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一兆年の夜 第四十七話 質量は保存される(二)

 何皮を剥ける痛そうだな。絶対痛いんだ。一昨日だった? 昨日か? 忘れた剥いた瞬間の痛み時間が経てばすぐ忘れるけど、あれ痛い。のにやってしまう。ほど俺達生命は自分追い込みたい性質なの? わからない。
 わからない事三つ程見つかった。一つどうして国人族が頂点なの? 二つ目陸と海独自の発展可能なのに地下だけそれらを真似た社会成るのか? 三つ目セミジャック・ミーントはやって万有引力発見出来たか?
 まず国が人族頂点にした社会しか有り得ないかについてだ。国最初に興したは確か四百七十年より前くらい? あまり昔なのか、とも歪んだ空なかった時代がそこなのかわからないくらい昔。現在最強の仙者名高い天同生子よって旧国家神武建国された。まで集落から大集落。大集落から村。村から町というものだったを突如国いう社会基盤が形成されたから当時反発が大きい思った。までわからないよな。かく俺考える事はして人族中心とした国成るのか……いう疑問だ。俺住むラテス島は御覧通り古式神武の領土。古式神武最高官は仙者でなくとも良い、象徴間違いなく人族成る。でに象徴は最高官より上の位。よって古式神武の頂点は象徴成る。たらどうして頂点は人族? それ象徴が天同家でしかも男系の流れを汲む者でないとなれない制度。女系だと直系だとかでない。かつ必ず先祖が仙者という連続した系統でないとなれない仕組みだから意外と大変。
 あれこれする内考えがこんがらがった。答えたい事つまり仙者でないとなれないからこそ国の頂点はどうしても人族になりやすいしか思えん。今そんな答えしとこう。
 そうする内羽化の準備やってきた。訛りすっかり成虫時の感じ。一つ一つ飛び訛りから前後飛びの訛りに変化したのがその証拠。したって痛い痛い! 絶対痕出来た出来た! 先輩こんな苦しい痛みに耐えたとなるとこれ辛い辛い! 痛み衝撃死し!
 和らげるは二つ目の疑問を考察すっなない! 陸現在三つの国ある。一方海にも国ではない、独自社会が築かれる。シャーク傭兵団戦いを担当、政各海洋を分担する市長及び町長ら担当。分担支配形成されてる、海方。だが、俺ら蝉族初めとした地下種族には独自の社会ない。あって陸と海の社会を真似るような社会しかない。イダダ……蟻族だって地下社会を築こうしない。彼等二つの種類ある。一つ俺らのように地下深く生活する集団。二つ目陸の種族同様に日の光を浴びながら毎日送る。だけ働き盛りで力仕事を人生の生業とする蟻族ですら独自の社会がない以上は何かあるかも……ダダイ! も、もう少し殻! 殻出そう! イデデ……出た!
「はあはあ、つがれで……」
 独り言止め。よ、やく俺は大人になれ……まだ早い。身体乾かさなと! 乾かす内二つ目の疑問に答えを出さなと。と、かく今の段階で答えは暗い場所では世界を見渡す事出来ない。何故ら暗い場所では石版意味ない。紙意味ない。意味あるすれ口伝。ども口伝は必ず真実を伝えられると限らず、社会発展促しづらい。
 ダダダ……風体中に浴びさせ痛い! くら羽を乾かすのにいいとは言えこれじゃあ身が持つ? ならば三つ目の疑問も考察しとこう? セミジャック・ミーント俺ら種族の間ではかなりの変わり者。幼年期は物覚えが良くな、いつだって先輩蝉叱られてばか。ども数学の才能は者一倍優れて、誰か知らないが団子虫族で数学に詳しい雄が彼に数学を教え込んだらしいとか何と。それ功を成したか、あの雄蛹に至るまでに様々な発見し続ける。から俺のように成虫に成ってからはあの万有引力の法則を見つける至った。噂は林檎が木から落ちたのを源泉にしたとか伝える蝉がいるが、それどう考えても論理の飛躍。寧ろして林檎が木から落ちる事で万有引力への切っ掛けになったかの経緯についてそこに至るまでがわからないとそんな閃きは真実成らない。して俺が羽を広げている間にも経緯を辿ってるけどいくら穿ってもわからない。一つの才に特化した者はもはや一般生命とは頭の構造が異なるんだろう。積み上げた物いくら巨大でも類い稀なる才能は時として更なる土台を乗せてゆくんだから後の者が困って仕方がない。てかして達観した事考える、俺? これ大人の考え?
 面倒くさい、今答えは才を発揮できるほどに論理の積み上げが十分だった以外ない。短い寿命やる、セミジャック・ミーント。はあ、自信ない。俺日記が書ける、シ点殿。どこか飛んでいるあろう坂上セミ麻呂先輩。
 俺はこうして飛ぶ……未だに歪み続ける空を見上げながら!

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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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