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雑文特別編 ハヤトは死なず 第四話 利権政治のプライドを懸けて! 角栄VS竹下

 どうも土曜日に更新なんてした自分darkvernuです。
 始める前に『格付けの旅』が数行程更新されたので読まれたい方はカテゴリ覧の<格付けの旅>または<黒魔法の章>をクリックして下さい。
 じゃあ罰当たりに行きますか。

 裏永田町……地図には載らない修羅の地。政治屋の最終目標が内閣総理大臣なら内閣総理大臣の最終目標がこの裏永田町を支配する事である。裏永田町に入る条件は何も身体能力だけではない。主にフィクサーに成るか、或は総理大臣の座に着く事にこそあり。なお経団連や農協と言った圧力団体は入る事が許されない。入れば最後……存在抹消以上におぞましい末路を迎える事になる。
 この場所に降り立つはかつての亡霊達。吉田茂、池田勇人、田中角栄、そして陸奥宗光。
「久しぶりに来たのう。どうだい、陸奥先生や」
「マイオスが死んでもここは肥溜めの地か。裏国会議事堂まで後どれくらいかかる?」
「十㎞だろ、わしから言わせれば」
「十三㎞じゃなかったのか、角栄?」
「若いの二人は高くしすぎじゃ。五㎞で着くじゃろうに」
 裏永田町の面積は常に変化を富む。故に伊能忠敬は日本地図を作っても裏永田町までは作らないように生前弟子達に伝えたとか。
「ウィッシュ!」
 四人の前に神妙なポーズをする老人とポマードヘアーの男と『平成』の色紙を見せる普通そうな男が立ちはだかる。
「突然現れて何孫の物真似してるか、竹下アアア!」
「いやあ、やってみたかったんだよ。角さんには受けると思ってなあ」
「フン、先生の孫馬鹿は俺達も本当に悩む」
「それで相手は四人。分が悪いと思いますが」
「分が悪い? 当たり前の事を何言ってる、小渕。その色紙は何だ?」
「わしも知らんぞ。平成ってのは生き返った時に通行人に尋ねた際に聞いたがかつての陛下が崩御して今の明仁親王殿下がおなりに成った事以外知らない事じゃ」
「何? 今の陛下の名前は知らないぞ! 睦人様に明仁親王と呼ばれる殿下をお作りに成ったなんて聞かないし!」
「わしが説明してやろう! 陸奥先生は明治にお亡くなりに成ったから知らんであろう。実は明治四十五年に陸奥先生がお仕えした天皇陛下がお亡くなりになり……えっと大正天皇で良かったか?」
「角さんは低学歴過ぎますから僕が説明しますよ。睦人様がお亡くなりに成って跡を継いだのが嘉仁様です。後に大正天皇と呼ばれた御方が即位為され、その後にその方がお亡くなりに成ると吉田先生、池田先生が良く知る裕仁様が即位為された。そして昭和六十四年に裕仁様が亡くなり、今の明仁様が即位為されました。実はその時に元号が変わり、平成。僕が持ってる色紙は僕が席に座り発表したからですよ」
「そうそう、わかりましたかなあ三方」
「そこまで時代が遡るとは! それにしてもここまで日本人は平和ボケするとは情けない!」
「仕方ありませんよ、陸奥先生。当時はアカの勢力が予想以上に強く、俺だけじゃなく、吉田先生だって苦労為された」
「まあそんな話は置いときましょう、お三方。今はわしはやらねばいけない事がありまして……さあシバキに行くぞ、竹下ア!」
 互いの指を鳴らして殺意を示す角栄。
「それはそれは申し訳のない事をしてしまいました。でも当時の角さんは裏で操る程の気力がもう残ってない状態でしょ? だから私が角さんの後を引き継いだまでです」
「良く言うわ! そのせいでわしの真紀子は--」
「角さん、あの馬鹿娘は元からああゆう人間ですよ」
「橋本オオオ、テンメエエエ!」
 橋本に向かって角栄は突進するが、止めたのは竹下だった!
「私に用があるんでしょ? だったら私が相手しましょう」
「かかったな、竹下! お前は何時だってジェントルマン過ぎるんだあ。少しは--」勢いよく竹下をブン回す角栄。「強引に行ってみやがれええい!」山に向かって思い切り投げた!
「出たか、角さんの奥義大雪山おろし!」
「かかりましたね、角さん! 私が生前どんな政治力を身に付けていたかお分かりでしょうか?」
「まさか貴様--」政治力で角栄の背後に転移する竹下! 「角さん、受けて下さい!」
 闇の覇道を纏った頭から回転する突撃に全身を灼かれてゆく角栄!
「また強く成ったか、竹下ア!」
「ヤクザに頭を下げて往く内に闇が孕んでしまいましたね」
「だが、この田中角栄……この程度の闇に屈するかああ!」
 突如として全ての火山が噴火し、それは竹下に向かって落下してゆく!
「ウオオ、やりますか角さん!」
 溶岩により燃やされゆく竹下の襟と袖に角栄の手が掴まる。
「これが大雪山おろし二段返しじゃアアア!」
 同様にブン回して今度は着きに向かって竹下は投げられた--クレーターが出来て、土煙を放つ月!
「全く何時から我々は月まで人を投げられるように成ったんですか?」
「突っ込むな、小渕」
 月から十秒より速く生還し、角栄の正面まで転移する竹下。
「もう火の粉は消えたか」
「私は月のお陰ですが、あなたは大雪山おろしですね」
「真紀子を誑かした罪は死でもって贖え」
「死んでますよ、お互い」
「細かい事は気にするな、竹下あ」
 全く変わらんなあ、角栄--七人の前に佐藤栄作が現れた。
「ようやく会えたか、栄作!」
「待たせたなあ、勇人オ!」
 政治力の赤いオーラを纏い、佐藤栄作はここに再誕!


 第四話の登場した政治屋は池田勇人、吉田茂、田中角栄、陸奥宗光、竹下登、橋本龍太郎、小渕恵三、佐藤栄作。 
 第五話『殴り合い裏永田町』に続く……

 前にも書きましたが、飽くまで政治屋のイメージ払拭と政治に関心を持たない人の為に面白可笑しくしてます。ですから実際の角栄がアクエリオンみたいに月へ人を飛ばせないし、竹下登がサイコパワーを身に付けてる訳じゃありません。出来たらDAIGOは大喜びだろ、これ(苦)。
 とまあそんな感じで今日はここまで。多分、竹下の爺ちゃんはウィッシュしてくれると信じてる。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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