FC2ブログ

一兆年の夜 第六話 特別配達員 シュラッテー(序)

ICイマジナリーセンチュリー十四年二月三十日午後九時零分八秒。

 場所はエウク村配達部署左館中央室。
 沖田スラ貴はストルム・ササーキーの通夜で上空配達総長であるエウク梟族の
シャウル・シャウルルによりササーキー隊の隊長を引き継いだ。

 ICイマジナリーセンチュリー十四年二月三十三日午前九時零分三十五秒。

 場所はエウク村配達部署左館中央室。
 沖田燕隊が始動する。メンバーは旧ササーキー隊で構成された。

 ICイマジナリーセンチュリー十四年十月八十二日午前三時三分三秒。

 場所はエウク山上空。
 沖田隊は食らいしモノ(仮)の燕型と遭遇。これによって同隊の隊員藤原カエ彦が
死亡。享年二十八であった。

 ICイマジナリーセンチュリー十四年十月八十三日午後九時五分六秒。

 場所はエウク村配達部署左館中央室。
 藤原カエ彦の通夜で沖田隊のスラ貴と孫諾が口論となる。
 十二日より後、孫諾は配達員を辞任。
 その二日より後にエウク村西地区で三番目に小さな民家にて
孫諾は上空流通商業を開業する。

 ICイマジナリーセンチュリー十五年一月三日午後八時零分五十一秒。

 場所はエウク村配達本部左館上空配達総長室。
 上空配達総長であるプトレ烏族のカッカ・ダリッキャにより沖田燕隊は解散。
 新規配達員を十二名増員することにより四つの新たな隊を結成。
彼等は各隊で隊長を務める。

 ICイマジナリーセンチュリー十五年五月五日午後十一時八分八秒。

 場所はセネカ海上空。
 鳩型の食らいしモノ(仮)の襲撃により、メッサーシュミット隊は壊滅。
 フッケン・メッサーシュミットは齢二十八まで後一日だった。
 二日より後、エウク村配達本部左館中央室でメッサーシュミット隊の葬式場で
総長カッカ・ダリッキャは配達員縮小を宣言。翌の日以降、希望退職者を募る。

 ICイマジナリーセンチュリー十五年九月九日午前三時十分十三秒。

 場所は西アデス海上空。
 津波が発生。新生沖田燕隊は遭遇。隊長の沖田スラ貴は隊員をかばって
津波に巻き込まれ、生死不明となる。当時二十九だった。
 捜索隊は編成され、約五の年まで捜索されたが、見つからなかった。

 ICイマジナリーセンチュリー十六年七月七日午後七時七分七秒。

 場所はエウク村配達本部左館上空配達総長室。
 シュラッテー・ベンデルウムはアデス配達本部に人事異動される。
 同時にエウク村でのベンデルウム隊は解散。

 ICイマジナリーセンチュリー十六年十一月十一日午前八時九分六秒。

 場所はセネカ村東地区。
 配達中だった木戸隊隊長木戸デュー雄が倒れる。
 東地区の一一番目に小さな民家で三日もの間の看病も空しく返らぬ鳥となった。
 享年三十二。

 ICイマジナリーセンチュリー十八年二月二十一日午前七時零分零秒。

 場所はエウク村村長邸。
 エウク村村長であるエウク鳩族にして長である柊ポッ多は町宣言をする。
 ここにエウク村はエウク町となる。町へと拡大したことにより、
配達本部の活動範囲を広げざるを得なくなる。
 三の月より後、上空配達本部は上空流通商業と提携。配達業は広がりを見せる。

 ICイマジナリーセンチュリー二十年一月七日午後二十三時五十九分五十九秒。

 場所はエウク町北西地区陽の家。
 上空流通商業初代総長陽孫諾は家族に看取られながら、齢四十四の
長い人生を終えた。
 二日より後の葬式ではかつての仲間が参列していた。

 ICイマジナリーセンチュリー二十年三月四日午後七時四十分五十二秒。

 エウク町配達本部左館上空配達総長室へ向かう羽の音がする。
 その雄は二十四年前、ストルム・ササーキーを隊長とする燕隊の一員。
 そして、現在ではアデス村配達本部からの人事異動により、ここへ戻ってきた。
 一名の部下も、一名の同僚もいない。ただ、一名のみここへ戻ってきた。
 何一つ喋ることもなく、ただ運命に導かれるかのように戻ってきた。
 燕隊の生き残りの名前は……




 第六話 特別配達員 シュラッテー

コメントの投稿

非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
リアルタイムカウンター
現在の閲覧者数:
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR