試合を行う。その決め術は素晴らしい物で例えば中級魔法サイクロンはマギレスに於いては旋風烈衝撃という頭の痛くなるような名称で叫ばれ、上級魔法エレクトリックヴァイスはマギレスではデスサンダーボルトスクリュードライバーというそれで格好良いつもりか、というような名称で叫ばれる。だが、観客は喜ぶ。観客は熱く成る。必殺術の名称が格好良いから? 違う。ここらで大いに決めるから? 違う。マギレスでは相手の術を魔法防御せずに受け切るという縛りがあるからこそ前述の二つが活かされるのだ。そう、マギレスは相手の術を受け切るからこそ工業用として観客に愛されるのだ……八百長があるとは言っては成らんぞ。
「だろうな。だが、俺は勝てる術を身に着ける」
「それはない……ロックボール!」 尚も攻撃の手を止めないフェイエン。「--お前は下級魔法しか使えん状態で--」
「--その下級魔法を駆使してちょっとした事もしてるんだよね……これだ」
 先程受けた攻撃を全てフェイエンにぶつけてやった--勿論、それは地属性に変化させてルール通りにする。
「馬鹿な、ルール違反では?」
「いいや、受け止めた魔法を属性に変換してそっくり返すのはありだ」審判が代弁してくれて助かる。「悔しいが、受け止めろ……フェイエン君」
「--畜生、詠唱をやり直してしまう羽目に」ルール違反に成らないように二十秒以上掛ける下級魔法は一旦キャンセルしてまた詠唱し直すフェイエン。「--詠唱を中断させられるとこんな面倒な羽目に合うとは」
 意外に打たれ強いな、フェイエン。仕方ない、何時も通り魔力を高めて早期決着でもつけるか。そうして俺は二秒以内の詠唱で尚且つ火系下級魔法ファイアーブリットでフェイエンを攻撃したが……見通しが甘かった--俺がな。
「ウググ……掛かったな、デュアン・マイッダー!」何と奴は俺の魔法技術を吸収してファイアーブリットを弾き返しやがった! 「どうだ、これが意趣返しならぬ『マジカルティトフォータット』だ!」
 マジカルティトフォータット……それはここ惑星<ディー>では様々な魔の学問が育つ。その中でも意趣返しという言葉を基にして魔法返しの技術を研究するグループが居る。彼らの事はティトフォータットと呼ぶ。その無駄に詰め込まれた意趣返しの数々は時として術へと昇華し、更には魔法返しさえも可能にした。その魔法返しの技術をこう呼ぶ。
 確かに俺の魔力で撃ち込まれた物をまともに浴びたら血反吐吐き出したくなる。忘れていたが、フェイエンはマリックのグループでは軍師役を担ってたな。中々に……効いたぜ--まあ、お前もな。
 アッグ、あ--フェイエンは全てを返し切れないのか、両膝が先について次に股間で最後は身体前代を叩き付けながら俯せに倒れ込んだ。
「勝負あり! 勝者、デュアン!」
「ふう、物真似はそうそうやるもんじゃないぞ」
 例え一発逆転を狙っても、な。
 さて、二回戦からどうゆうルールに成るか? 勝ち上がった八人で戦わされる物だから余程凄まじいルールに成るかと思えば次の通り。
 第一に詠唱は一分に満たない物は禁じる。
 第二に中級魔法以上は中級魔法しか使ってはいけない。
 第二の補足に中級魔法は一回まで。
 第三に声以外で詠唱する事を禁じる。
 第四にターン制で攻撃するように。
 とある。一回戦とどう違うかを説明すると詠唱は一分まで行えるように成った。中級魔法を一回使う事は許された上に順番を破って攻撃白、要するに跳ね返しは順番を破るから使うな、だろうな。それについて審判と鉢合わせしたから尋ねると以下のようなルールが追加された。
 意趣返しするな。火には火を、水には水を、それから受けた物をそのまま弾き返す事も。
 弱点属性で行うように。
 複数唱える場合は最大二つまで、中級魔法と併用しないように。
 溜め込むな。
 これだけか、それで相手は誰かと思えば陰気なクブルス・ドドールと言う奴か。
「デュアン、だっけ?」
「初めてだが?」
「仇討ちする為に僕は、僕は『禁呪魔法』を手に入れた」
「『禁呪魔法』? それに仇?」
「今から見せてあげるよ」
 仇か。クブルス・ドドールという男は何をする気だ? ルールブックを知らないのか? いや、『禁呪魔法』か。ルールの穴を突いた何かか? それを審判はどう思ってるのか? 俺は審判に尋ねる。するとこんな回答が出た。
 先程追加したルール以外の追加はない。
 オイオイ、そりゃあどうゆうザルだよ! 『禁呪魔法』だぞ……と俺が何度も訴えても糞審判は事もあろうにこれ以上の会話を拒否して試合を始めやがった。
「--さて、見せてやるよ」赤黒いオーラが奴から放たれる。「--これが姉さんを殺したお前を確実に殺す為に『グルービィ・マクスウェル』がお与えなすったディアボロス!」
 詠唱時間は四十六秒、放たれる紫の光は大きさにして下級魔法。速度は普通だが、魔法である以上は躱す事は不可能。そんな状態で受けた時の感想は……何なんだよ! 属性は恐らく、雷だが状態異常を伴う麻痺も含まれる。それから俺の体内に虫のような物が寄生する。これが初めて味わう『禁呪魔法』か。
「--ハハハ、どうだ! 誰もが一度触れると下級魔法並の威力として大した事ないように感じるけど、中身はてんで違う! これが偉大なる魔道士であらせられるマクスウェルが僕にお教え下さった『禁呪魔法』であるぞ!」
「へえ、これはルールの穴を突く一撃だ」但し、使い手の魔力がこの程度じゃあ直ぐにこいつのからくりを解いたぜ。「それでこれの何処にその姉さんの仇討ちに相応しい魔力を秘めるのかな?」
 俺はターン制に従ってファイアーボールを放った--弱めのな。
「--ふん。まだ言うか……ディアボロス!」
 ふう--二度も同じ攻撃を受けて感じた事をそのまま述べた。
「--何が言いたいんだよ」
「--もう治癒した。『禁呪魔法』とやらを少し垣間見た。なのでこれから中級魔法でお前を仕留める」
「--馬鹿め、『禁呪魔法』が一つだけだと思うな……アーガレス!」
 恐らく風属性で尚且つ速度重視の下級程度の『禁呪魔法』だな。少々足が遅く成る気がする。それと胃腸の機能を低下させる奴だな。こいつも何れは体系化させないとな。
「--ディアボロスが闇系威力重視の下級禁呪魔法でアーガレスは風系速度重視の下級禁呪魔法と言った所だな」
「--馬鹿な、全然効いてない?」
「--あ、そろそろだ……ロッククロス」
 これで終わり--ルール通り、クブルスを倒す俺。
 次の試合が始まる前に俺はクブルスに訊ねる。
「クラリッサ姉さんと僕は同じ養護施設で育ったんだ。そこで僕と姉さんはあの偉大なるアイスマン様に見込まれてスカウトされたんだ。でも僕の才能はそこが最高潮に達してそれ以降は凡庸と変わらない。でも姉さんは才能の炎を維持し続けて遂には魔道士の称号を得た。羨ましく思いながらも僕は姉さんがこれからも飛躍し続ける事を願った。未熟な僕はそこまででも姉さんならきっと……なのにお前はそんな姉さんを殺したんだ」
「マーベラスもそうだが、何人クラリッサに影響を受けたんだ?」
「ああ、言っておくけどマクスウェル様に『禁呪魔法』を授かられたのは僕だけじゃない。このブロックには居ないけど、他に三人程居る」その情報に俺は飛びつかずにいられない。「覚えておけよ、デュアン。そいつらは僕以上の傑物だ。本物の『禁呪魔法』はそれはそれは恐い恐い代物だからなあ」
「ああ、そうかい」
 ったくとんでもない情報だよな。あ、他にも聞こう。
「ん? 『禁呪魔法』の集まりだって? 残念だけど、僕は」そこで俺はクブルスが死んでも口を割れない何かを刻まれてる事を知る。「まだ僕は死にたくないから……教えないぞ、絶対な!」
 興味本位でクブルスには死んで貰おうかと思ったが……止めておこう。トーナメントに支障を来たしたら困ると思ってこれ以上は追及しなかった。
 それよりも準決勝の相手でも紹介しよう。そいつの名前はムダムド・ウスマディンで何でも『アハマド教』と呼ばれるかつての時代では三大宗教の一つとされた巨大宗教の出身者との事。
 アハマド教……それは『エラー』を唯一神と崇める『アーハムンド』が起ち上げた宗教団体。信者は常に全身を覆い、特に女性は酷い時では眼元まで隠す程。そうゆう服装なのは訳がある。それは俺も又、アハマド教の信者として登録されているのか、普段着は常に顔以外は全身を覆うようにする。何故ならこの宗教が誕生した土地は厳しい砂漠の環境下にあり、日焼けは却って肌に良くないのである。まあそんな環境的背景も服装に関係する。んで教えは何かといえば偶像崇拝は禁じる。えっと他には……忘れた。
「デュアン・マイッダーか。まさか同一宗派の人間と出会うなんて、エラーの思し召しであるぞ」
「まあどうでも良いからさっさと始めようぜ」
 アーハムンド……それは自ら預言者と騙るのっぺらぼうの初代教祖。因みに恐妻家でそれが原因で女だけ妙に重武装な格好をしてるのではないかと思われる。
「貴様、偉大なるアーハムンドとアハマド教を侮辱したな!」
「生憎俺は神に嫌われてるしな。とっととその万死に値するという攻撃を仕掛けろよ」
 序に準決勝は余り面白みのある話がないので僅か一分でムダムドは沈黙したという事だけは記そう。但し、戦闘後にこの男はある事を語った。
「お前は中々強いようだが、決勝に上がって来る奴はもっと強いぞ。恐らくアイスマン様の弟子と思われる男だ」
「ガガーブ・アイスマンの?」
「精々覚悟しておくんだ。その弟子だけじゃなく、お前は禁呪魔法の信奉者に目を付けられておるからな。このトーナメントは予選が本番じゃない。まあ本番を迎える前にお前は偉大なる『エラー』の裁きを受ける事に成るぞ」
「負け惜しみは良くわかった。そろそろ決勝の舞台まで行くぞ」
「幾ら自信があっても人間が神を越えるなんてあっては成らない!」
 それでも俺は神を越えて見せる--と背中越しに伝えて見せるのだった。
 そして迎えた第三会場における予選決勝戦。相手はバゼルヌ・ディストリス・ビーイング。その才は恐らく、運が良かったらクラリッサと同じように出世したであろう不遇の逸材。
「君が噂のデュアン君かい?」
「確か不遇の天才と謳われるバゼルヌ先輩だね」
「才能は関係ない。僕にとって魔法とは自衛の手段に過ぎない」
「それはそれは随分自信があるようだな」
「君にとって魔法とは何かな?」
「俺にとって魔法とは……神を平気で殺せる体の一部だ」
「恐い男だよ、君は。それだけの自信を得る為にクラリッサをも殺したんだよね」
「惚れていたのか?」
「僕が? 僕は君がクラリッサを殺してくれて感謝する」
「というと?」
「彼女はこの星に救う呪いを一身に浴びて凶行に走ろうとしていた。本来なら彼女を倒すべきは僕だった……だが、運命は君という存在に気付かなかった」
「わかったわかった。お前も邪気眼を患ってる事は十分わかった」とバゼルヌの行き過ぎた狂言に敢えて突っ込む俺。「そりゃあ出世できないわ、この喋り方じゃあ」
「ハハハ、面白い男だよ」
 さて、決勝戦のルールについて説明しよう。
 第一に相手が詠唱中に詠唱する魔法は最低一分以内を目途とする。
 第二に中級魔法以下の魔法しか認めない。特に禁呪魔法は命に関わる為、使用禁止。
 第三に詠唱する際は声で唱える事。『サハロフコード』や『モールス信号』の詠唱等イレギュラーな詠唱は認められない。
 第四に零詠唱は命に関わる為、使用は認められない。
 第五に中級以下でもオリジナル魔法の使用を認められない。もしも認めたいのなら試合前に審判にお願いを申し上げる事。
 第六に試合前に賄賂を使用する事を禁じる。これは公平なジャッジをする為の物。
 第七に--
 長い! どれだけルールを追加すれば良いんだ。依って俺は途中であるお願いをした。第六項目までを聞いてある魔法の使用を認める為にな。確かそうゆうのは事前にお願いしても問題ないと思ってな。
「……以上だ!」
「葬式で聞かされる謳い文句だね」
「そういや、お前にもオリジナル魔法があるなら早くお願いしろよ」
「残念だけど、僕のオリジナルは中級以上なのでお願いしても使用は認められないな」
「そうかい」
「もう八十七項目は言ったぞ」尚、第七以降は聞いても全く意味のないルールだ。「そろそろ始めたいのだが」
「どうぞ始めるんだな」
 では始め--こうして第三会場における予選決勝は開始。
「--じゃあ覚悟しておくんだね、デュアン・マイッダー」
「ああ、実はさあ」とここで審判にコインを渡す。「試合は決したよ」
 何--理解が追い付かないバゼルヌ。
「……これは!」
「まさかルールの穴を突いたな!」
 試合終了、勝者……デュアン・マイッダー--そう、試合前に賄賂を渡す事は禁じられても試合後なら問題ないだろ?
「まあ怒るな。ここではお前と全力でぶつかれないと思ってそうやったまでだ」
「……良いだろう。ルールで縛られる戦い以外なら君と戦えるなら喜んで引き受けよう」
「これは即ち私闘だな。だからこそこうして自ら勝ち上がって」と何故か審判が解説し始めた。「私闘による決着次第では決勝トーナメント進出者の変更を認めるという『企業間仕合』のルールを採用したのだな」
 企業間仕合……それは企業同士の裏で行われる代理戦争の事をそう呼ぶ。どっかで聞いた事ある話に聞こえるかもしれないがこちらは違う。ほとんどは同じだが、違う部分があるとするなら大企業同士の戦いだと本当の意味で戦争が始まる。企業が雇った魔法使いが一個師団を率いて相手企業の魔法使い師団と戦って勝った方が全てを得るという仕組み。尚こちらも雇用主が実際に戦う事は禁じられており、やってしまえば永久追放又は首を落とされる事は免れない事を注意して貰いたい。
「今回は駆け引きで君の勝ちだ。だが」バゼルヌは納得のいかない眼差しで俺を見つめる。「こんな事をしてクラリッサが望むとは思えない……私闘で全てを着けようか」
「望む所だ」
 こうして俺達の戦いは決勝トーナメント前日まで持ち越される事と成った。何故俺が奴をわざと負かしたのかを正直に告白すると……奴の本気だけじゃない。クラリッサに手を掛けた俺が唯一残る人間性を確かめる為だよ。正直、彼女を仕留めた事で俺は人間を辞め始めたのかも知れない。今まで俺は人間を越える事は目標の様に仰いでいた。だが、今と成っては恐ろしい連中との邂逅、そして禁呪魔法に染まる復讐鬼、そして約束を果たせなかった魔法使いの卵。
 それらが俺に人間性の正しさを再認識させてゆく……

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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