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格付けの旅 青年デュアンの試練 マリックの意地と賢明なラキ、そして余裕のデュアン

 魔術大会出場資格……それは十五歳以上又は魔導学園生徒以上の者に限る。例外として十四歳以下でも魔道士の資格を得る場合、魔導学園外の者でも社会的に名の知れた魔道士である場合は出場資格を有する。但し、魔術大会ではヒヨッコとベテランの戦い或は素人と玄人の戦いは行われない。何故なら無差別或はノールールでは必ず魔力の高い者が勝つのが目に見える。それでは皆が楽しむ大会を目指す運営側の思惑に反する。依って様々なルールを設けて数多くの参加者を呼び掛け、各々の分野で競い合わせるように運営される。
 と俺は初めての大会に出場してついつい緊張を解す為に解説をしてやったが……全然緊張が解けないな--どの分野でも俺が負ける要素がないと思えるほどに緊迫と張り詰めが最高潮に達するのだからな。
 とは言っても俺みたいな奴がのさばらないように運営側は様々なルールを設ける。それが『予選』。
 予選……それは主に三つの方式が為される。最初は本当の意味で弱者に付け入る隙を与えないようにランダムで三人一組又は四人一組のチームを作らせて結束力の高いチームが生き残れるように総当たりを行う。次に生き残ったチームの内、数人を数ブロックに分けて総当たりを行わせる。こちらは己の技量が試される為に仲間に頼り切った奴を片っ端から切り捨てる為にある。最後が各ブロックの覇者達それぞれがトーナメントで競い合わされ、規定人数に達するまでに生き残った奴らを本選出場させる仕組みだ。
 それで俺は誰と組むのか? えっとAからエスチェットまで……いや、覗いてみると甲、乙、丙という物まで使われてやがる。どれだけの魔術師が出場するんだよ。まるで世界中を掻き集めたみたいじゃないか!
 気を取り直して俺が選んだのは結……起承転結の結ね。誰と誰だ?
「チイ、お前かよ!」
「あら、デュアンじゃないの」
「よりにも依ってお前らとチームプレイするのかよ!」
 こいつは意図的なのか、それとも偶然なのか? マリックと手を組むという不運は想定されていた。好きな子と手を組めず、嫌いな奴とたまたま一緒に成るという不運はな。だが、ラキと手を組むのは想定外だった。運営は俺を縛り付ける為にあの手この手を使ったか? いや……札には細工はないな。
「お前、何時の間に俺の奴を取ってるんだよ!」
「お前らが無防備に見せていたのでついつい覗いてみたんだ」
「言葉間違ってるわよ。正確にはついつい盗んでみた、でしょ?」
「それで俺より優れていると思ってるようだな、デュアン」
「御免、聞こえなかった。えっと何かな、間抜けにも盗まれて劣等感剥き出しのマリック先輩」
「ウググ……まあ良い。シングルではお前は何でも出来るが、チームプレイは普段から子分を従える俺が優れる。良いか、お前ら」マリックは仕切り始めたな。「このチームのリーダーは俺だ。だから俺の指示にはちゃんと従え」
「はいはい」
「ラキ……お前もだぞ! デュアンとつるんでるか知らないが、ここで俺の指示に従わないと運営が不合格の判定を下す事に成る。そこを忘れるなよ」
 マリックは先頭に立って先走ってゆく。残った俺達はマリックの陰口でも叩こうか。
「全くマリックはあれでチームプレイが上手いと思ってるのか--」
「聞こえてるぞ、お前!」
「デュアン……相手の耳に聞こえる大きさで陰口を吐いても陰口とは言わないわよ」
「あ、そうだったな。もっと小声で言うべきだな・・・・・マリック先輩最高」
 誉め称える時に小声は少し違うわよ--ラキに溜息を吐かれる。
 兎に角、マリックは俺達に様々な指示を出す。年長者だからって良い気に成ってる証拠だろうな。それはそうと何時に成ったら始まるんだ? さっさと戦いたいのに運営はまだホイッスルを鳴らしはしない。
「聞いてるか、デュアン!」
「お前がホイッスルか?」
「違うだろうが、デュアン。お前は何もするな。俺が良いと言うまで隠れる事に専念しとけよ」
「つまり自分達が危機に陥ったら助けろと言いたいのか?」
「物わかり良いじゃないか。そうゆう事だ。お前はチームワークを大事に出来ない人間性なのは俺達が一番わかってる」
「俺を差別する事に専念して来たエリート坊ちゃんが偉そうに語ってくれるよなあ」
「喧嘩売ってるのか、デュアン?」
「俺はお前と同じく根に持つ奴なんでな。お前による下級生いやデイズ人虐めは今思い出すだけでも反吐が出てさあ」
「どうやらお前にだけは--」
 ストオオップ--間に割って入って来たラキ!
「デュアン……幾ら過去に彼からいじめを受けたからってそれを掘り返すのは度が過ぎるわよ!」
「済まない、俺とした事が熱く成り過ぎた」
「それとマリック」
「先輩と呼べよ、ラキ!」
「誰が貴方みたいな人を先輩と呼ぶのですか。それよりも貴方はデュアンの挑発に乗って熱く成り過ぎですよ。そんな人間はどれだけ才能あろうとも一生デュアンに勝てませんわ」
「もう一度言ってみろ!」癇に障ったマリックはラキの胸座を掴む! 「俺はデュアンよりも強いんだよ! 選ばれたユミル人で何れは偉大なる魔道士に成る男だぞ!」
「そのプライドとそして」奴の左頬に平手打ちとはエゲツナイな、ラキ。「肥大化してゆく劣等感が当時十五で魔道士に成れるはずだった貴方をここまで落ちぶらせたのよ」
「俺を叩いたな」
 ええ--二度も……しかも次は反対側に。
「二度も叩いたな、よくも高潔なユミル人である俺を!」
「あら、ユミル人なのは私も同じよ」
「覚えてろよ、ラキ! この予選を通過したら先にお前を血祭りにあげてやるんだから……そしてデュアン!」
「何だ、マリック!」
「お前さえ居なければ俺は……この茶番が終わったら無事決勝戦まで勝ち上がれ! 俺はお前を叩き潰す!」
「その闘争心だぞ、マリック。まあ叩き潰すのは俺の方だからそこは宜しく」
 喧嘩の末に俺達でもわからない何か固い絆が結ばれるような気がした。多分、これが人間の温かみだと俺は思う。
 それを長く実感する前にホイッスルが木霊した--試合開始の合図という訳だよ。
 マリックは宣言通り俺達に指図する。襲い掛かるのは急班。一人一人はスペシャリスト向きでそれぞれ火、光、氷の使い手。だが、肝心のチームワークが成っちゃいない。それは俺達も同じだ。何せ即興で組まれたチームに何を期待するのかわからないだろ? だが、そこじゃない。嫌いな奴と組まされるからってやる気までなくすような奴に勝ち目はない。真のチームワークとは誰と組んでも打開策を見出す奴らにこそ微笑む物だ。よって俺は遠くから眺めて下級魔法の準備をしてる時既にマリックとラキで急班を仕留める事に成功した訳だ。
「畜生が、俺はおっぱいの大きい子と組みたかったのに」
「てめえが炎なんかの属性だから氷と相性が悪いんだよ」
「ああ、イケメン居ないの! イケメンは!」
「そうやって言い訳してるから俺無しのこの二人にボコボコにされんだよ、えっとクルシュ・マフ先輩さんとホグ・カレハ後輩さんとアリー・ヴィジー同輩さん」
「一々先輩とか後輩とか同輩とか言ってやるなよ、デュアン」
「デュアンは心の傷を抉るのまで得意とし出したわ。もうあの頃に戻れないのね」
「お前ら」何気なく俺は死角より奇襲する班を知らせる。「詠唱の準備はばっちりか?」
「詠唱の準備ってお前--」
「--マリック先輩! デュアンは知らせてるのよ、私達に襲い掛かる班を!」
 何--それを聞いてマリックは周囲を警戒!
「じゃあ俺はまた観察しておくぞ」
「--協力する気ないのか?」
「協力してるじゃないか、ほら……お前の左脇より迫るα班の存在をな」
「--何が……本当だ! つーか、視力良過ぎないか、αまで読めるのか?」
「本気を出せば自分の背中を覗く事だって可能だ……隙が生まれるのでそんな阿呆みたいに機能拡大しないけど」
「--有難う、デュアン。貴方は変わってしまっても根本は変わらない事を感謝するわ」
「じゃあ頑張れよ」
 まあα班も急班と同じくチームワークに不満ばかり漏らすような奴らなので直ぐ蹴散らす事は出来るさ。まあこうゆうチームワークの云々がわからん奴らはひょっとしたら一人でも余裕だろう。問題はβ班とD班の存在だな。チームワークを覗いてみたが、中々侮れない。β班は一人一人の強さはマリックやラキに劣る。だが、チームワークは俺達よりも二段階優れる。故に即興でも奴らはお互いのデメリットを理解した上で有利に事を運んで次々と撃破してゆくのが見える。正直ぶつかるのは避けたいな。
 ここで問題なのはD班の存在。チームワークこそバラバラだが、一人一人の強さを見てみるとどいつもこいつもマリックやラキを上回る。それに奴らは互いのチームワークが皆無に等しい事を逆に利用して潰したい班を誘い出しては各個撃破出来る配置に就かせるまで攻撃せず、頃合を見計らって撃破する。潰した班は現在の俺達と同じだが、こいつらは最後に戦うべきだろう、正直今の段階じゃあ他の班が邪魔でぶつかるべきじゃないしな。
 と要注意班を解説した頃にはI班を撃破する事に成功してるのが見える。あのI班を二人掛かりで潰すとは中々やるじゃないか。
 そんな時、アナウンスが鳴った。俺はマリックに尋ねる。
「おい、ありゃあ『オフィシャルセレクト』の合図だぞ!」
「『オフィシャルセレクト』? 聞いた事ないぞ」
「あ、実は俺にしか流れて来ない情報だけどこうゆう内容らしいからラキも一緒に聞いてくれよな」
「如何して私まで?」
「チームワークでは必要な情報は共有しないと万が一の事で支障をきたすしな」
「良い事言うじゃないか、マリック」
「お前に褒められたくないな、隙が生まれてしまう」
「はいはい、喧嘩は御止め」
 えっとマリックに誘われる形で物陰に隠れる俺達三人。『オフィシャルセレクト』アナウンスが本格化する前までにマリックから手短に『オフィシャルセレクト』及び『スペシャルセレクト』について教えられたな。
 オフィシャルセレクト……俺なりに解釈するとランダムバトルが濃厚なこの三人一組のチームバトルで公式が勝手に対戦相手を選ばせる物だよ。マリック曰く生き残りが居れば居る程長期戦が予想される。それを阻止する為に公式自ら対戦チームを選別して戦わせて勝者を強制的に決めるとの事だ。
 『スペシャルセレクト』については後程説明する。どうやら運営は俺達のチームを指名したか。まあ思惑があるのは予想していたが、まさか早くから確信に変わらせる程にまでのめり出すとはな。で対戦するのは……やはり要注意班か! それも戦い方は『スペシャルセレクト』で勝手に決めに掛かるとはな!
「おいおい、こんな話は聞いてないぞ!」
「何か含んだ事呟いたけど、マリック!」
「正面から中級魔法以下で戦えとは」
「形成魔法はどうなのよ」
「それならありだろ、マリック?」
「応用はなしだぞ、それ」
「応用は認められないって!」
 つまり基本魔法で勝負しろと言いたいのか? んで『スペシャルセレクト』では更には魔力さえ制限しに掛かると来たもんだ。これはやりにくいぞ。何故かって? 百出したいのに十しか出せないような物だ、俺にとっては。
 スペシャルセレクト……これも俺なりの解釈だが、公式が特別にルールを決めて勝負させる物だ。その特別ルールの内容はほぼランダムに等しく、公式でさえ都合良く思い通りのセレクトが出来ない仕様らしいが。
 マリックの話は嘘だったな。運営はマリックさえ邪魔者として処罰したいか。何故運営がマリックまで切り捨てる方針のか? これに引っ掛かりを覚える俺が居た。当のマリックは散々、教師陣に信頼が厚いというのにここにきて自分が捨て駒にされたと知って顔を青くしてやがる。どうしたもんかなあ、これが。
「相手はD班か。最も避けたかった班だけあってこれはそろそろ俺の出番かもな」
「如何してお前は平然として居られる! その班のメンバーは全て高等科三回生でしかも俺に声掛けられても首を横に振る程権力ある連中だぞ」
「三人は『セイウェッヅ・エリーシイ』と『プリメラ・ラヴェイラ』にそして『マーベラス・エドウィル』だね」
「特にマーベラスは結魔法が既に上級レベルに達していて更には交叉魔法のバリエーションにも優れる。今のお前で勝てる相手じゃ--」
 面白い、受けて立とうじゃないか--まあその程度じゃあ余裕だがな。
「あーあ、火が点いたね」
「マリックにばかり指示出しても仕方ない。ここは俺が指示を出す……マリックはセイウェッヅを相手しろ! それも真正面からではなく相手に魔法を出す余裕さえ与えないように仕留めろ!」
「セイウェッヅを知らないのか! あいつは元々真正面から--」
「関係ない。向こうが真正面を嫌う相手なら裏を掻けば良い。裏を掻いたら裏を……要するに気合で何とかしろ!」
 無茶苦茶な野郎だ、わかったよ--卑怯比べじゃあ残念ながらマリックに譲る……が乗ってくれたな。
「えっと私はラヴェイラ先輩と?」
「総合で少し格上、そして近接戦では更に格上……ちょうど練習相手が務まる」
「わかったわ。総合で格上だったら近接をやるべきじゃないかしら?」
「いや近接でやれ。昨日の練習はどうした?」
「ああ、あれの事ね。了解……ンでデュアンは勝機あるの?」
「俺を誰だと思う?」
 わかったわよ--溜息吐きながら納得し、形成魔法を唱えるラキ。
 これで最低限の指示は出した。後は好きなように考察するだけ。運営は何の為にスペシャルセレクトを出したか? それは俺が要注意人物だという事だ。だが、マリックとラキはどうなんだ? マリックは自ずと理解出来る。先週だったか? グルービィ・マクスウェルの名前をうっかりマリックが出した。それを聞いたあるスパイが運営に報告。それを出しては拙い理由が運営にあるのか? だが、魔導学園にはガガーブ・アイスマンが居るんだぞ。別に問題ない筈だが……まさかな--仮定の話を持ち出した所でマリックを切り捨てる理由にはならんと考えた俺は一旦、マクスウェルが内部に居るという説を一旦隅に置く。
 問題はラキの方だ。もしや孤児院出身だから? いやその考察は--
「余裕だな、デュアン・マイッダー」
「ああ、居たんだな……えっとマーベラス・エドウィン」
「仇を取る時が来た」
「仇……ああ、クラリッサの事か」
「クラリッサはお前に期待していた。俺はクラリッサへの劣等感と想いを胸に今まで精進してきた。お前への期待もあったし、嫉妬もあった。だが、今は恩を仇で返したお前だけはこの手で……いや、まだその時ではないな」
「言っておくが、マーベラス。制限あるからな、魔力の」
「制限あろうともこの中級魔法で」早速セイクリッドブラスターを放とうとしてるもんだ。「おや、何故零詠唱かわかるか?」
「『ストック』だろ?」
 ストック……それは予め魔法を唱えてそれを内に溜め込む事で実質零詠唱を可能にする手段。但し、ストックにも限りがある。それは下級魔法が三つ分、中級魔法は一つ分しか溜められない。上級魔法以上に成るとストックするには寧ろ詠唱し続けないといけないから逆に魔力の無駄に成る。超級魔法に至ってはストックすれば命にかかわるし、詠唱し続けるなんて以ての外。だからストックする際は気を付けるように。
「何……何故人差し指一つで中級魔法を吸収出来た?」
「まあ形成魔法の応用が認められないように他の魔法の応用も禁じられてる。でもな、応用出来ないと言っても応用してはいけないとは誰も言ってない」
「一瞬で形成魔法を唱えてそれを……いや長枝にして応用してない事をアピールしたな、デュアン!」まあ右頬に横一センチの掠り傷というアピールだがな。「--それで俺より上だと思うなよ!」
「そろそろ終わらせる」俺には零詠唱があってな……「たとえ十しか出せなくても一秒間に三十発出せたらそれで十分だ」
「--馬鹿な、まだ唱え終わって……ウガアアアア!」
 そう、下級魔法数百発で十を満たせば良かろう--さて、俺はサックと終わらせた。
 次はマリックの様子はどうか……あいつは苦戦してるな--向こうの方が乱戦では有利か。
「ウガア、まだだ!」
「ハハハ、神童と謳われたマリックさんも今ではすっかり落ちぶれちゃってねえ」
「--負けるか! 俺は神童と謳われたマリック・ディンリィはお前如きに負けはしない!」
「--オオっと隠れるのは俺の得意とする手段だよ」
 苦戦してるなあ。まあ無理難題を押し付けたしな、だから少しだけ協力してやる。何、十だけ出せるならこんな事だって可能だろう。
「--あれは……この気を逃すまい!」
 そうだ、それで良い--例え俺からの贈り物であろうと有効活用して貰わないとな。
「--ふう、この位置で慎重に……ファイアーブラスター!」
「--しまった、詠唱がまだ……ウワアア!」
 これでマリックは勝った。お、マリックは気付いたみたいだ。
「余計な真似を……まあチームプレイだから大目に見てやる」
「ああ、俺は一足先にラキの様子を見てくる」
「好きにしろ!」
 好きにしろと言われた俺は好きなようにラキの様子も窺う。するとラキの奴はマジカルテニスでプリメラ途中距離戦で臨んだか……いや、向こうが中距離戦に対応しそうになると隠れて出て来たらすぐに近接戦も持って行き、空かさず……総合に依る戦法で総合能力の劣る部分を補ったな、賢明な判断だ。
「ああ、全然噛み合わず--」
「--隙有りイイ……アクアソード!」
 そしてラキは勝利を収めた--一時はどう成るかと思ったな。
 とここでホイッスルが鳴ったか。どうやら予選第一回戦は終わったみたいだな。これだけ下らない茶番に付き合わされるのも面倒だしな。
「何とか生き残った。これでお前らと手を組むような茶番もコリゴリだな」
「そうよね。貴方みたいな選民思想の塊と一緒だなんて反吐が出るわ」
「覚えておけよ、デュアンにラキよ。それまで予選で無様に負けるような真似を俺は許さんからな!」
 そんな捨て台詞を言ってマリックは次の会場へ向かった。
「如何する、デュアン?」
「俺は勝手に行くからお前はもう他人の心配はするな。ここから先は個人が物を言わせる」
「デュアンもマリックも素直じゃないんだから」
「マリックは知らんが、俺は誰かとつるむのは好きじゃない。それに俺は別の興味が湧いた」
「何の興味なのさ」
 グルービィ・マクスウェルが会場に居るという興味がな--それ聞いたラキは呆れた顔で俺を見つめながら次の会場に足を運んでゆく。
 待ってろよ、グルービィ。貴様を引き摺り出すのはもう少し後に成るからそれまで雑魚共と戯れておけ!


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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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