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雑文特別編 一兆年の夜外伝甲話 対話から打倒へと移りゆく

 あけましておめでとう御座います。今年もdarkvernuはひたすら文章の練習を欠かさず、日々書く事だけは怠らずにやって参りたいと思います。あ、ちなみにサボる時は何度もある事は覚えといて下さい。
 外伝始める前に『格付けの旅』の青魔法の章01の三ページ目を終えましたので読まれたい方はカテゴリ欄の<格付けの旅>又は<青魔法の章>をクリック。
 さあ、時事ネタが本格的に復活する為にも雑文特別編を切りの良い所まで進めないと如何なあ。

 IC(イマジナリーセンチュリー)十六年九月二十二日午後九時五十七分三十二秒。

 場所は秘境神武中央空間烈の間。
 齢六十八にして五の月に成ったばかりの神武人族の老年は障子を開けて、月がどのように満月へと至るか観察。肉体は老いにより、動かす事さえ窮屈で座れば自力で立つ事さえ体力を要する。視力は満月なのかそうでないのかを詳細に確かめる事も適わない。それでも目の奥にある光は衰えは知らない。残念な事に目の光が輝いてもそれに見合うだけの寿命はもう残されない。
(わしは余命宣告をされて何日経つ? 今日で三百日? そんなに経たない? わからない……月さえ満月なのかそうでないのかもわからぬ。何もかもいくら近付いても揺れるように見える。遠目に見ても近間で見ても)
 老年の無謀な行動に叱りつける生命有り。齢八にして三の月と二十四日目に成る神武人族の少年だった。
「また魁か」
「またじゃないよ、烈さま。にいさんがしんぱいしてたよ」
「魁(さきがけ)は良いな、それに比べて暁(あかつき)はまだまだじゃ」
 わしの事ですか、父上--齢四十四で七日目に成る仙者暁。
「高(こう)はまた熱か?」
「異なる。おぞましきモノ達をどうにかして秘境神武に入らせないようにしてる……成者のする事なのに」
「あやつらし……」烈は胸を押さえて苦しみ出す。「ウ……また、か」

 午後十時五十七分六秒。
 成者達に追い出されるように齢十一にして十一の月と三十日目に成る神武人族の少年と彼を連れてきた齢二十八にして五の月と十八日目に成る神武八咫烏族の成年と齢三十五にして五日目に成る神武猫族の中年と齢四十四にして六日目に成る神武鬼族の老年が烈の様子を確かめる為に駆け付ける。
「随分、と、集まって」
「そりゃそうだよ。だって烈様がこの先も生きられるかどうかにかかるんだよ」
「もう無理をしなくて良いんですだ、烈様だ。この先は暁様と高様だ、それに魁様が力を合わせて秘境神武を守り通す役割を担いますだ」
「暁端直ぐ怠ける牙、そこ派このカゲヤマノドウタヌカ牙怠けた分摩出働く所存出御座います」
「失礼だな、昔からドウタヌカ君は」
 支えてるんだ、これ出模奈あ--ドウタヌカは鬼族独特の誰もが引き気味な表情の内に生命を和ませる笑みを浮かべる。
「それだけ信頼されてるなら心配……ウ」左胸を右手で押さえる烈。「はあ……そろそろと行こう、か」
「烈さま……なにを?」
 遺言、じゃ--烈は六名全員を見回しながら大事な事を言う。
「遺言とは何を遺しますにゃ?」
「あのおぞましく剥き出された、モノへの接し、方」
「彼等の対話は今日も多少の死傷者を出しました」
「確かに死者は多いだ。それでも対話は確実に--」
「良くな、い。対話は、意味、を、為さ、な、い」
「あのモノ達端確か似通じ合える可能性端低い乃端わかります牙、それ出模--」
「それでもじゃない! ウウウ……あのモノ達へ、の接し方、は--」
「まさか四十の年以上前に父上がやったあれでしょうか? お止めなさい、そんなの!」
「誰に向かって……ウグウウ!」苦しみながらも烈は力を最後まで振り絞りながら声を出す。「それしか、方法は、ない! 良い、か……それ、しか、わしら全生命の、生、きる、道、は、ぁ、ぁぁイ……」
 烈の魂はこれを機に想念の海へと運ばれてゆく……彼の死を痛むのは何もこの場に居る者だけではなかった! その後の葬儀では相次いで烈の死を確認しようと百名以上の生命が道が出来ないくらい集まり、ドウタヌカとニャルタラノニャンタロウらは整列させるのに一苦労。騒動が収るのはそれから二日後。

 IC(イマジナリーセンチュリー)十七年一月三日午後十時四分二秒。

 初代仙者天同豪を始めとした天同家を供養する建物にお辞儀する影が二つ。齢十三にして三の月と十一日目に成る神武人族の少年と齢九にして七の月と五日目に成る彼の弟が居た。
「ぼくは反対するよ」
「私も反対。だってそんなのはやって良いことじゃない」
「でも烈さまは正しいことだとはんだんした」
「それでも私は反対だ。そんなの悲しいよ」
「その時が来ても反対しないと言いきれるの、兄さん?」
 わからない--高は悩む。
(魁の言う通り。生命を多く助けるには彼らと同じことをしなくてはいけない。でも、対話はまだ可能性があるんだ。死なせるなんて大きな罪を背負えない! どうすれば良いんだ?)
「ぼくも同じだよ。せおうなんてできない」
「心を読むな、魁。私は迷う。この先もこれからも」
「せいじゃになってもまようのかな?」
 どうだろうか--高は曖昧に返す。
(おぞましきモノ達を倒す……それで良いのだろうか? 私は一生悩むのかな? こんな歳で偉そうにして何になるんかな? 全生命の運命は何処へ向かうのだろう……教えて下さい、烈様、狼様、そして豪様!)
 先祖達は何も告げない。だが、先祖は心の在り方を伝える……代々受け継がれる生き様で!

 IC十七年一月三日午後十時七分零秒。

 第甲話 完

 第丙話 に続く……


 という訳で第甲話はここで終り。次回からは人族の話から別の種族による話へ移ります。最初は配達事業の誕生、次に第四話以降のソウスブ、最後に第五話の主人公ストルムの劣友キッシャ・キッシェールに関する物語と進めながら外伝を一旦終わらしたいと思います。
 只残念なのは天同家の年齢を合わせる作業はがもう杜撰。この後どうするんだよ(汗)。
 知らんぷりする形で解説を終わらします。

 では青魔法の章01の三ページ目を解説しましょう。いやはや、とうとうデュアンは中二病を発症した。とにかく中学一年生なのにこの病気が発症して最早とんでもない成長を遂げてます。まあとにかく今回は幼馴染との再会や終盤でコテンパンにやられるシーンまでほぼダイジェストに語られててあんま進んでない感たっぷりですね。とにかくバトルをやっても良いけど、プロローグでのアルッパー戦のようにマウスで送る作業が多くなるのでしません。つーかボロ負けするという事実だけを伝えればそれで良いと判断したのでそうしました。取り敢えず青魔法の章では一体ヒロインは誰なのか? 自分は基本的にヒロインは決めてませんが、青魔法の章では敢えて言うならラキだけです。クラリッサはまあ……おっとネタバレだな。とにかく四ページ目のタイトルだけを鵜呑みにすれば読者の予想通りですぞ。まあ鵜呑みにすればの話だけどね(笑)。
 以上で青魔法の章01の三ページ目の解説を終えます。

 さあ明日から忙しくなる。なのでホリデイモードはここでお終い。明日からはやや本気を出す。本気はまだ出さないが、やや本気は出すぜ。
 そうゆう訳で今日はここまで。今年は悪い意味で有名人出ませんように!

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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