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雑文特別編 一兆年の夜外伝丙話 配達事業ここに誕生す(後篇)

 どうもdarkvernuです。
 早速ですが、後篇に参りたいと思います。

 呼び出された十名は一斉に満足げでない眼差しをハル朗に向ける。
「だから言っただろう! 出来もしないことを自信満々に頼むな! と!」
「出来るさーあ。だーが、こんなに多くなるとは思えないからーあ」
「それでは言い訳です! 前もってある程度は出来ると宣言して! この程度まで来ると出来ないと宣言するべきなのに!」
「御免御免ーん。だってハニーに言われたら自信が沸いてつい調子に乗っちゃうじゃーん」
「私のせいにしないーの、ハル朗君ーん。でないとぷんぷんしちゃーう」
「はーあ、だからハル朗はダラしなくなるーの」
「兄さーん、本題に入りましょーう」
 ハル助は野次が飛び交う中で淡々と共同作業について説明する。ハル朗は調子に乗って遠方にも手紙を届ける仕事を引き受けた。遠方宛は全部で七枚。どれも方角が大きく異なる。当然、一名では達成するには一ヶ月以上掛かる。それだけ時間を掛けるという事は即ち、依頼者の満足出来ない部分を高める事に繋がる。そうして食事中にハル朗はハル助との日常会話の中で意見を交わし合う。その結果、残り五十七枚を知り合い十名と翼を取り合って送る事を決定する。
「勝手に決められようか、フン!」
「困られるねえ。僕ちんは雌達とのデートがたんまりあられるんだよう。そう成ると僕ちんが振られるんじゃないかと--」
「バショモワカラナイノニカッテニキメテクレルトハ!」
「マアマア、マンゾクデキナイコトハタタアリマスヨ」
「心配無用でーす。送り先はちゃんと紙に書いときましたよーお」
 ハル助はこんな事もあろうかと昨日までに五十七枚の送り先を紙に書き留める。そのせいか、ハル助の目に隈が出来る。
「鳥の癖に翼先が器用だ!」
「あなたも鳥よ! 長時間飛行出来ないけど!」
 シュリッツは紙に書かれた宛先に目を向けながら賛同する事を十一名に告げる。
「シュリッツが賛同しようなら僕ちんも賛同されようかな? いや、雌達が僕ちんを慕われてるしなあ。どうされようか--」
「フン、シュリッツの演説で俺のやる気が出られてしまおうかあ!」
「どうやら皆さんの纏め役はシュリッツで有られるな」
「有難うーう、シュリッツーう。お前を呼び出して良かったーあ」
「ハル朗君ーん、今度から自分の出来る範囲しか宣言してはいけないのですよーお」
 うーん、そうすーる--ハル朗によって『口は良からぬ元』という諺が出来た。
「それじゃあ五十七枚中最低四枚は配らないといけなーい。だけーど、呼び出した僕と兄さんは六枚出すとして残り五枚をどうするーか?」
 えーえ、俺が六枚ーい--自分は五枚だと思ってたハル朗。
「事の発端は兄さんが出来もしない量を出来ると言ったせいでーす。責任者として兄さんは六枚ーい。兄さんの案を受け入ーれ、皆さんを呼び出したぼくも六枚ーい。それが普通でしょーう」
「でも、私達十名の内半分は五枚。私が引き受けるとされても残り四枚を誰が引き受けよう?」
 デュー一だけでなく、シュリッツも引き受ける。だが、八名は一行に翼を挙げない。よって仙者抜きで決める事に。
 それから三十の分より後……五枚を引き受ける三名は臨兵兄弟と陽に決まった。
「よおーし、これより柊ハル朗配達事業は開始ーい!」
 また調子に乗っちゃってーえ--なおハル朗の恋者の名前は遠すぎる過去に於いても明らかに成っていない。

 ハル朗の提案で始まった一回限りの配達事業。一週間掛けて全ての手紙を十二名が手分けして配り終えた……はずだったが!
「何故ーえ! 百五枚に増えてーる! 折角一週間も掛けたというのに手紙を貰うんじゃないーぞ!」
「だってし勝たないでしょーう、ハル朗くーん」
「こうして手紙を渡したというのに貰わないなんて神様にも送った生命にも申し訳ないでしょーう」
「それは困ーる。神様は何時だって俺達を見てるしねーえ」
「どうしよーう、兄さーん。百五枚じゃあ今の要員じゃあ一週間で届けられなーい」
「仕方なーい。配達事業は又続けよーう。それから協力者を更に増やそーう」
 二回目も三回目も……ずっと続き、気が付くと村長邸のすぐ近くにある建物で配達本部が誕生。そこで百名以上の配達員が日夜手紙を送る仕事に専念。なお配達本部が作られたのはハル朗ハル助兄弟が十名を呼び出して八の日より後だった……
「あーれ? 何時から俺はこんな面倒な物を天職にしてるんだーあ?」


 とまあこんな感じに配達事業誕生秘話はここに幕を閉じる。別に遠すぎる過去だけじゃありません。あらゆる世の中では趣味で始めた物が気が付くと一生懸けて取り組む仕事に成るなんて事は良くある話だよ。それじゃあ次回は第四話の主人公ソウスブのこの後のお話をほんの少しだけ紹介する話で御座います。まあ、碌な終り方はしないとは思いますがね。
 以上で解説を終えるぜ。

 マクドナルドショックは相当食品業界に大きな痛手を被るな。笑い事じゃないけど、マクドナルドはトップが不誠実な人間だったのであそこまで落ちたのだと自分は思う。誠実な人間なら舐めたような会見を行わずにしっかりと受け止め、再発防止に取り組むのが普通なのに……雪印事件から全く学んでない証拠だな。
 以上で今日はここまで。眠いから寝るぜ、五分間だけ。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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