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雑文特別編 一兆年の夜外伝零話 秘境神武にて仙者は悩む

 どうもdarkvernuです。
 早速ですが、一兆年の夜外伝を始めます。

 仙者豪は齢二十二の年。彼にはもう両親は居ない。但し、肉親は居る。名を武(たける)。豪の四つ年下である。
「ねえ、兄さん」
「何だ、武?」
「どうしてアリゴラスもサンショウ零も居なくなったんだろう?」
「寿命だよ、武」
「アルラウンやシシキノキミ、それにニャルタミチは居てくれるのに」
「みんな後からここへ来た生命ばっかだ。俺は未だに孤独を感じる」
「確か、ここ『秘境神武』で?」
「俺は何を名乗ればいい? 両親は名字を捨てたとか言ってて名前で呼ばれる事が多い」
「別に困る事ないんじゃね? だって兄さんは『豪』で僕は『武』だよ。一々アルラウン・アルティニムムとかカゲヤマノシシキノキミとかニャルタラノニャルタミチと呼ぶ物なの?」
「だよな」
 豪は斜めに立つ五つの屋根がある建物に上る。武もそれに続こうとするが、豪との身体能力の差でそれが叶わない。
「情けないぞ、武」
「兄さんの身体能力が凄すぎるんだ。生まれつき呼吸の異なる僕と兄さんとでは差が開くばっかりだよ」
「『武』と父から名付けられてるというのに情けない」
「ハハ、あれはここが『秘境神武』だから一文字借りて僕の名前になったんだよ」
 豪は天に夢中に成り過ぎて武の言葉を聞きそびれる。「ん? 何か言った?」
「生命の話は聞かないと……とにかく僕の名前は『秘境神武』の一文字を取ってるんだよ」
「そうだったな」
 兄弟の会話に割り込む影が一名。齢二十にして二十八日目になる用明人族の女性。「やっほお、お元気?」
「要か。君は良いよな、『武要(ぶ かなめ)』という名前があって」
「豪君も相変わらずすぐ悩むね。そんなに自信ないの?」
「仕方ないさ、要ちゃん。兄さんは産まれた時から他の生命と異なるんだし」
「どう異なるの?」
「呼吸だ。他には武や要、それにアルラウン達と大きく異なる身体能力。いくら種族の壁でもこれだけ差が付くと--」
「まるで天と同じ」
「何か言ったか、要?」
「うん、豪君。あなたは天と同じなのよ、その位置といい」
「天と同じ? という事は『天同』?」
「どうゆう意味なんだ、要?」
「細かい事は気にしない。あたしの両親はこの地に来て『武』という名字に変えたのと同じ。あなたはこの神様の上に何の苦しみもなく上った。そして天を見上げながら悩むその様からあたしはあなたを『天同豪』と呼ぶ」
「『天同豪』が兄さんの?」
「武君も『天同』なのよ」
「ぼ、僕はさすがに上る事まで--」
「でも豪君の弟だから名乗っちゃえば……『天同武』というのを!」
「天同、豪……」
「天同、武……それが僕の名前」
 こうして彼等は天同家を興した……


 昨日試験運用したばっかで中々だが、何時もの一兆年の夜らしい話が出来ない。まあ、銀河連合が出てないのもあるんだろうな。来週も零話をやりますぜ。

 いやあ、さすがブーメラン党……維新のなんチャラも含めて日本を転覆させようとする党は因果地平の彼方に行けばいいんだよ! ついでに外国人参政権なんか約束した政治屋共も含めてな!
 え? どうして時事ネタ? 一応雑文カテゴリですのでそうゆう事は呟きます。という訳で今日はここまで。来週でもまだICは出ませんのでお気を付けを。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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