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雑文特別編 一兆年の夜外伝丙話 イマジナリ-センチュリー

 どうもdarkvernuです。
 今回はラストを飾るべく最後まで書きあげるつもりでいる。どうぞ。

 IC(イマジナリーセンチュリー)十四年二月二十五日午後七時六分五秒。

 場所は西物部大陸アリストテレス地方ゼノン村東地区で真ん中から二番目に大きな二階建て木造宿舎。
 真ん中にある二百八号室で暮らす齢三十四にして八の月と八日目に成るメデス蠍族の中年に成ったキッシャ・キシェールはストルム宛の手紙を執筆中。
(あれかっらおよそ十六の年が経っつ。順調にIC(イマジナリーセンチュリー)の研究は進っでる。今の年代は多分、IC十二年かっら二十一年の間。そっして、今の計算は閏日も入って太陽暦の四倍で月日は流っる。後はどの年代から計算が変わっか? そっだけだあ)
 キッシャは普段、弟子達と集合する青空教室で講義をする。一日平均講義時間は三時間と多い方ではない。それは講義で時間を裂く事よりも議論する事に時間を割く為。キッシャはストルムに比べて研究が得意な方ではない。その為、弟子達の意見を積極的に取り入れる事で劣友から授かったICをより宇宙の速度に対応出来る暦にしようと研鑽を積む。
(後はそっれを……いや、詳っしく書きすぎるといけないから最初は身近な話題かっら始めないとな)
 キッシャは上手くないなりにもこんな手紙を書く。
『我こっそはキッシャ・キッシェール。ゼノン村で歴史学を専攻する者なっり。早速だが
ストルム・ササーキーだったか?ゼノン村は良いところだっからいい加減に家を持
ったらどうって?まあいいっか!そんなことよりと我らの長、飛遊家では実通之(
みつの)様のご子息である兎通実(うつみ)様が今年で十八になったと。そういや前
の手紙でも書いったか?そういや思い出したけど、実通之様の二つ年上の姉に当た
る羽通実(うつみ)様は名前を大層満足しない様子らっしだ。まあ言葉にしたらややっ
こいし。ってそれも前に言ったっど?何よりも羽通実様は困った方でありまっし。今は
亡き実兎様の勝手な性格が似てしもうってのか、我に対する注文が大変多くって困
っとりまっし!万物の神々を考古学的に調べるのは神さまに申し訳つけってないの
に。あの御方は全て入念に調べろと口が大きいんでっすだ。おっと思い出しとったが
、ストルム君から丸投げされた例の暦について思い出してそれを書きっつもがある
ことをすっと忘れしまってた!実は手紙のやりとりの度にそれについて書くつもりだ
ったのにゼノン村の毎日が楽しすぎていっつも忘れおっとるだ!えっと少し忘れっと
うしもうたっと!こんなときだ、えいって!ここは一つ良くない報せを書き記して思い
出そう!弟子の一名が得体の知れっねモノに食われった。出来は良くないけど、可
愛い子だったのに。そいつとの接触を機に何時得体の知れっねモノが来っか? 恐
怖だっね。とにもかくにも今は知恵者一族のバルケミンが得体の知れっねモノがい
つ来るかを計算してっところだよ!現在はリーベルダスの一者娘のベリエールがいる
んだが、この雌はものすごく綺麗すぎる上に叔父のユーリディスに勝るとも劣らねえ
頭の回転の良さなんだって!ああ、それも前書いとったことだってな!ああ、我はこ
んな調子では神さまに申し訳がないよ。この手紙を書き終えたら一日中村全体の神
さまにおじきしないっとうて!ただし食事は無理をしない程度で許してくれっかな?
そうこうしているうちにやっと思い出したってと!実はストルム君から貰ったというIC。
つまりイマジナリーセンチュリーについて何だって。あれは今我の弟子達と共に研
究した結果、一の年を太陽暦にするっていう案はストルム君と同じだっが、そこへ
太陽暦の四の倍で調整すれば宇宙に追えっとう暦に繋がるのではないかと分か
った!ただし、これだけでは今の年代がどれくらいなのかも、膨張する宇宙の全
てを必ず追えるわけとも限らんのはあの時と全く変わらないって!何せ今はIC(
イマジナリーセンチュリー)十二年なのか?二十一年なのか?いずれにしってその
間だってこと分かっていだ!これだけでも伝えられっとらストルム君と親友という誇
りに少し自信が持てるかもっと!じゃあまたな、その時は家族をもっとや!我は今で
も独身だ、悔しい!』
 これがストルムに送る最後の手紙だとはこの時、キッシャは思いにしなかった……

 IC(イマジナリーセンチュリー)十五年二月一日午後十時七分六秒。

 場所は西物部地方アリストテレス地方ゼノン村東地区で真ん中から二番目に大きな二階建て木造宿舎。
 真ん中にある二百八号室で暮らすキッシャ・キシェールは現在、齢三十八にして七の月と十五日目に成る。彼には一名の息子が居る。彼と共に明日、学者が集う仁徳島へ旅立とうとしていた。
(こっな歳で子供が出来るのは何とも。こっも一兆年の神々の導きなっか? 我はこんな歳で三つに成る子供を連れて行くんだ。この子はわしみたいな老年が死んだ後どうすっか? ICは研究が続くっか? もはやわからない。何故我が仁徳島へと足を運っぶか? あそこしかICの研究を受け継いでくれる未来有望な若者が存在しっな。老った我にはこれが限界。だっかわしはこの子と一緒にあの地で一生を過ごす。それもストルムが我に手綱を渡ったように)
 キッシャはそう思いながらも別れの手紙を書き記してゆく。ゼノン村でお世話に成ったほぼ全ての者に……

 キッシャとその息子は一の週掛けて仁徳島に辿り着くとそこでICの研究成果を公表。それから一の年より後、キッシャはストルムと師であるヒュットの元へと旅立つ……享年三十九。
 彼が劣友ストルムから受け継いだIC(イマジナリーセンチュリー)を引き継いだのは奇しくも四の年に成ったばかりの一名息子だった!

 ここにIC--イマジナリーセンチュリー--未想世紀は連綿と続く……

 第丙話 完

 第起話 に続く……


 やっと終わった。これにて一端外伝は幕を閉じる。次回は半年以上経ってからに成りますのでご了承を!

 さあ、来週から何時もの雑文に戻るぜ。取り敢えず身の危険を感じるまでふざけるのが自分のポリシーですのでどうかご了承を。
 それじゃあ今日はここまで。来週は書くぜ、烏合の衆が如何に恐い社会かを!

 謝罪:日曜に更新するつもりが何時の間にか月曜に成った……お詫び申し上げます。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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