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格付けの旅 宇宙は危険が一杯 引き延ばしは突然に

 惑星<クウラ>……既に滅んだ星。かの宇宙最強の故郷を模した惑星。そんな惑星の死は模倣には程遠く、とある魔人の好奇心一つで滅ぶ事になろうとは皮肉以外の何物でもない。
 そのような惑星にも生き残りはいた。それは百メートルにも及ぶ巨大鯨を捕獲した艦隊。名称は<クウラ>第二艦隊。主に知的生命体の捕獲を任務とする。第二艦隊は捕獲艦が五割近くおり、戦闘力は他の艦隊に比べて劣る。けれども総合戦闘力は『100”000”000』でかのSS人に引けをとらない。
 では第二艦隊の中央に位置するかの猪武者艦隊にいそうな塗装をした巡洋艦内部に移る。その中で最大千メートル級の知的生命体が入るスペースの檻にアルッパーは全身傷だらけになりながら脱出を試みようとしていた。
「俺を誰だと思う! こんなへなちょこなんてすぐに破壊してやる!」
 いくら体当たりを仕掛けてもアルッパーの肉体が傷つくばかり。その様子を防弾硝子越しに見つめる三つの影。中央に位置するのが艦長バルバトス・ワカモト。今日は紳士的な性格であった。
「あの鯨は出血多量で死にたいのか、博士よ!」
 ワカモトの左手に位置するのはラインハルト・ウラキ。人参が嫌いなシスコン。
「死にはしないでしょう。あの鯨は何たって生身で宇宙空間を進む訳なので」
 ワカモトの右手に位置するのはセニア・グラニア・エルステッド。かの地底王国の王位継承者にして格闘術及びエーテル研究の専門家。
「寧ろ凄いのはこの鯨って言葉が話せる所よ! きっと解剖したらもっと凄いのが--」
「てめえ、この二本足! 俺を食うんじゃなく、ただ解剖したいなんて酷いぞ! つーかてめえは俺に食われろ!」
「あの鯨は随分吠えるな、エルステッド博士!」
「艦長。私達を食べたくてウズウズしてるのよ、きっと」
「まさか人間が主食の鯨が居たとはな。特にエルステッド博士に反応しているという事はひょっとして--」
「あのねえ、ウラキ君? 私の胸はどう考えてもBカップしかないわ」
「嘘つけ、そこの二本足! 俺が計算した所、てめえはさちこK式の大きさだろ!
 つーことでさっさとそこから降りて俺に食われろ!」
「あの鯨は結構頭が良い。すかさずスリーサイズを調べ上げるなんて畏れ入るなああ!」
「けれどもここからは出られないわ。それに一ヶ月も壁にぶつかるなんてどこまで本気なのかしら?」
「ああ、それだけど。余が戦闘力を調べた結果……何! 昨日よりも五十八ポイント上がって『873』だと!」
「さすがに環境が良すぎたな。そろそろ……あそこへ移そうか、皆の者よ」
 三人はアルッパーの視線から離れてゆく。
「まちやがれ、二本足共オオオオ!」
 自動ドアの開閉する音がした瞬間、アルッパーの身体は己の意志に反して宙に浮かび「何しやがったんだああ!」と無情な叫びが発せられる! そして、百メートル近くの巨大な身体は僅か一秒で清浄にも満たない大きさまで縮められながら部屋から姿を消す!

 アルッパーの感覚はまだ一秒を速く感じるものだった--というのも一秒で部屋の光景が変化するのに戸惑う!
「二本足共め! 瞬間移動で俺を転移させやがって! つーか俺だってかつてはそれくらい出来たのに!」
 何独り言をいってるのかね、この鯨君は--全身が白くなおかつ黴菌を好みそうな声をした男がアルッパーの背後にある窓辺で両手を後ろに回して見下ろす。
「その声は糞餓鬼向けの番組に出てたレ何とかだな!」
「誰の事を指しているのか解りかねますが、私はムーザ・カナハン。御覧の通り『私の戦闘力は五十三万です』と言いそうな元赤肩の兵士ですよ」
「パーフェクトソルジャーにボロ負けしたような三枚目に用はない!」
「あんな尖兵相手では難易度をイージーにしたって勝てませんよ」
「そっちじゃない! 俺が言いたいのは--」
 唐突にカナハンの背後にある自動ドアが上がり、出てきたのはワカモトとウラキ、それにエルステッドの三人。
「何を漫才をしているう、カナハン!」
「これはこれは艦長。あなたがこの鯨を転移させましたか?」
「仕方ないだろ。これ以上戦闘力が大きくなったらあの部屋に閉じ込めたって何れ一日で壊されてしまうからな」
「そうそう、そうなるんだったら手頃な子にその鯨を始末しても良いかもね」
 エルステッドの上半身にある一部が揺れるのを捉えたアルッパーは防音窓硝子を者ともせず「さっさと下りてきて俺に食われろオオオ!」と叫ぶ!
「運が良かったな、鯨よ。今日の俺は紳士的だ」
「それは良かったな、艦長。そろそろカナハン先生。あれを出して貰おうか」
「全く五月蠅い鯨は黙らせるのが一番のようですね。じゃあ出しますか、島田エリート兵を」
 アルッパーは音がする方へ身体を回す。その先にある転移扉に現われたのは全長がアルッパーの五十分の一以上。人型で一見すると伊達筋肉に見える男。
「貴様か。鯨の癖して俗物臭が漂うのは」
「オイ、二本足共! こいつのどこが兵士だよ! 脚本家共が厨キャラとしてる奴に外見が瓜二つじゃねえか!」
「有り難く余が解説して進ぜよう。奴は間違いなく島田エリート兵という名前だ。一見すると鉄郎に赤ん坊の頃から恨みを抱くような碌でもない奴の姿をしていて、性格は女が世の中を動かすと言いながら自分が影から支配しようとする木星帰りのエリートみたいな嫌な奴だ。
 けれども戦闘力は間違いなく高い。せいぜい破滅の王に捧げられない事を祈るのだな」
「けれどもいいの、艦長? このままではアルッパー君が死んでしまうわ。相手があの大魔王では」
「死んだらあそれまでの鯨。また探せば良いだけの事よお」
「もしや<アラレ>との戦争に備えるというのですか? このアルッパーが<アラレ>を討ち滅ぼせる程の力を秘めましょうか?」
「アーア、気に入ってたんだけどなあ。アルッパーく--」
「またんかああ、てめえら! さっきから聞いてりゃあ俺を『アルッパー』と呼びやがって! その呼び名はあの糞ムカツク二本足以外しか知らねえぞ!」
 ワカモト達が居るフロアの窓硝子に五度以上体当たりするアルッパー。
「お教えしよう。この私は君が付けていた電子発信器からこんなメッセージを解読しました」
 カナハンは右手を出してアルッパーに見せる。そこには何と--アルッパー追跡用魔法--とミクロンサイズで描かれていた。
「あの二本足メエエエエ! 絶対に食ってやるウウウウウ!」
「どうやらこの子にも相棒は居るみたいね」
「口ぶりからして恐らくは余らと同じ人間……まあ今はどうでも良いだろう。
 艦長、本当に島田エリート兵を当てても大丈夫なのかな?」
「『下手をすると殺しかねない』とでも言いたいのか、ウラァキよ」
「島田エリート兵の戦闘力は現在でも『530000』はある。カナハンの第一形態並の戦闘力だ。確実に死ぬぞ、今のままでは」
「まあ死んだら私らの見込み違いだったで済みますよ。ただ、この鯨……間違いなく死にそうな雰囲気がしませんなあ。私と同じように何度やられても立ち上がりそうな気がしますねえ」
「お喋りは済んだか、二本足共! そこから下りて俺に食われろよ!」
「俺を無視するのか、アルッパーとやら?」
 いつの間に背後をとった--アルッパーが気付く間もなく島田エリート兵は尾ヒレまで接近!
「もう戦闘は始まってるみたいね。果たしてどちらに勝利の女神が微笑むか、楽しみだな」
「私は島田エリート兵に賭けよう。人間が鯨に負ける展開なんて珍しいからね」
「じゃあ私はアルッパー君に賭けてみるわ。だってこれほど胸が躍る実験材料は見た事ないんだから!」
「てめえら! 俺を賭け物にしてんじゃ--」
 島田エリート兵に尾ヒレを掴まされ、窓側より反対方向にある壁にぶつけられたアルッパー!
「ガアア! てめえ--」
 喋る暇も与えず、アルッパーの肉体に三十六発もの右ジャブを与える島田エリート兵--戦闘力五十三万もあるビルダー体型の男から放たれた一撃一撃で大きく怯む全長百メートルもの巨体!
 この程度か、アルッパーよ--左ハイキックで右顎に与えられて吹っ飛んだ先にある壁に半径七十五メートルものクレーターを形成!
 島田エリート兵の追撃に終りはない--中心部に左ストレート、右飛び膝蹴り、左アッパー、右ハイキック……攻撃の雨は止まらない!
「一方的じゃないかあ、皆の衆」
「たかだか戦闘力三桁の鯨と六桁の戦闘民族……一方的にならない方がおかしいものですよ」
「結局そこまでの子だったのかな、悲しいわ」
 ん--ウラキは右手の平にある方位磁石スカウターに目を配る。
「どおうした、ウラキ? スカウターがどうかした?」
「ええ、艦長。どうやらアルッパーとやらの戦闘力が異常な数値を叩き出してるようだ!」
 見せて見せて--エルステッドはウラキの所持したスカウターを盗る!
「何か解ったか、エルステッドよ」
「確かに異常だわ! 見てよ、みんな!」
 エルステッドは右手の平を見せるように三人の方へスカウターを翳す!
「な、何イイイイ! こんな馬鹿な事があるか!」
「どううやらアルッパーは間違いなく逸材だな!」
「余が見た時は『1256』から『28877』に倍増していたが、ここでは更に……何!
 戦闘力『12569876』だと!」
 ウラキが某戦闘民族の王子のような顔芸をしている間にアルッパーと島田エリート兵の戦いは何時の間にか熾烈な激戦に変貌!
「やるなあ、アルッパーとやら!」
「隙を突いて食らおうとしたのにいつの間にゴリマッチョな肉体に膨張したと思ったら髪が金色に変化しやがって!」
「これが俺達戦闘民族の潜在能力『SS人』だ!」
 ワカモトらの居るフロアの窓以外全ての壁に半径五十メートル以上のクレーターが量産されてゆく--凡人やちょっと強い連中では全く見えない速度と手数、ヒレ数による攻防が部屋全体で繰り広げられる!
「この俺が押されてる……だと!」
「まだ光を超えちゃあいないぞ、二本足イイイ!」
 現在両者の速度は秒速210027m/s……『SS人3』まで程遠い速さだ。
「島田エリート兵が押されている! こんな馬鹿な事があるかああ!」
「叫ばないの、カナハン。それにしても凄い成長よね。こんな短期間に五ケタ以上も強くなるなんて有り得るの?」
「もしや……『メアリー』の素質があるのでは?」
「『メアリー』? 何でしょうか、艦長?」
 メアリー……別名メアリー・スー。かの伝説的なSFドラマの同人物。ここで説明するならとある宇宙を基に二次的に誕生した宇宙を指す。その宇宙で説明不足の人物が唐突に大活躍する事やあからさまな設定だったり、その宇宙では出来るはずもない視点で物事を言う人物を指す。メアリーはあらゆる意味で魅力を損なわせる存在。例えば暴徒鎮圧に慣れた霧やヘタレを克服しすぎて理不尽な苗木誠、後はデュアン・マイッダーら門番達がこの宇宙に来てよく似た世界の良く似たキャラを一蹴する事も十分メアリー・スーである証拠だ。
「それは大問題だ! このまま巨大鯨に負けたら島田エリート兵のプライドが傷つきかねん! 艦長! お願いします!」
 いや、待て--ワカモトはアルッパーが何かの仕種をするのを待つ。
 一方のアルッパーはとうとう戦闘力を『987654321』まで到達し、なおかつ光と同等の速さまで力を戻した--速度で増すはずの島田エリート兵は先回りしているはずが、光の速度で迫るアルッパーを捉えきれずにやられるばかり!
「馬鹿な! この俺が鯨如きにやられて……ぐわああ!」
「これで止めだああ! プロトン砲を食らえ!」
 アルッパーは体内にある放射能を一点に集中して口から放つプロトン砲を島田エリート兵にぶつけようとしていた!
 その時、ワカモトは「今だ、ウラキ!」と逆巻いた声で指示!
 古来からメアリーはお断りだよ、アルッパーとやら--ウラキは胸ポケットにある片手で押せるスイッチに親指の力を入れる。
 すると右横からクー・ホリンが使っていそうな槍がアルッパーのサイズに合わせた状態で彼の者を貫く!
 ギャアアア--突然現われた槍を受けてアルッパーは部屋中を跳ねるように悶える!
「フフフ、艦長も中々鬼畜ですなあ。まさか伝家の宝刀『横槍』を入れるなんて」
 横槍……それは勝手に動きまくるキャラを抑え付ける為に創造主がどこからともなく飛来させる通告。本来ならば第三者が二人同士の問題に介入する意味として使われる用語だが、創造主が作りし超宇宙では善悪関係なく引き延ばされたり、終わらせたりする為に使用される。例えばウィークリーJプ超宇宙太陽系ではアンケート結果が全てに比例。これが上位に入れば創造主の意志に関わらず引き延ばされる。或は下位に入れば終わらされる。
 前者における引き延ばしの横槍について説明しよう。引き延ばしは創造主の誰もが望むもの。物語を最後まで終わらせるには引き延ばしは一番効果のある横槍。ところが、終わらせたいのに引き延ばされる場合はその超宇宙に悪影響を及ぼす効果は計り知れない。例えば働く意志の全くない創造主が支配するヨシヒロT超宇宙ではユウY宇宙でシュワルツネガー戦で終わるはずが水瓶座のカミュ編以降も引き延ばされ、そこから設定がどんどんおかしくなってゆく。挙句の果てには鈴木さんですらシュワルツネガーより強くなるというおかしな現象が発生し、事実上その宇宙の魅力が損なわれる形となった。他にはざわつく描写で有名なノブユキF超宇宙にある天宇宙の過去にあったシゲル時代で主人公の白髪と落ち着きの良くないキチガイ老人が端から見ると約十年も麻雀をやった挙句に何故かキチガイ老人が地獄で鬼やら閻魔大王と死闘を繰り広げ、更にはどっかの巨人が主役の超宇宙を真似るように地上で好き放題やるという最早麻雀関係なしの展開をやらかしたせいで別の意味で魅力を出しているものの、古くから愛好してきた者にとっては苦笑い以外なにものでもない。このように引き延ばしはいい影響を発揮する事は皆無だ。無論このように長々と説明する事も引き延ばしの一つではあるが。
 では後者における打ち切りの横槍について説明しよう。それは創造主ですら逃れ得る事の出来ない最後通告そのものである。これを突きつけられたら最後、創造主はその宇宙におけるいくつかの複線を急いで回収しなくてはならなくなる。故に展開が急激になり、尻切れ蜻蛉な終りを迎える事が多数。例を挙げるならマスダK超宇宙に住むとある作者夢野何たらの作品群はいい参考材料となり、その中でも剣聖タケルは最早伝説級で四天王の一人の不死身な能力をたった一回刺されるだけで済ませるどころか、他の四天王まで同時に始末した挙句、いきなりラスボス戦に入り、ラスボスから効果アイテムなしでも倒せる事が判明、なおかつ主人公には妹が居ない事も判明するどころか、ラスボスが両親を逃がしていたという事実まで判明した後に最後は戦う直前で終わるという展開には多くの魅力が詰まる。他にはヒロユキT超宇宙のマンK宇宙ではあまりにも多くの複線を回収するどころか、終盤はダイジェスト方式になり、更に予想出来ないのはラスボス役のキャラが王女状態で締めくくるという斜め上をやらかしたせいでゲンナリする者が多数出た程。もう一つ例として挙げるならクルマダM超宇宙の野郎坂宇宙では最早回収不可能なくらい複線を抱えたまま主人公が坂を上ってゆく場面で終わった……はずが『未完』という文字で締めくくるという展開。つまり、創造主は終わらしたくない一心で締めくくった(というよりも凍結させた)二文字は伝説となり、今でも続編を待望する者は居るとか居ないとか。このように打ち切りは創造主達に多大な圧力を与えると共に複線を回収する暇さえ与えないのが現状。無論、我々の超宇宙も例外でない事は覚えておこう。
「随分長い説明どうも有り難う。それで誰が説明していたのか解らないわ」
「とにかくアルッパーは悶え苦しんだ挙句にとうとう身動き一つとれなくなりましたね」
「あれだけ長ければその様子さえ書き記す時間はないだろう。とにかくこれでアルッパーとやらは死んだ……ン?」
「どうしたあ、ウラキ?」
「本来スカウターの画面は対象が死んだら表示されないはず……なのに!
 見てくれないか、画面を!」
 本当だわ--エルステッドはスカウターが『1234567890』と表示されているのに目を爛々と輝かせる!
「何を嬉しそうなのですか、エルステッドさん」
「だってアルッパー君をこれからも観察出来るじゃないの。こんなに嬉しい観察対象はないわ」
「けれども奴はメアリーだ! このままではこの宇宙の強者を難なく屠り、活躍の場を奪うのだぞ! 何としても……ん?」
「どうしました、艦長?」
「そう言えば発信器は誰が付けた?」
「えっと確か……誰でしたっけ?」
「フロイライン・エルステッド、忘れるなよ。確かあのアルッパーとやらには相棒が居ただろう?
 頑なに殺意を抱くあの--」
 いつからあの二本足を相棒にしたああ--突然起き上がったアルッパー!
「何! 槍刺さったまま起き上がるなんてこいつはどこまでメアリーなんだ!」
「となればあ、その相棒もメアリーかも知れん……アルッパーとやら」
「さっきから気になってるが、俺をそんな名前で呼ぶ--」
「我々に協力しないか? そうすればあ好きなだけ人間を食べられるぞ」
「俺は今にもてめえらを食べてえんだよおお!」
「メアリーの癖に私達に協力せんとは! 都合良く協力せんと人間を与えないどころか今度はお前の仲間である鯨の同胞を解体するぞ!」
 さ、さすがにそれだけはやめてくれエエ--アルッパーにも弱点はあった。
「いけるいける。鯨を超えた子だけど意外に同胞思いなんだね」
「本当に二本足を好きなだけ食えるのか?」
「ああ、約束する。ただし、目の前の島田エリート兵や我々ではないぞ。通称『雑魚』と呼ばれる名前も与えられず、人権すら存在しないモブキャラをプレゼントしよう」
 雑魚キャラ……それは古今東西から存在するエキストラ。彼等はワカモトが言ったようにモブキャラと大して変わらないくらい主役やちょっと強いキャラなどにやられる為に存在する人権のない存在。ただし雑魚キャラにも分類はあるが、ここでは二つを紹介しよう。それは影の主役たる雑魚キャラと雑魚っぽい脇キャラ。
 影の主役たる雑魚キャラとは主役ではないが、主役と同等かそれ以上に存在感を表す。やられキャラではあるがそのやられっぷりも含めて魅力を与える存在。例えば暴れん坊将軍や剣豪などに斬られる為に存在する斬られ役がそうである。彼等の斬られっぷりは見事でそこに暴れん坊将軍の見事な刀捌きを引き立たせてくれる。他には機動戦士と共に一話から最終話まで登場するモノアイ型の機動兵器がそうである。彼等は様々なバリエーションで登場。赤い人が三倍速く見せるような専用機があったり、電磁鞭を持った一味違う物もあったり、ジェットストリームアタックをかけるような黒い物もあったりなどそうしたバリエーション機が登場しても最後まで原形を留めた本機は登場し、機動戦士と比肩する魅力を与えてくれる。なので雑魚キャラがいるから主役や脇役が引き立つのを努々忘れぬように。
 雑魚っぽい脇キャラとは名前有りなのにいかにも雑魚キャラの空気を匂わせるキャラの事。本来ならばモブキャラとして退場してもおかしくない程に小物で何でいるのかさえ不明である。例えば某裁判物に出てくる大体の小事件の背後にやはり貴様かと思えるキャラがそうだ。奴はいかにも雑魚キャラの雰囲気を漂わせながらも最後まで脇キャラを演じた存在だ。他には死体で発見されるはずだったドレッドヘアーの男。奴はあらゆる意味でいつ死んでもおかしくない状況であっても最後まで生き残り、脇キャラを演じた存在。他には女と間違われそうな中学生。彼は全ての媒体宇宙であってもいつ死んでもおかしくない呪われたクラスで生存するという希有な存在。名字が四文字の相棒や眼鏡の相棒は別媒体では無惨に犠牲となったが。とこんな具合に彼等のように雑魚と変わらない匂いを放つ脇キャラはあらゆる意味で貴重である……雑魚キャラの説明になってないか、これ?
「--というわけだ。これならそなたの条件に適うだろう?」
「いいだろう、協力してやろうじゃねえか!」
「やったわね! これで--」
「早速だが、二本足を食べさせろ!」
「あのなあ、アルッパーとやら。物事には順序って物があるのよお。さすがに作者は次のページを書こうとするんだ。
 よって二本足のフルコースは次のページで出すぞ、いいな?」
 メタってんじゃねエエエエ--アルッパーの叫びは艦隊全てに響いた!

 一方、デュアンの方は武者修行して二十年目に入る。戦闘力は未だに『1200』しか上昇しない。
(弱い奴ばっかり相手しても意味がない。本来ならばもうそろそろ敵組織が出ても良い所だろ。どうも俺は遊ばれているようだな。
 はあ、とにかくことしも天下一舞踏会にでも参加するか? そしたら少しは強いのと出会えるかもしれん。
 ちなみに俺の寿命はこの星とは連動していない。それに加えて少々肉体改造を施されているから普通の奴から見れば千年どころか万年以上長く生きられる。まあそうゆう設定だ)
 デュアンに忍び寄る影は二十年目にしてようやく動く……



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プロフィール

Author:darkvernu
 どうも大阪府に住むdarkvernuです。
 自分の趣味はネットサーフィンする事と偉そうに批評する事と、たまに読書をする事。今はそれだけです!
ちなみに読む本は主に経済本や評論本、たまに数学関連や科学関連の本を読みます。歴史も好きなのか歴史関連を読んだりもします。ただし、その分野に詳しいかと言えば、ドマイナーだと自分で思います。ただし、小説関連は余り読みません。何故なら自分は三流未満とは言え小説家なので手塚治虫の言葉を応用して小説は読まないように心がけてます。神話や昔話、童話は読みます。小説というジャンルとは違うので。今度はSF界の重鎮作品も読みたい気分です。
 好きな食べ物は数えきれませんので嫌いな食べ物は基本無いです。苦手な事は就活。いや本気で。今はギリギリでいるか或はその前に貯金を使い果たすかのどちらかだ。

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