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一兆年の夜 第四十七話 質量は保存される(五)

『昨日鶏量一の氷に関する例え話なんて腰砕けたのを思い付いたけど実は夢でも
そんな例え話を出してしまった。あんなのが夢に出る程にまで俺はミーントへの憧
れがあるのか? それともただの抑えきれない感情なのか?
 そんな事はいいとしても俺はどうして鶏量一の氷に関する例え話を思い付いた
か? そこから探らねばならない。突飛な発想には何かそこへ至るまでの道筋がな
ければならない。昨日は今でも現れ続ける歪みを観測しに。そんなのではない。昨
日は大原のおっさんに頼まれて部屋に来たんだよ、夜に。部屋に入るなりおっさん
は天体観測なんてものを頼んできた。そんで俺は例の出続ける歪みを観測したん
だ。するといきなり火の星で銀河を発見したんだよ。何で銀河が惑星より小さいの
かわからなかった。というよりも動いてるんだ、その銀河は。そんで訳わからぬまま
俺はおっさんの部屋を後にした。そん時になって思い付いたんだよ、その発想に。
 探ったつもりが更にこんがらがった! 団子虫族ならこんがらがる事だって一段と
説得力が増すのに俺では。
 今日は俺とおっ三よりも早く迫る銀河を見つけた者を探しに島のほぼ全体を回っ
て探す。うーんますます生活が乏しくなる。今日の仕事は休みなのか。欠勤を生ま
れて初めてしたよ。
       お返しは日記帳が万部以上の売り上げを出したら会社に支給しないと』

 欲強い。どもこれはまだ神様への奉公適ってある。俺そろそろ行かな。窓から出たい、れは神様にお叱り受ける行為。玄関から出て一回まで下りたら全開飛ぶ!
 思った通り俺は一階に下りると羽を広げて東地区飛び回り始めた! 俺は日記帳通りに天体観測をする生命が居るか探し回る……家々だって訪問したのにこの地区にはそれを趣味とする生命が一名も居ないなんてどうかしてる!
 俺次の地区--南地区--へと方向定めた! 風は気持ちが良いな……空は気分を暗くさせてくれるど。空歪んでいなかった時代は幸せだったの? 俺いくら想像を働かせても答え出ない。家々訪問する作業は時間費やす。二つ地区で合計十二の時過ぎた。そろおっさんの所に向かわないと間合わない! なみに結果はどこも天体観測したがらないそう。南地区外れた。

 俺おっさんの部屋に着いたのは恐らく午後十の時か? おっさん気分が良いのがその証拠。
「今日は早く着あいたな。近所の奴等から聞あいたぞ。後藤。あの件で仕事を休あいうんでまで尽力しうてるそうだな」
「それ御免--」
「謝あいる意味がわからない」
 え? ここ謝るべきじゃないの? て仕事を休んだんだから--
「古式神武国民の命が係あいうってる以上はその判断は正しいことだ、後藤!」
「そ、そうなんだ……あれ? 国民命? して国民の命繋がる?」
「来たまえ、後藤!」
 俺どうして大原のおっさんが『古式神武国民の命』と言ったの理解出来なかった。望遠鏡であの銀河を覗くまでは!
「何なんだ! して火の星付近にあった小さすぎる銀河月に接近しようしている!」
「わしだって信じうえおられなかった! まさか火の星と月の中間まで移動しうてるなんて!」
 中間まで……いや異なる! 近付け近付く程この銀河動いてる! 周りまで躍動してるようさえ見える!
「後藤よ。『銀河連合』の名称はどうして付いうえおたか知っておあいるか?」
「それ知らない。大体いつからそな名称?」
「四百六十の年より前に旧国家神武を喰らった銀河連合の集団。あれを予言あした一名の天体観測家は命を懸あいうけて仁徳島にいる鬼族に伝えおたんだ! 動あいく銀河を発見あしながらそれが後の銀河連合という名称に繋がいる程のを!」
 動く銀河発見しながらそれが後の……まさかあの銀河!
「じゃあ改あいうめてその銀河を覗いうてくれ!」
 俺再度覗いた。先程より動いて。動いて……む、むむむむむむむきだだだだ--
「ンァ遅れて済まないが、ァァさっさと荷物を持ってここから出ろ!」
 扉開けるのは齢二十五にして十一の月と六日目になるラテス蟻族の有野アリ太だったよう?
「ァァなんだね? ィィ何を聞きたい?」
「有野アリ太さんだった?」
「ゥウそうだよ……ってお喋りはこのくらいにするからさっさと島から出るんだ!」
「坊主! 状況がさっぱりわからいうえんぞ!」
「ゥオ走りながら説明するからさっさと島を脱出しに行くぞ!」
 ちなみ有野さん軍者。よりも説明を聞いとかなけれわからない!

 俺有野さんからもたらされた驚くべき予報に一瞬羽止めてしまった! それ本当なら俺達は次の日のお日様が頂上に移動した時までに島から出ないと銀河連合の急降下襲撃によって押し潰される事になる……本当にそうなのかはわからない。

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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