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真に恐ろしきは独裁者ではなく帝政より培われたイヴァンの魂

 どうもdarkvernuです。
 試作品を紹介する前に『格付けの旅』が土曜日に数行ほど更新されましたので読まれたい方はカテゴリ欄の<格付けの旅>または<青魔法の章>をクリック。
 では題名通りおそロシアにちなんだ試作品をどうぞ。

 民主主義が最悪と呼ばれた時代があるとしよう。そんな時代こそ王政もなく、専制国家でさえ廃止された恐るべき世の中。人民は皆、革命運動に躍起と成るだけで後の事はさっぱり。どうしてかは後の時代に生まれた自分でさえわからない。ただ、わかるとしたら……自分の名前が嘘偽りなく『ラダルダス・ダットラー』という事。他には出世の為にありとあらゆる勢力が跋扈する共産党体制下で生き残る術に長ける事。内部紛争という二年物の古びた蜜柑のように食べる価値のない物を心から楽しむ事。ああ、もう一つ……あったな。
 自分には彼が羨ましい。彼は自分とは大きく異なる。『二重思考(ダブルシンク)』という誰かが発見した恐るべき詭弁法は自分も彼も共通する。だが、違うとしたら自分が二年物の蜜柑のような場所で狡猾を武器に生き残るのに対して彼は自然すらも操るように己だけを生き残らせる。どうしてそう成ったかは彼の物語を語り始めた頃からわからない。いくら焼き尽くされた資料と自らの記憶を手繰り寄せても説明がつかない。
 ああ、彼の事かね。彼を紹介する前に自分が語ろうとする時代背景をほんの少しでも紹介しよう。『コロニー社会主義人民連邦』と呼ばれる外宇宙探査用の二十基以上のスペースコロニー内で地球連邦との戦争に勝利して独立を勝ち取った社会主義国家。その時、国家の中枢に居たのは共産党で間違いない。但し、主な指導者は二人。カリスマ性に長けた女性革命家『ラクターシャ・ルーシェ』と実務面に長けた壮齢の革命家『ゴルドー・バームクーヘル』。
 二人は独立後に主導権を巡って対立。人民はラクターシャを支持。ところが共産党はバームクーヘルを支持。両者の争いは血生臭い抗争と成り、最後に主導権を握ったのは……ラクターシャの方だった。主導権争いに敗れたバームクーヘルは確か……まあ、そのまま逃亡して行方知らずかな? 彼に従った者の大半はラクターシャ独裁体制の壁だから告白の後に『清掃』でもされたね。『清掃』を免れた連中は居るにはいるけど、自分の家系ではない。みんな『ゴミ溜(だ)め』に放り込まれて失意の内に断絶でもされたんだろうね。
 ちなみに『整理』『整頓』『清潔』『清掃』の『二整二清』を簡潔に説明すると『整理』は戸籍などあらゆるデータを改竄。『整頓』とは反革命分子を例外なく牢屋に放り込む事。『清潔』とは再教育。『清掃』とは粛清。いわゆるコロニー社会主義人民連邦独自の『ニュースピーク』さ。ああ、ニュースピークも誰かが発見したかな?
 それから『ゴミ溜め』についてだが、それはコロニー社会主義連邦の階級制度と一緒に紹介。この国では共産党が権力を握り、権威は独裁者のラクターシャ・ルーシェが確か自分が亡き時代であっても『ビッグマザー(偉大なる太母)』として君臨し続ける。それだけなら地球連邦に在ったかつての……何だったかな? 違うとしたら共産党政権では二整二清なのかそうでないかや王政などを異端とし、世襲を廃止する所かな?
 そんな事よりも話を戻そう。共産党員に成れるのは『革命家』だけ。彼らは常に豊富な資金を有し、その金であらゆる者達と日夜内部紛争を繰り広げて二整二清を免れ続ける。次に『資産家』。彼らは革命家に媚び諂う為に別名は『豚』という呼称。『豚』共は日夜生き残る為に革命家の犬として『ごみ溜め』を扱き使う。そして最後は『ごみ溜め』。この層は革命家と資産家を合わせてもその数の十倍以上存在。常に何かに擦り付ける知能指数の低い愚か者達の集まりにして国家体制を揺るがす存在。故に共産党は常日頃からごみ溜めの二整二清に取り組み、不満を外とバームクーヘルに向ける。この三つこそコロニー社会主義連邦の根幹を成す階級。
 二整二清と階級制度を紹介したので話を戻す。敵が居なくなったラクターシャは自分が女である事を理由に男に対する憎しみを政治に反映。かつて失敗した夫婦別称性を改良して採用。更には女性革命家を次々と重要な官職に就ける。そして重要なのはバームクーヘルが死亡しようと生存しようと彼を独自の地下組織『金の微灯』の指導者にしてゴミ溜めの憎悪をそちらに向ける。憎悪だけでは政権の意地はまま成らないのでラクターシャは己の事を全人民に『ビッグマザー』と呼称させる。そうする事で権威を勝ち取った彼女は権威と権力をほしいままにしてありとあらゆる政策を行い、反対勢力を二整二清で次々と葬る。そうして彼女が死亡しても『ビッグマザー』の権威が機能し続け、革命家連中は権力を握るべく反対勢力を次々と二整二清するしかない。例えごみ溜めの生活が日々みすぼらしくなろうとも金の微灯とビッグマザーを利用する事で誤魔化し続ける。
 そうして百年が過ぎたかな……ラクターシャが亡くなってから。ようやく彼の紹介が出来る。自分にとって最初彼を見た時は何も感じなかった。だが、今では二年物の蜜柑以上に自分にとって彼とは大きな存在。彼の名前は……『ブラムヘイム・リンドブルム』。この物語の主人公であり、果てしない復讐のお話。


 と水曜日にFC2小説の方で気分転換のつもりで書く『ブラムヘイム』の冒頭を紹介。これは別に『二つを彷徨う魂』と違って一ページ辺りの文章は最大八百字で制限される上に一本当たりstoryeditorでの容量を見積もっても最大三百KB以内で収める予定。なので長すぎず短すぎない長編に成ります。同じだとしたら全八本というノルマかな?
 このお話は前に二回このブログで紹介したと思いますが、恐ろしく暗い上に気持ちが悪い。なおかつオーウェルの最高傑作とボトムズの小汚い部分に後はワイルドアームズシリーズでお馴染みの早撃ちとアーム設定をガンアクションにそのままパクった形に成ってます。言っておきますが、ガンxソードはパクッてませんのでお気を付けを。
 ついでにどうしてこの試作品を紹介したかはもう直出す予定もそうですが、相変わらずロシアは恐ろしい事を強調する為で御座います。まったく対立勢力の指導者が何者かに殺された事件について政府は捜査に全力とかほざいてるけど、絶対嘘だろ! 雷帝の時代から培われる恐るべき精神性からいってもあの国は社会主義国家に成ろうが、依然として粛清の嵐は変わりないんだよ! 全くエリツィンおじさんがもう少し民主化をしていればKGBの親玉をトップに据える事もなかったのに。いや、むしろあの大地だからこそスターリンやコマンドサンボのマスタークラスをトップに据えないとやっていけなかったかもしれん。何れにせよ、ジョージ・オーウェルが訴えるソ連の恐るべき実態は今のロシアでも継続中。
 以上で試作品の解説はこれにて終了。

 とりあえずロシアに関しては今のところは北方領土を返せ以外に主張する所はない。目下の懸念材料は内部の反日勢力と特ア三国。なのでサイボーグ総理に支持する所はそいつらをさっさと蹴散らして日本に必要な政党が機能する政治体制にしちゃってください。それ以外は……移民とか新自由主義的な部分は支持しない模様。
 それじゃあ今日はここまで。おや、誰かがノックしてるなあ。誰だろう?

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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