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冬眠への道 嘘つき篇

 どうも今日かのブラックキングワタミのゲス野郎が平然とどの口下げてそんな事言えるんだと怒り心頭になっちまったdarkvernuです。
 試作品始める前に『格付けの旅』が数行程更新されましたので読まれたい方はカテゴリ覧の<格付けの旅>か<白魔法の章>をクリックして下さい。
 ほぼテンプレートと化した二行にすっかり悦を浸ってる場合じゃないと思いつつ今週も前二周と同じく一回だけ紹介された試作品のプロローグをどうぞ。

 別荘の敷地に難なく入ってゆく一台の車……それは限りない悪夢の始まり
 銃声が響くのはそれから五分と経たない内--別荘の南入口で無防備に構えていた主である髭の男の頭を吹っ飛ばす!
「ああ、あ……おじいいさん!」
「死んだよ、あんちゃん。俺様のビッグマグナムはオートマトン用に開発された戦略銃さ。首がもげるくらい人の頭蓋骨を吹っ飛ばすのは簡単なこったああ!」
 主の死に五名の誰もが引き攣った顔をする。その中で派手な化粧と格好をする老婆は激高する!
「あ、あんたらはどこのもんだい! まさかグス--」
 老婆の左胸には半径五センチもの穴が開き、そのままの表情で後ろに倒れた!
「マ、ル、シ、ァ……」
「ボクチンの銃は改造されてて、ハンドガンでもこんなに威力あるんだよお」
「父さんだけでなく母さんまで! そ、そんな事よりもどうやってここまで来た!
 敷地内にはダットラーが許可した者でないと--」
 あ、なた--ほお骨の目立つ熟女がほっそりした男に右手を差し伸べようとしたが、男はそのままうつ伏せに倒れた。
「あたしに言わせりゃ金が足りないから裏切られたんでしょ?」
「よ、よくも私の旦那を--」
 かあさああああん--青年は中央に大きな風穴を開けられた熟女を見て叫び声を上げる!
「ヒヒヒ、これでアト二人い」
「確か依頼では俺達五人は一人一人の家族を殺しても良かったよな。んでそこの……綺麗なお嬢ちゃんは確かどうだったかな?」
 まさかミーシャを--青年はミーシャと呼ばれる白髪の女性に視線を送る。
「ど、どうしようブラム」
「ミーシャ! 早く逃げるんだ! ここは僕がこいつらを食い止めるから早く!」
「で、でもそれじゃあブラムが--」
「だ、大丈夫だだ! 僕だってこう見えて身体は鍛えてあるんだ! あんな五人組の奴等を食い止めるだけの力はあるるって!」
「で、でも--」
「大丈夫だ! あそこへ逃げろ! そうすればあいつらだって気付かないって!」
「おやおや何してるのかな、坊や達? 恋人ごっことは熱いねえ」
「五月蠅いぞ! 僕を誰だと思っている! リンドブルム家の嫡子ブラムヘイムだぞ! あんたらみたいな馬の骨とも知らない者が簡単に近付いちゃならんのだぞ!」
 そう言いながらもブラムヘイムと呼ばれる青年はミーシャに視線を送る「逃げろ!」と。
「わかったわ、ブラム。でも死んだりしないでね」
「うん。僕は死なない。例え神様に命じられたって!」
 もうブラムったら、この世に神なんていないわよ--ミーシャは後方にある扉へ走ってゆく!
「逃がすかよ、このアマ!」
「まあ待て、イシュコフ」
「何止めるんだ、ザイゲリア!」
「俺達は知ってるよな? ヒョヒンから貰った地図があるんだし」
「ヒヒヒ、あれかね」
「確かにゆっくりと仕留めるのも悪くは--」
 オカマ口調の男の左頬に掠り傷が走る--気がつくとブラムヘイムはハンドガンを両手で構えていた!
「よくもやってくれたわね、このガキャアア!」
「よせ、クルギエフ! そいつは俺の獲物だ。しっかり生まれた事を後悔させねえとよ」
「わかったぜ、ザイゲリア。じゃああの女はどうする?」
「犯してでも良いぜ、追え!」
「ミーシャは渡さな……い?」
 先に引き金を引いたのは左眼に眼帯をした男ザイゲリア--ブラムヘイムは右肺に穴が開き、呼吸困難になる。
「やるねえ、ザイゲリア! 餓鬼相手を生殺しする気かあ?」
「そうじゃねえよ、ゾドムゴ。しっかり殺すんだよ。だけど俺みたいなガンマンにはそれじゃあ物足りねえよ。だから六発全てを使ってこいつを嬲り殺すんだよ、ククク……」
 四人が横切る中、ブラムは中央付近に二、三発目と風穴を開けられる。立つ力が尽きると仰向けに倒れながら「ミイ、シ、ァ」と情けない声を出す。
「女が心配か? 残念だけどあの女は死ぬんだよ、小僧。どうゆう風に死ぬかはこれから死ぬお前にはわからねえだろうが」
 残り全てを中心部に放つザイゲリアは標的が死んだのを確認した後、ミーシャが逃げ込んだ先へと歩を進める。
 この時奴は気付かなかった……全ての弾丸が心臓に一発も当たっていない事に!

 ミーシャは隠し通路を抜けて別荘より北に五百メートル先にある人工林にある隠れ場所に逃げ込んだ!
「大丈夫、よね? ブ、ブラムならだ、大丈夫よね?」
 ミーシャの精神は今にも狂いそうな状態であった。それに拍車をかけるようにザイゲリアを除く四人が林の中へと入ってきた!
「ど、ど、どうしてここが!」
 彼等はまるでミーシャの隠れそうな場所が解るように探索。そして、ついに--
「見つけまちたねえ、お嬢ちゃああん?」
「ヒ、ヒイイイイ!」
「この女! いい年してちびってやがんぞ!」
「グヘヘ、大丈夫だよ。しっかり俺様がベロで掃除するからさあ」
「来ないで、変態!」
 黙れ女--オカマ口調をした男クルギエフはミーシャの鳩尾に右膝蹴りを入れる!
「恐い恐い、これだからエセオカマは。とにかくさっさと殺して--」
「待てや、ゾドムゴ! その前に抜いとくだけ抜いとく?」
 さんせえい--四人はミーシャを羽交い締めにして衣服を破り、彼女が泣き叫ぶのを快楽に感じながらひたすら食い尽くしてゆく!
「た、す、け、て、ぇぇ、ブ、ラム……」それが最後に彼女が出した言葉

 ザイゲリアがミーシャが居る隠れ場所に着いたのは彼女が死んで半時間経ってからだった。
「結局銃弾を使用せずに死んだか、あの女!」
「中々いいもの持ってたな! しかも一度もあの餓鬼とやった事ねえとは驚いたがよ!」
「やだねえ、これだから処女ってのは醜いのよ!」
「それにしても一時間以上も喘ぎ声一つ出さないとはどうしようもなくムカツク女だったよお! これじゃあ抜いただけ抜いて損した気分だってのお!」
「ヘヘヘ、いいじゃんか。一杯揉めたんだし、キスもたくさんしたんだからいいだろう、ザイゲリア?」
「そりゃ残念だったな。俺だったら喘ぎ声出せたかもな、ククク。それじゃあとっととここも含めてあの別荘を盛大にしてやるぞ!」
 彼等は一服すると点いたままの吸い殻を放り投げてこの場から立ち去った--人工林はやがて吸い殻五つ分のぼやで怒りの炎となり、全体を燃やしてゆく!

 別荘が燃える中、車から出る小太りの男が一人。彼は仕事を済ました五人を温かく迎える。
「いやあ、やるねえ君達。お陰であっしの地位は向上したと思いますんで」
「ご託はいいんだよ、ヒョヒン! さっさと金を渡せ!」
「まあまあその辺は後日君達に送るから」
「やっておいて言いにくいんだけどお、あの一家を殺したらリンドブルムがまずいじゃないかあ?」
「その心配は無用ですぞ。すでにエヴェルヴェはリンドブルムの懐柔及び粛清に成功したとダットラー殿が先程報告してきやしたもんで」
「早いわね、あの男ったら」
「敵に回したくないな、ヒヒヒ」
「それに例えこんな事件があっても不慮の事故で済みますし、今後彼等一家の情報は修正され、公に流されないようになりますんで」
「俺達ゴミ溜からしたら怖い話だなあ、オイ!」
「いいじゃないか、いい生活出来るだけまだマシだろうに」
「ではお乗り下さい! がこちらへ来るまでに急いで!」
 その火とは警尾官のことだろう--四人より遅れて車に乗り込むザイゲリアは満足げな表情であった。

 焼かれた別荘内では四肢を燃やされてゆく四人とは異なり、一人だけ火の直撃を免れる死体があった……いや死体ではなかった!
 は--六発もの弾丸を受けながらもまるで何事もなかったかのように立ち上がる青年。
(そう、か。僕は……うう!
 父さん、母さん、お祖父さん、お祖母さん……もう死んだんだ。あいつらのせいで!)
 彼は蹌踉めきながらも燃やされてゆく四人の死体を眺めてゆく--火に当たらず、瓦礫すら彼を避けるようにして!
(……そうだ! ミーシャはどこだ! ミーシャ……ああそうだ!
 僕はミーシャをあそこへ隠れるように言っといたんだ! も、もう扉は形留めないけど、崖くらいこんな傷なんか!)
 青年は僅かな希望を胸に別荘の北入口を出て行く。

 青年の目に映ったのは燃えさかる人工林。けれども彼はどうでも良かった--ミーシャという希望があるなら。
(ミーシャ……居るんだろう? 例え燃えさかる炎があっても彼女だけは無事で居るんだ! 無事で、無事で……無事で?)
 青年は見てしまった--どこへも往かない瞳で口を開けながら全身の服を破られ、所属不明の体液を流しながら機能停止した女性の姿を!
「ミイ、シャ? ミ、イ、シァ? こんなのあるのか? 返事をしてくれないか! 誰にやられたんだ! あんな場所は僕とミーシャにしかわからないんだぞ! なのにどうして、どうして! どう、してなんだ?」
 青年の両眼から出る赤い涙は全てを呪うかのようにミーシャを見つめる!
「う、う、う、うぁぁ……こんな事が! う、う、う--」

「うわあああああああああああああああああああああ!」
 青年は目覚める--警尾官宿舎にある個室。彼は公衆画面よりやや上にある電子時計を見る。そこには『AM5:00』と表示。
(また見てしまうとは……私には思い出したくない光景。あれ以来私は三年も4バンチで死線を潜り、現在に至った。富も名誉も全ては復讐に捧げた。父さんと母さんとお祖父さんとお祖母さんとミーシャを殺した連中全てを殺し尽くす為にな!
 奴らは一人の雇い主と殺しや五人組。雇い主の名前はマク・ヒョヒン。出世しか能のない新羅人。小太りでえらの張った男だが、地位はそれなりにある以上は近付くのは困難。
 五人組の一人はゴローン・イシュコフ。巨漢の男でロシア人。既に始末した後だ。
 一人はゲオルク・クルギエフ。オカマ口調をした北アイルランド人。これも既に始末した。
 一人はファンゲエ・テッサリエン。小柄だが、目は良いジンバブエ人。これから始末するのはこの男だ。
 一人はビエン・ゾドムゴ。舌を垂らすコロンビア人。テッサリエンの後だ。
 最後が五人組のリーダー格ガギャーン・ザイゲリア。私を殺した気でいる眼帯の男。人種はスペイン人。恐らく手こずるのはこいつだろう。
 しかし、早く起きすぎた。何もする事はない。針鼠は四六時中全てを見て回れるが、公衆テレビは起床時間を過ぎないと映し出されない。ただし、私の周りにあるホログラフは針鼠と同じく四六時中付いて回る。ただし、部屋を出れば通路用のホログラフに移る為、そこまで監視は行き届かない。それでも針鼠一つあれば死角であろうとすぐさま赤服が矯正しに来る。
 矯正された人間がどうなるかは……私の知った事ではないが)
 青年は制服に着替え終えた後、机に置かれた部品を僅か三秒でハンドガンに組み立てた。そして、新品のカートリッジから使用済みのカートリッジを合計二十個ホルダーに仕舞う。それが済むと何故か二十個入りマッチ箱を十ケース懐のあちこちに仕舞う。
(今日は非番の日。よって私は現状不在の口実を作る為に署から承る仕事を貰う必要がある。けれども今の時間じゃない。針鼠は四六時中私を監視する。七時になるまでビッグマザーへの愛を復唱しておこう)
 青年は昔も今も熱心な共産主義者……けれども少し違う点があるとすれば復讐心。彼は愛する家族とミーシャの仇をとる為なら全ての者を殺すつもりでいる。そんな彼には未だに名前があった。
 ブラムヘイム・リンドブルム……目に映るのは果たして嘆きなのか?


 済みません。試作品のつもりが本気を出しすぎました。申し訳ありません!
 話を戻して試作品『ブラムヘイム』をお送りしました。これも前二周と同じく前に紹介した試作品をまた出しました。今度の場合は始まりの部分をお送りしましたが……長い(驚)! 書いてみて思ったが、長すぎる! さすがにこれからこんな調子で書いちゃ駄目だと感じましたぜ!
 話を戻すよ。この物語ははっきり言って気持ちを損なう場面が多数出ます。というのもかのオーウェルの最高傑作の続編のつもりで書きました。別に同人という訳ではなく、続編っぽい世界観でなおかつ自分色に染め上げたような感じになります。なので、主人公ブラムヘイムを初めとして登場人物全てが現代の日本人の感覚からすると気色悪い常識で物事を考えます。例えば『ビッグマザーへの愛』がその一端を担います。他には針鼠とかホログラフ。近未来に見えて実はこれも物語の気色悪さを引き立たせます。何よりも四六時中監視されるんだよ。とてもじゃないが空条除倫(合ってた?)が○三文字をやる事出来ないぜ。まあどうでもいいが。
 ところで針鼠について説明しますとあれは針鼠式監視カメラの事を言います。監視カメラを知る者ならわかると思いますが、あれはどう数合わせした所で死角に関する問題を解消出来ません。ところが針鼠の場合は乱反射によって映像を修正且つ死角部分を映し出すという恐ろしいカメラです。しかも修正時間はさほど係らず仮に死角で下ネタな行為をやらかす不敬な者もちゃんと映し出され、しかもタイムロスがほぼ係らない状態で縄に繋がります。とにかく全体主義もそうですが、科学力も行き着く所まで行くと恐るべき社会を形成しますので気を付けて下さい、皆さん。
 と言う訳で試作品の解説は終えます。

 第四十九話の解説を短く纏めますと、「いきなりキャラ殺すか、普通!」「親父は中々しぶといなあ。あんだけ死亡フラグ立ててんのに!」「ようやくスイッチが入ったのかよ、主人公」「でも遅すぎた、何もかも」と会話方式で解説しました。取り敢えずいくら疲れているとは言え、まともな解説が出来なくて本当に申し訳ない。後は何度も注意書き通りやらずに更新を遅れさせて申し訳ありません! 今後は再犯防止に努めて参りたいと思います!
 一応まともに解説するとしたら今回は銀河連合に有利な状況ばかり出ましたが、これも彼等の領域内故に小隊の者達はまともな判断が出来ずに初っぱなからほぼ四分の一にまで数が減ったのよ。いやあ、補正も敵側に渡ると最早収拾が付きません。一応都合良く転ばせてはいるんですが、一度決めた結末からの変更は中々無いので彼等の、まああれに関しましては諦めて下さい。かの暗黒面に堕ちた女子高生がほぼ主役のアニメで期待値を上げて出したチームがまさかのかませ要因になるという衝撃展開よりかはマシですよ(苦)。
 以上で第四十九話の解説を終えます。

 本当に申し訳御座いません。新年をまたいでこんな展開をやっちまって! おまけに今日紹介した試作品がこれまた読者のテンションを下げてくれます。さすがに明日以降は少し明るめに行けたらいいなあと思います。
 では第五十二話までの予定日と五十三話の題名を載せます。

 一月
 六日~十一日     第五十話  エーテルは否定される         作成日間
 十三日~十八日    第五十一話 光不変の先へと 前篇        作成日間
 二十日~二十五日   第五十二話 光不変の先へと 後篇        作成日間
 予定日不明       第五十三話 再誕の火 真正神武最後の最高官 作成日間

 冬眠の章が終わったら一兆年の夜は本当に冬眠します。再開のめどは立ちませんのでほぼ一年以上しばらくは雑文や格付けの旅でも読んで下さい。どっちも読みたくない方がいればそれはそれで仕方ないと自分は思ってます。
 それじゃあ今日はここまで! さすがに来週以降の試作品は午前中に終わらせないといけない!

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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