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雑文特別編 一兆年の夜外伝甲話 こうして仙者は外を封じる事に(後篇)

 どうも雑文が書きたくて適当に話を終らせに来た自分darkvernuです。
 始める前に『格付けの旅』の青魔法の章01の三ページ目が開始しましたので読まれたい方はカテゴリ欄の<格付けの旅>或は<青魔法の章>をクリック。
 尻切れ蜻蛉でも構わず行くぞ!

 四名と赤子二名は家から脱出する。彼等は剥き出すモノから逃れるべく山を下りる。ところが……一体だけではなかった!
「烈……囲まれ、てる、よ」
「わか、てる!」烈はより鼓動が高まる心臓を抑えつけようと必死に堪えるせいか、声が震える。「犬族の、うつ、つ、ぎは、猿、族く?」
「とととにかかくあしもとにつちゅ、いだ、だしししなあなな--」
「駄目です。え……え、み、なさまは……心を、静めて、下さい」
 統は高まる恐怖を抑えつけながら勇ましく三名を宥める。それはほんの少しの勇ましい気の表れ。それでも彼女を愛する夫の心は穏やかに成り、そして自ら恐怖に克つ。
「そうだったよね、統ちゃん。僕達がこんな体たらくでは暁にも怪にも申し訳が立たないな」
「そうだったな」烈は背後からも正面からも剥き出すモノが迫り来る事に汗水垂らしながら……「俺達が腰砕けていてはこの二人の為にも成らないぜ!」
 皆の者、滑るぞオオ--烈の叫びと共に赤子を抱える母とその夫と付き者は足場も視界も安定しない所へ駆け下りる!
(無事で居ろよ)
 残った烈は足の届くギリギリまで二体を惹き付けながら……触れる寸前で反対方向へと滑る下りる!
(さあ、俺に付いてこい! お前達を対話させてやる--)
 ところが剥き出すモノ達は大笑いするような表情で烈を見下ろすと耐達の方へと駆け下りた!
「待ちやがれ! お前らの相手はこの--」
 その時、三体目が烈の右足を掴む。猿族によく似た剥き出されしモノ。それは烈と共に勢いよく転がり、濁流に呑まれる!
(どうしてこんな真似をするんだ! 俺を一斉に食べるんじゃなかったのか……歯が迫る!
 お、俺は、くわ、くわ……れ! れてたまるかよおおお!)
 口の中に水が一杯に成りながらも烈は死を覚え悟しながら猿族によく似た剥き出すモノを岩にぶつけた--それは頭から血を流して息絶える。
(あ、あ、ああ? 俺は--)
 自らの両手が赤く染まるのを焼き付けながら烈は意識を暗いトンネルへと追いやる……
























 目を開けると光が差し込む。彼はどうしてここに流されたのかを思い出すまでに二の時も掛ける。それから彼は別行動をさせた耐達を探す。五のと着かけてもお日様は烈を温かく見守る。烈は探す。何処かに彼等が生きてる事を信じて……だが、答えはあまりにも辛い。成者男性の骨が二つと成者女性の骨が一つ。なおかつ周辺に彼等が着用してたと思われる衣服が散乱。烈は生まれて初めて剥き出すモノに怒りを呼び起こす。その怒りを再確認する為に彼は両手を確認しようとした時--
 微かだが、両耳に入る赤子の泣き声……声は全部で二つ。彼は怒りの再確認を途中で止めた。
(何をしてるんだよ、俺は! どうして俺は怒りで我を忘れるんだ! 三名の宝物をどうして放すか! 俺は耐と統が命を賭して守り抜いた二名を抱きしめなくちゃいけない……例えこの手が血で塗れても俺は!)
 ようやく烈は二名の赤子を発見……彼は自らの手がどんなに忌々しくとも二名だけは必ず育て上げねばならないと決意。両手で抱き上げるとそのまま秘境神武へと連れて帰る……

 IC(イマジナリーセンチュリー)五年九月十五日午後十時二十分三秒。

 こうして烈は二度と外の世界を旅する事はなくなった……


 とまあこんな感じで甲話は来週で最後を迎えます。まあ結末はわかりきってますけど。

 今回は時間があったので書き殴った。明日は急遽平成二十六年を締める為の雑文を書く予定。まあ時事ネタだと思うけど。
 それじゃあ今日はここまで。眠いぜ、畜生!

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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